2016年11月17日(木) 316

勉強会「高速道路の安全運転について」

講師の下田氏講師の下田氏 平成28年度第2回勉強会として11月17 日(木)15時より協会の会議室において、仕事でもプライベートでも頻繁に利用している首都高速道路について、首都高速道路株式会社 東京西局 交通管理課長の下田雅樹氏を講師にお招きしてお話を伺いました。
 まず始めに、首都高速道路の成り立ちについてお話頂きました。一般的に首都高速道路は昭和39年に開催された東京オリンピックのために造られたと思われていますが、実はその随分前から建設が計画され、昭和37年12月20日に開通していたとのことです。
 その背景には、昭和25年以降高度経済成長期に突入し、建設ラッシュ、個人消費の拡大、自動車保有台数の急増があります。その一方、街路整備は不十分で、都心部の交通混雑が増大しており、昭和40年には全ての都心部主要交差点が飽和状態となり、街路交通はマヒすると予測されました。
 そこで、街路機能を補完する「連続した立体交差道路」を計画し、急ピッチに整備が進められました。昭和26年には、東京都による予備調査が開始され、昭和28年に「首都高速道路に関する計画」を報告。昭和34年に首都高速道路公団法が公布、施行されました。
 同年5月には東京オリンピック開催が決定され、オリンピック関連施設と羽田空港を結ぶ路線は優先的に整備されることになり、昭和39年に4路線32kmが開通しました。
 敏速に工事が進んだ理由としては、道路整備への理解が得られやすかったこと、初のオリンピックに向けた機運の盛り上がり、既存の道路・川・堀・水路の上空などの徹底した用、が上げられます。
 その後、平成27年3月に首都圏3環状道路(中央環状線)全線が開通し、アクセス性の向上や、迂回機能の強化によって交通整備の効果が得られるようになりました。
 首都高速道路には、都市高速道路と都市間高速道路とがあり、路線延長は370.7km、ETC 利用率は94.1%、1日平均98.5万台の車が通行しています。
 現在の首都高速道路の特徴は、①構造物(道路)の形状が複雑(カーブ・アップダウン・路肩が無い・入口出口JCTの距離間や構造、案内標識が複雑)②多い交通量(大型車は高速道路の約2倍、一般道の約5倍)③進行する高齢化(約40%が40 年経過)④維持管理の継続(約95%が高架橋・トンネル等の構造物)といった多くの課題を抱えています。このような対策にも、交通管理課の方々の日々のご尽力が下田氏のお話で良く理解できました。
勉強会の様子勉強会の様子 私たちが安全に利用する上で注意すべき点は、①安全速度②十分な車間距離③シートベルトの着用、があります。また、カーブや分岐合流部、渋滞の末尾、雨の日にも注意が必要です。黄色いパトロールカーが毎日2時間おきに活動していますが、これは落下物による二次被害や、歩行者や自転車等の誤進入による事故多発に対しての見回りのためです。
 事故を起こせば、命に係わるリスク、多大な出費に関わるリスク、イメージダウンのリスクにつながります。日頃から自分が事故の原因をつくらない運転、事故に巻き込まれない運転、他人に事故を誘発させない運転が肝要です。今回の勉強会では、幾つもの実例を写真や動画で学ばせて頂き、少しの油断が引き起こす大事故の恐怖を、女性部一同実感させて頂きました。
 最後の質疑応答では、日本橋の上空の高速道路に関して、老朽化が進んだところで地下への建設を検討することや、災害時はカギを車につけたままその場から離れること、など教えて頂きました。この教訓を社内でも家庭でも共有し、安心安全な毎日を過ごして参りたいと存じます。
 ご指導頂きました下田氏に、心より感謝申し上げます。

((株)リーテム 陶山 純子 記)

2016年11月11日(金) 316

第5回「e-Lady21 のつどい」~岡山県

記念撮影記念撮影 平成28 年11月11日(金)「第15 回 産業廃棄物と環境を考える全国大会」が岡山県岡山市のホテルグランヴィア岡山で開催されました。全国より多数の参加者を迎え、今後の処理業界のあり方や優良な人材の育成について、また「産業廃棄物業界における低炭素化について」行政・処理業界・学識経験者の方々により、幅広く議論が展開され有意義な大会となりました。
 また、全国大会開催前に昨年同様、公益社団法人 全国産業廃棄物連合会・一般社団法人 岡山県産業廃棄物協会のご理解とご協力を賜り、同ホテル3階「クリスタルの間」で関東地域協議会女性部会主催による第5回「e-Lady21のつどい」を開催いたしました。
 埼玉県、千葉県、東京都、岡山県、広島県、山口県、兵庫県、茨城県より総勢26名の参加となりました。主催者を代表し、当協会女性部二木部長より開催を宣言し、引き続き、今回のこの出会いを機につながりが深く広がるように情報交換や勉強会など、共有しながら成長し、女性の活躍が求められている時代のお力になれるようにネットワークを広めていきましょうと、挨拶がありました。次にご来賓の全産廃連・会長 石井邦夫氏から、祝辞ならびに女性部のネットワークが全国にひろがることへの期待と激励のお言葉を頂きました。そして岡山県協会・会長 大塚雅司氏より「ようこそ岡山へ。全国大会でe-Ladyの集いをありがとう」と元気な一声に始まり、「生き生き働く社会に女性の力を寄与していただきたい」と温かいお言葉を頂き、意見交換会へ進行の運びとなりました。今回のテーマは「社員が生き生き働くための仕掛け」です。
 まず、岡山県を代表してお二人からご発言を頂き、その後テーブル毎に意見交換を行いました。
 初めに、(株)平松運輸・専務取締役 平松徳子氏(社員数80名)より「家族の協力があってこそ、仕事と家庭の両立があること、男も女もお互いに思いやりの気持ちを持つことが感謝の気持ちを生むことになり、生き生き働く原動力になります。また、管理者、経営者として、明るい職場づくりのために実施した、社員の企画による全員参加の社員旅行やランチなどが効果的でした。お互いをよく理解することや、おしゃべりを通してヒントを見出したりします。ストレスのない職場こそ、お客様への気配りも出来てとても良い空気が生まれます。経営者も従業員もお互いを理解し、お互いの意思を尊重しあうことこそが大切だと思いますし、日本の未来を明るく照らすに違いないと信じます。」と力強いご意見を頂きました。
 次にDOWA マネジメントサービス(株)/エコシステム山陽(株)・有吉利枝氏からの発表です。
 若くて可愛らしくドキドキしながら話されることから、会場からどよめきと「がんばれ!!」とエールが送られる場面もありました。自社工場の強みとして3 つの焼却炉を持ち、そのうちの一炉で稼働している「PCB 汚染物処理」を紹介、また資材調達・価格交渉などの仕事をこなすという、凄腕のたくましい営業女子の片鱗を垣間見た気がいたしました。
 「テーマに挙げたいことは4 つあり、①資格報奨金 ②改善提案活動 いずれも賞金が細かく設定されていますが、現金支給ということもあり現場からも意欲的に取り組んでいます。③にファミリーデーを昨年より開催し、従業員の家族を対象に自分のお父さんお母さん、または子供の働く職場や現場を見学し、頑張っている姿を身近に感じて頂けるきっかけとなっております。家族から見て「いい会社だね」と誇りに感じて頂けるように頑張っております。最後④は会社主催の「女子会」です。各部門合わせて11 名中、10 名の女性社員が集結し、8 月に第一回目を開催。女性の目線で見て「思うこと」「感じていること」「困っていること」を普段言い出せないことも思いきって話し、激論した結果、改善されたことが多々あり、女性陣のストレスも軽減されてよかったこと。会社として女性のチカラに大きな期待を寄せて下さっていることを特に実感し、頑張ろうという気持ちが沸き上がってきます。」と熱弁され、会場からは拍手喝采となり、各テーブルからも様々な取り組みについて御意見がたくさん交わされました。
 最後に兵庫県協会青年部に所属し、関西の現場系環境コンサルタントとして活躍中の武本かや氏から「関西エコ女会」の活動について紹介されました。強い信念を持った女性3 人で活動され、社会貢献となる事業を実現する目標を掲げながら、障がい者支援学校・職業訓練所に行って障がい者雇用の現状や要望などを聞き、自分たちの関わる分野や事業を通じて貢献できることはないか少しずつ具体的な計画を立てて活動していると、熱く語られ、女性ならではの視点で強く深い母の愛を感じさせられました。

 昼食をはさみながらの集いでしたが皆、お弁当もそこそこに熱心に耳を傾け、討論できました。その中で一つの共有した思いは語らずとも同感したと思います。この思いをまた来年に向けて高知県でお会いしましょうと誓い合い、閉会といたしました。
 

(株)トーホークリーン 前川 佑子 記

2016年10月13日(木)〜15日(土) 315
平成28年度施設見学会

北海道研修旅行

~ 2015NEW環境展での出会いから、2年越しの計画が実現~

北清ふらの(株)代表取締役社長 中野氏を囲んで北清ふらの(株)代表取締役社長 中野氏を囲んで女性部では部員の知識向上のため、毎年「施設見学」を実施している。昨年度は「廃棄物の島内処理」をテーマに挙げ見学先を検討した結果、費用負担を考慮して自粛する運びとなり、2年越しで今年度に臨んだ。訪問先は北海道で廃棄物のトータルサポートを実現している「北清グループ」4社。『2015NEW 環境展』(主催:日報ビジネス(株))において、女性部が出展したブースに北清企業(株)営業部平野由美氏がおいでくださったご縁で実現した。平野氏には、見学行程の計画および当日の随行まで多大なご協力をいただいた。

 

1 角山開発 株式会社/江別市
角山開発(株) 焼却施設角山開発(株) 焼却施設 10月13日(木)10時30分、参加者21名は札幌千歳空港へと降り立ちバスに乗り換え、最初の見学先である角山開発(株)へと出発。いよいよ念願の北海道研修旅行のスタートだ。研修会チーム進行のもと、二木部長より実現への2年越しの思いが述べられ、車中アナウンスは夕鉄バスガイド渡部恵美子氏にバトンタッチ。今回は移動が広範囲なため、3日間お世話になった。優しい語り口調は車窓の景色を一段と引き立ててくれる。
 11時10分、角山開発(株)へ到着。3グループに分かれて、廃棄物リサイクル施設・焼却施設を見学。受入は主に建設廃棄物・感染性廃棄物・動植物残渣を取り扱っており、ストックヤードも完備。入庫後、破砕を経て焼却。特徴としては焼却する前に廃プラスチック類・その他廃棄物をミキシングピットにて汚泥とミキシングし混合廃棄物として組成を調整後、特殊階段式ストーカ炉(燃焼炉+二次燃焼室)で焼却する点があげられる。焼却プラントはダイオキシン発生制御のため高温で燃やし一気に冷やさなければならないので、中央監視室にて投入量を調整、カロリーを制御し炉の温度を調整し操業している。また、熱利用温水回収設備により冷却ストーカに通水した温水を利用して、積雪時への対応もしているとのことであった。感染性廃棄物は他の廃棄物とは別に保管し、空調管理を行って菌が繁殖しないよう低温で管理、「感染性廃棄物昇降機」により分離したままの状態で炉内まで搬送する仕組みとなっている。処理能力は45.6t/日、操業時間24 時間2交代制で運営している。焼却灰は年間40〜45万t で自社埋立て処分場にて処分している。
 北海道ならではの広大な敷地に各施設が直線上に配置されており、理想的な動線を描いたプラントであると感じた。冬場は積雪2m という厳しい環境下で、越冬対策が工夫されている点に新たな発があった。


2 えべつ角山パークランド/江別市
健康のために、先ずは野菜から・・・健康のために、先ずは野菜から・・・ 12時10分、バスは次の目的地であるえべつ角山パークランド(北清コーポレーション(株))へ到着。かつての最終処分場で、埋立が完了した土地の有効利用と地域の方々への恩返しのために、北清企業の川井会長がパークゴルフ場を建設した。(パークゴルフとは…1983 年北海道発祥:ゴルフとゲートボールが融合したレジャースポーツである。渡部恵美子氏より)
 公益社団法人日本パークゴルフ協会公認コースで、広さ3,632㎡・8コース・全72ホールと恵まれた自然環境の中で、ゆったりとプレーが出来るレイアウト。地域の方々などが気軽に利用している。また、施設内にはレストランがあり、北海道ならではのジンギスカンなども楽しめる。

 女性部一行もお勧めのジンギスカンコース(おにぎり2個付)で昼食タイムを取る。たっぷりの野菜に覆われた「たれ漬けラム肉」が美味だった。広大なパーク内を自由見学し、平野氏より建設当時の川井会長の思いを伺う。「常に地域と共に新しい環境づくりを心がけております…。」とのお言葉が印象的であった。処分場跡地とは思えないほどの爽やかな緑に囲まれ、まったりとした昼休みを満喫し、バスにて一路次の見学拠点へと向かった。


3 北清リサイクルファクトリー・北清リサイクルセンター/札幌市
 午後最初の見学先は、北清リサイクルファクトリー(北清企業(株))。主に、廃石膏ボードのリサイクルとバイオディーゼル燃料の製造を行っている施設である。
廃石膏ボードを粉砕分離機で処理廃石膏ボードを粉砕分離機で処理 かつて埋立てが主流だった新築系住宅建設などに使用される新品石膏ボードの端材廃棄物を特殊製法で「エコプラスターライン」というグラウンド用ライン引き粉に再生し、リサイクルを可能とした。端材の石膏ボートを粉砕分離機にかけ「紙」と「粉」に分ける。「紙」は廃プラスチックと混合、発電所の燃料として再利用する。「粉」は更に篩いにかけ、荒いものと細かい粒子のものに分ける。荒いものは土壌改良中和剤に、細かいものは「エコプラスターライン」に再生。平成20年4月、日本理化学工(株)とOEM 契約(納入先商標による受託製造)を結び、エコマーク認定商品として販売を開始。全国各地の教育施設・スポーツ施設で使用されている。粉の成分は石膏から出来ているので(PH7.5=中性)、体にやさしく無臭、一昔前まで一般的に使用されていた、消石灰を主成分とするライン粉よりも、目に入ってしまったときの角膜や結膜への損傷度・視力に影響する障害などの健康被害が少ないとのこと。学校の建設工事にて出た石膏ボードの端材を利用したリサイクル製品ということもあり、再生された「エコプラスターライン」を社会貢献の一環として、学校に寄付をしている排出事業者もあるそうだ。
 バイオディーゼル燃料(BDF)とは、使用済み植物性油を原料にした軽油(ディーゼル)の代替燃料のことである。平成15年5月、施設内に「廃食油再生燃料化装置」を設置し精製を開始。寒冷地であることから製造過程において温度の影響を受け易く、自社トラック使用分のみを製造し走行を開始する。BDF は排ガス中の有害物質が少なく、軽油とほぼ同等の走行性、また、バイオ再生可能エネルギーのためCO2出量はゼロとカウントされ、企業のCO2出責任の軽減に貢献することができ、平成23 年から自社のBDF 使用をお客様への付加価値サービスとして「カーボンオフセット付き廃棄物収集運搬」を提供。BDF 使用車両にて廃棄物を収集した際に、削減されたCO2と同量の排出権「CO2削減証書」を発行し、お客様のCSR 活動に貢献している。
 続いて、北清リサイクルセンター(北清企業(株))を見学。主に、RPF の製造を行っている。
 かつて、積み替え保管施設であった拠点をリサイクルセンターに移行。当初、施設は野ざらし状態であったが、新たに建屋をつくり作業環境の改善をした。平成24 年12 月、施設内に「固形燃料(RPF)製造設備」を設置し、札幌市内で唯一の民間処理場としてのRPF 製造を開始する。RPFとは紙くず・木屑・廃プラなどを破砕機で細かく粉砕し、熱を加えて成形した固形燃料のことで、主に石炭・重油などの化石燃料の代替として製紙工場や鉄鋼業界・熱供給会社で使用され、CO2排出量が削減できるエコロジーエネルギーとして注目を浴びている。札幌市内で発生した可燃系の廃棄物は札幌市内で固形燃料へリサイクルされ、年間製造量2,400tのうち約8割が札幌市内の熱供給に利用されている。土地柄、暖房用としての需要は大きい。まさに、廃棄物の発生から収集運搬、リサイクルの流れを札幌市内で循環させる「域内処理」を実現した。
 両拠点とも、北清企業(株)の理念=「埋める・燃やす」から「使う・活かす」へ=のもと、文字通りの北清エコストーリー(「生まれています。廃棄物に新たな価値。北の未来に、新たなHOKUSEI 物語。」Corporate Guide Book より)を担った中間処理施設であった。地域の廃棄物を収集⇒地域で再生⇒地域のエネルギーとして活用する。Made in HOKUSEI で循環型社会の実現を目指す。全てはお客様の満足のために、あらゆる創意工夫をし、独自のアイディアと設備により最適で最善なサービスを提供する。HOKUSEI コンセプトが浸透された現場であった。
 以上、4拠点の見学を終え、初日の施設見学は終了。バスは「2015夜景サミットin 神戸」において、長崎・神戸とともに「日本新三大夜景」の認定を受けたと称される「札幌/藻岩山(もいわやま)」へと向かった。山麓駅からロープウェイ・もーりすカー(森林体験型のミニケーブルカー:2両編成で運行)と乗り継ぎ、もいわ山頂駅へ。夜景には少し早い時間帯であったが、夕日を帯びた展望台からの眺めが、幻想的で異次元を思わせるロケーションだった。
 17時30分、藻岩山を後に宿泊先のホテルへと出発。夕食は、お楽しみの北海料理を堪能し、1日目を終了した。


4 赤平管理型最終処分場/赤平市
最終処分場をバックに最終処分場をバックに 14日(金)8時30分、ホテルを出発し、2日目の見学先へと向かう。札幌IC 〜滝川IC 間( 道央自動車道) をひたすら走り、10時に目的地である赤平市に到着。北海道は広大だ! 角山開発(株)赤平事業所・高橋友行氏にアテンドいただき、赤平産業廃棄物最終処分場を見学。
 浸出処理水を河川に放流しないなど、周辺環境に最大限配慮した「簡易型クローズド方式」採用の地域融和型産業廃棄物最終処分場である。移動式履蓋施設( テント構造) を利用し、自然の降雨・降雪に左右されない埋立作業が可能で、出水発生量の抑制、廃棄物の飛散防止、景観の向上など、より環境にやさしい施設である。
 概要は、埋立て面積:12,200㎡、容積:82,600㎥、期間: 平成19年12月から平成29年11 月までの10年間としている。埋立場は3区画に分かれており、その1区画の中を、さらに4 区割りに分け、奥から順に埋立てしている。4区画に分けた1区画は1年間で埋立て完了となるとのこと。
 新たに、平成29年以降を見据えた処分場の建設も着工されており、広大な土地を有する北海道ならではと実感した。最終処分場による環境汚染に対する懸念は簡単にはぬぐい去ることは出来ないが、地域に受け入れられるために多くの配慮を施したこの施設の形態が圧巻だった。
 11時00分、最終処分場を後にし、バスは次の訪問先である富良野市へ移動。途中、そば処にて昼食を取り、富良野市役所近くの「フラノマルシェ」で買い物& 休憩。女性部ならではの欲張りメニューだ。


5 富良野市役所/富良野市
 13時30分、お約束の時間に富良野市役所にてご挨拶。富良野市市民生活部環境課課長・関根嘉津幸氏による講演を拝聴する。タイトルは『廃棄物、分けて生まれる新たな資源〜資源・エネルギー地産地消の取組み』である。
 環境にやさしいまちを目指し、「富良野方式」という基本理念を打ち出しリサイクル率の向上をはかった。「燃やさない・埋めない」をコンセプトに、ごみを14 種類に分別し、生ごみの堆肥化・固形燃料用ごみのRDF化および地域利活用・容器包装リサイクル・有価物回収・衛生用品(使用済み紙おむつ)のリサイクルなどをすることとした。平成27 年度のリサイクル率は91%を達成。
富良野市役所前にて富良野市役所前にて ごみの分別には、市民の協力が必要不可欠であり、各地域にて分別研修会を行うとともに資源回収ステーション(ごみ置き場)において、地域の方々に協力していただき維持管理をおこなっている。
 また、廃棄衣料品や粗大ごみ(家具他)など、まだ使用できるものについては、毎年8月下旬にリサイクルフェア(年1回)を開催し、即売会によるリサイクル率向上にも努めている。来場者数は毎年約1,500人。
 近年、ごみ総排出量が減少傾向にある中、高齢化社会を迎え、衛生用品(使用済紙おむつ等)の排出量はここ数年で急激に増加している。使用済紙おむつ等の高水分ごみは、燃焼を不安定にさせ焼却炉を傷めてしまう原因となっている。また、将来的に施設更新などの問題も抱える中、衛生用品の資源化を検討。平成25年「固形燃料化試験」実施後、家庭系から事業系対象まで試験実施を広げ、現在に至っている。これらの試験を実施している施設が、このあとに見学する「北清ふらの(株)」である。
 富良野市は、農村観光環境都市として環境・産業・観光のつながりを強化し、好循環サイクルを目指した町づくりをしていきたいとのこと。理念を持って取り組むことにより地域一体でのサイクル構築が可能になるのだと実感した。


6 北清ふらの 株式会社/富良野市
 14時45分、今回の研修旅行における最終見学施設である、北清ふらの(株)へ到着。衛生用品(使用済み紙おむつ等)のリサイクル工場である。業務係長・今福万吉氏に処理フローについてご説明いただいた。
 富良野市の取り組みを受け、病院や施設・地域より分別した衛生用品(使用済み紙おむつ等)を回収、乾燥させRDF化し燃料として出荷。従来可燃ごみとして焼却していた使用済みの紙おむつを分別収集して燃料化処理をすることにより、地域のごみ発生量を抑制する一方で、地域の新たな熱源として活用することができる。(エネルギーの地産地消)本施設は、この紙おむつ燃料化方式による「北海道内初の導入例」である。集められた衛生用品は異物選別も兼ねて燃料化装置に手投入され、15時間かけて自動的に攪拌破砕・温風乾燥される。さらに滅菌され24時間後に綿状の燃料となる。その後、成形機によりペレット状に圧縮され、取り扱いやすい固形燃料(RDF)となる。排気に含まれる紙おむつの悪臭は、脱臭機で加熱され触媒により分解脱臭される。脱臭後の排熱は2 台の熱交換器により熱回収される。
 平成26年度・27年度ともに富良野市家庭系衛生用品を年間120tの処理をし、今年度より事業系紙おむつを月に約10t程度受入、処理を行っている。製造したRDFは富良野市リサイクルセンターへ送られ、ボイラー等、熱資源として活用されている。
紙おむつ燃料化装置前にて紙おむつ燃料化装置前にて 設備の規模が、見学前の予想と異なりコンパクトにまとまっていて、処理工程(破砕・乾燥・滅菌)全てが、同一密閉槽内で行われている効率の良さは想像を絶するものであった。少子高齢化社会に不可欠な紙おむつは大人用を中心に消費量が増え続け、燃えるゴミに占める紙おむつの割合が飛躍的に上昇し、各所の焼却炉で紙おむつ焼却による悪影響が急速に顕在化しているといわれている中、単に灰にするために焼却するのではなく、燃料化して社会にとって必要なエネルギー資源として活用するという社会構造へ変革することの意義の大きさを改めて実感した。
 15時30分、最終見学地を後にし、バスは本日の宿泊地へと向かった。途中、ラベンダー畑で有名な「ファーム富田」に寄り、見学& 買い物を満喫し、宿泊先の白金温泉へ…。「しらひげの滝」を背に渓谷に囲まれた清閑なお宿で、最後の晩餐(懇親会)を楽しむ。女性部の欲張りメニューはここにも顕著に現れ、宴会内のアトラクションでは、今回出席出来なかった女性部アドバイザー芝田麻里先生からの『産廃関連クイズ』を実施。大いに盛り上がる中、最後は参加者22名(2日目より1名参加)による円陣を組んでの合唱。今回の有意義な研修旅行を振り返り、各々が新たな決意を胸にして幕を閉じた。
 翌日の最終日は旭山動物園を見学し、18時に予定通りに羽田空港へ無事到着し、解散した。
 
 2泊3日の北海道研修旅行に各社ご理解をいただき、多数の部員が参加できましたことを心より感謝申し上げますとともに、今後も部員一同知識向上・発展のために精進していく所存でございます。
 また、北清企業(株)平野由美氏を始め、今回訪問させていただいた富良野市役所、北清ループの各ご担当の方々へ、この場をお借りして御礼申し上げます。このご縁を機に、女性部活動のネットワークが北海道にも広がることを願っております。

 

萬世リサイクルシステムズ(株) 横山 真奈美 
(株)アンカーネットワークサービス 清野 文子 

2016年9月15日(木) 314
関東地域協議会女性部会 第1 回勉強会

「気づかないでは済まされない!産廃の落とし穴」
~行政処分の事例から学ぶ~

記念撮影記念撮影 平成28年9月15日(木)、「気づかないでは済まされない! 産廃の落とし穴〜行政処分の事例から学ぶ〜」をテーマに東京都産業廃棄物協会木村尊彦専務理事、芝田稔秋法律事務所芝田麻里弁護士を講師としてお招きし、関東地域協議会女性部会第1回目の勉強会が開催されました。
木村 専務理事木村 専務理事 木村尊彦専務理事による第1部は、まずご自身の経歴を当時のエピソードを交えながらお話されました。大学を卒業後、東京都環境局(当時の公害局)に入局されてから本日に至るまで、殆ど廃棄物の仕事に携わってこられたということで、当協会女性部・二木部長の開会の辞での言葉通り、「本が出版できるほどのお話が聞ける」と聴講者たちの期待が高まりました。
 その後、事前アンケート(廃棄物処理法や廃棄物全般に関し、日頃から疑問に思っていること、要望など)に基づき、Q&A 方式で講義されました。その中で、「Q. 行政処分の指針にある「適正な対価」は、各社処理方法が異なる中どのように判断するのか? に対し、A. 行政処分の指針: 市場の半値以下。排出者が料金の合理性を示せないとき。東京都が委託する産業廃棄物の処理契約での、公表されている契約額をみると、落札額、二番札の額から最も高い入札額まで知ることができる。それによると、指針の半値という線引きは実態的。」というお話がありました。これにより自社の対価が適正であるか確認できるので、とても参考になったと思います。
 最後、まとめのお話の中で、優良な処理業者とは…「処理に関する法的、技術的専門性を有し、財務的安定性を有する。また排出事業者に処理料金の説得ある説明ができる。リスク回避上必要なことは率先して実行する」とありました。弊社では月1 回遵法会議を実施しておりますが、今後も法令遵守、顧客満足を旨としていくことが重要だと改めて思いました。
芝田 弁護士芝田 弁護士 第2部は、芝田麻里弁護士による「行政処分と行政指導」についての講義。こちらも二つの事例を挙げたとてもわかりやすい内容でした。
 行政指導とは…行政機関による、指導・勧告・助言その他の行為であって処分に該当しないもの。行政指導のルールのひとつに「行政指導はその趣旨、内容並びに責任者を明確に示して行わなければならない。」というルール(行政手続法35条)があります。
 ちょっとした質問に対する回答も行政指導に該当するそうです。「ちょっとした質問」に対する回答の場合、必ずしも責任者を明示しなければ直ちに違法になるわけではありませんが、質問者から責任者を問われた際には、行政は、責任者を明示する義務があることになるとのことです。この「ちょっとした質問」であれば、私自身もこれまで何度か経験がありますが、今後、気になる問題の場合には、責任者を確認しておこうと思います。
 次に行政処分について…行政処分の種類は、改善命令・業務停止処分・許可取消処分・措置命令があるということでした。事例に鑑みると行政処分を受けてしまう原因として、廃棄物処理法の知識が乏しく、廃棄物処理法を正しく理解していない、ということが考えられるとのことです。「廃棄物」に該当するかどうかは、総合判断説(①物の性状、②排出の状況、③通常の取扱い形態、④取引価値の有無、⑤占有者の意思等を総合的に勘案して判断するという考え方)によって判断されるとのことですが、総合判断説を具体的事例にあてはめて正確に判断するのは非常に困難なことがあるので、事業者としては、迷ったら行政に相談する、専門家に相談する、という姿勢が重要とのことです。「廃棄物」かどうかの判断を誤った結果、廃棄物処理法違反で実際に有罪判決を受け、廃棄物の撤去に8億円程度を要するため、倒産した会社もあるとのことでした。廃棄物処理法違反の行為を役員ではない従業員が業務に関して行った場合であっても、その従業員のみならず会社も両罰規定によって処罰を受けることがあるということを、聴講者全員が再認識し、身の引き締まる思いだったと思います。
 最後に、埼玉県環境産業振興協会・栃原女性部会長が閉会の辞で仰った『1 都3県(東京・千葉・埼玉・群馬)の関東地域協議会女性部会を拡大していきたい』という希望の為にも、今後も様々な活動に一丸となって貢献して行けたらと思います。

東京エコリサイクル(株) 橋本 由美子 

2016年8月30日(火) 313

地球にやさしいカフェで語る
地球にやさしいお仕事

記念撮影記念撮影 平成28年8月30日(火)、千代田区にある「アーツ千代田3331」という廃校になった中学校を利用して誕生したアートセンターで、大学生向けPRイベントを開催いたしました。
 
当日は台風10 号による悪天候にも関わらず、1人の欠席者もなく学生に参加していただくことができました。 

福原氏 講演樋福原氏 講演樋 産業廃棄物業界では、いまだ重くのしかかる廃棄物処理への理解不足、またそれに伴い業界への就職希望者が少ないという大きな問題をかかえておりますが、循環型社会形成に向けた業界の活動への理解を深めてもらうためのきっかけとして、このような企画を計画いたしました。まず始めに話題提供といたしまして、株式会社環境新聞社 編集部 福原詩央里様に「伊勢志摩サミットと資源効率性に関する動向」というテーマで、熱の入ったお話をしていただきました。記憶に新しい伊勢志摩サミットを題材に、国際社会が直面する問題として、地球温暖化対策に世界全体で取り組んでいく為の「COP21」や「パリ協定」、身近な問題として島国日本ならではの海洋ゴミのお話などをしてくださいました。その中でも印象に残ったのが、自分に何が出来るのかを考える時に、世界や地域を意識して考え行動することが意味あることだということでした。
樋口氏 講演樋口氏 講演 次に、主催者である女性部員の会社がどのような仕事をしているのか、代表として萬世リサイクルシステムズ株式会社 樋口幹高様に、同社が取り組まれている国際協力を軸にお話をしていただきました。国内のごみは減少傾向にありますが、発展途上国においては増加する一方という現実があるにもかかわらず、あまり注目されない業種です。しかし、日本から出向くと逆に注目され、人材不足も手伝って、活躍の場を見つけるチャンスや自力で切り開いていくことが、若い人でも出来る可能性があります。そうした、海外に技術提供をしていく意味の深さを語ってくださいました。
 続いて女性部員による、廃棄物の種類や処分方法・リサイクルの流れの説明があり、廃棄される物の中にも再利用出来る物があることを知っていただくために、携帯電話の解体を体験していただきました。
意見交換会の様子意見交換会の様子 そして【キャリア】【海外】【やりがい】【つながり】【社会貢献】という5 つのテーマを挙げた意見交換会です。テーマにこだわらず、ざっくばらんに話していただきたいと思い、全部で5 チームに分け、1 チーム学生4 ~ 5 名と事業者2 名でテーブルを囲み、お茶とお菓子でカフェの雰囲気を楽しみながら、短い時間ではありましたが、手さぐりながらも和気あいあいとおしゃべりをし、コミュニケーションが取れた貴重な時間になったのではないかと思います。各チーム、学生の中から1人チームの代表として話し合った内容をまとめ発表していただきましたが、各チームの代表者それぞれ個性があり、楽しい発表の場となりました。
 最後は、会場のある地域に江戸時代から受け継がれてきた【江戸一本締め】を全員でキレイに決め、台風一過の好天の中、全日程を無事に終えることができました。
 今回のイベントを通じて、更なる業界への関心を深めてもらうこと、地球を守るために出来る事をどのような形で後世に伝えていけるのかということ、改めて考えさせられる大きな課題に取り組めたことに感謝し、女性部一同、邁進していきたいと思います。

有明興業(株) 樫山 民江 

2016年7月21日(木) 312

部内勉強会
『だれもが働きやすい職場環境づくり』

映像をみながら学ぶ映像をみながら学ぶ 平成28年7月21日(木)に開催された部内勉強会では『だれもが働きやすい職場環境づくり』というテーマで、ダイバーシティマネジメントについて、株式会社FeelWorks 代表 前川孝雄氏の動画を視聴し、その後実際に取り組みが成功している宮城県岩沼市の産業廃棄物処理業者、株式会社佐藤金属の事例を参考に勉強をしました。
 ダイバーシティとは、直訳すると「多様性」のことで、「多様な人材を活かす戦略」を指します。
 現在のダイバーシティの取組の中で一番進んでいるのは、女性の活躍推進ではないかと思いますが、前川氏はそんなに簡単に変われるものではないとお話されていました。
 ダイバーシティが進まない理由は、戦後70 年掛けて男性が働きやすいように作られてきた社会・ルールを女性も働きやすいように変えていくのは同じように時間がかかること。そんな中で「女性が長く働く仕組みは出来てきた」と氏は言っています。ただ、これは女性も男性同様に働いてきたからで、これからは次のステップである長く働けるための時短・在宅の仕組み、定着して活かす仕組みの段階にあるそうです。ここには、男性だけでなく女性側の意識改革も必要だということでした。
二木部長の挨拶二木部長の挨拶 ダイバーシティ成功への3 ステップは、①相互理解 ②動機形成(意味・意義・前向き)③協働意識を持ち、現場と営業、経営者とコミュニケーションを取っていくことだと話されていました。
 昔はポストと報酬が動機形成の要因でしたが、今は全ての人が重要な仕事と意味付け、仕事に上下はなく、経営者・上司は組織を束ねる役割で、個々の仕事が組織の目的のために無くてはならないものという考え方に変わってきているそうです。今まさに私たちはパラダイムがシフトする時代にいるようです。
渡邉副部長より概略説明渡邉副部長より概略説明 すでに取組が成功している株式会社佐藤金属では、「週3 日、1 日3 時間以上」のフレキシブルなワークスタイルの提案をして、子育てに妥協はしたくないけれど、社会参画したいお母さんが多数働いています。これを成功させたのが、きめ細やかなシフト制と必要最低限の方法を示す「ガイドライン」で、これを基本としながら先輩社員が都度状況に応じた対応を丁寧に指導する「仕組み」と「コミュニケーション」の両輪が回っている成功事例でした。

司会・進行担当の平原さん司会・進行担当の平原さん 今回の勉強会で、導入したいけど就業規則が・・と躊躇していたら「イクボス式会社の就業規則」という冊子まで準備されていました。これは現在の就業規則をダイバーシティ仕様に改善するときの具体的な質問と改善案が示されていて、実践で使用できそうなものでした。インターネットからも見られますが、今回参加した女性部員も一冊ずつ持ち帰っていますので経営者、人事・総務担当の方は是非ご一読ください。
 女性部では今後も継続テーマとして、各社の成功事例・問題点などの分析にも取組んでいき、この業界が、他のどの業界にも先駆けてダイバーシティに成功することを期待します。「違い」を受け入れ積極的に生かし生かされて生きていきましょう。

((株) ハチオウ 大野 晶子 記

2016年4月21日(木) 309

第12回定時総会と全体会開催

新年度の決意も新たに新年度の決意も新たに 平成28年4月21日(木)15時から、協会会議室において女性部第12回定時総会が開催されました。
 部員39名に対し、委任状を含む出席部員数34 名、過半数の出席となり、総会は有効に成立いたしました。
二木部長二木部長 総会は、元石幹事の司会で開始され、はじめに横手事務局長からご挨拶をいただき、次に二木部長の挨拶がありました。続いて吉田幹事が議長に指名され、以下の議案について審議いたしました。

〔第1号議案〕  平成27 年度事業報告承認の件 〔第4号議案〕  平成28 年度予算案承認の件
〔第2号議案〕  平成27年度決算報告承認の件 〔第5号議案〕  役員全員任期満了につき
 役員候補者選出の件
〔第3号議案〕  平成28年度事業計画案承認の件

野村副部長野村副部長
 結果、いずれの議案も全会一致で承認され、野村副部長の挨拶で総会は閉会いたしました。
 新役員については、以下のとおりです。

女性部新役員名簿

 役職名

氏 名
 会社名  備 考
 部 長  二木 玲子  大谷清運(株)  再 任
 副部長  野村 幸江
 (株)東京クリアセンター  再 任
 副部長
 山下 智栄子   (有)スリーシープランニング  再 任
 副部長
 渡邉久美
 武蔵野土木工業(株)  再 任
 幹 事  前川佑子
 (株)トーホークリーン  再 任
 幹 事
 吉田きく江  (株)クリエイト  再 任
 幹 事
 木村英恵  白井エコセンター(株)  再 任
 幹 事
 森田珠真子  高俊興業(株)  再 任
 幹 事
 佐々木由佳  加藤商事(株)  再 任
 幹 事
 元石真祐美  成友興業(株)  再 任
 幹 事
 平原由樹  山下産業(株)  新 任
 幹 事  佐藤和子  (株)ティーエムハンズ  新 任
 幹 事  大野晶子  (株)ハチオウ  新 任
 幹 事  廣木直江  (株)昌和プラント  新 任
 顧 問  森 裕子  (株)ハチオウ  

今回、役員を退任された2名〔小野寺さん・松原さん〕お疲れ様でした。
引き続き、部員としてご活躍いただきます。

 定時総会終了後、全体会が行われました。まず、恒例の部員会社紹介です。昨年度までは新入部員の会社を紹介してきましたが、全部員を一周して、今回は大谷清運(株)・二木玲子部長と(株)東京クリアセンター・野村幸江副部長のお二人に自社の沿革、事業内容、創業からの苦労話、これからの事業展開などのお話をしていただきました。
 続いて、チームミーティングに入る前に、新たにチーム編成を行うにあたり、研修会・環境教育・社会貢献・情報発信各チームの代表者から、活動内容について説明があり、これを踏まえてアンケートを実施し、今年度以降のチーム分けをすることになりました。
 その後、現在のチーム毎に、活動計画についてミーティングが行われ、最後に各チームの代表者から、今年度の活動内容について発表がありました。

 研修会チーム  6月の勉強会は部員が講師となり、フィリピン(アジア)のごみ事情を勉強する。国内研修旅行は昨年度実施しなかったので、今年度は部員の親睦も兼ね、2 泊3 日で北海道での施設見学を予定している。    環境教育チーム 4月初旬に武蔵野大学に出向き、今後の「環境教育」の取り組みについて、環境学部の教授と打合せを行った。今までは、小学生を対象に「環境教育」を行ってきたが、今年度は女性部主催による大学生を対象とした企画を検討したい。

       
 社会貢献チーム 26 年度に実施したペットボトルキャプ回収による売却益で、釜石市教育委員会に絵本を2 冊贈呈したが、今年度も取り組んでいきたい。引き続きベルマークの収集も行う。また、新しい試みとして、「おそうじトライアル」を実施したい。    情報発信チーム  部員の名刺作成、女性部ホームページの運営管理とアクセス数の確認を継続して行う。部員増強対策として、部員募集の案内を作成し、協会の定時総会時等に配布する。

 28年度も各チームの活動がより活発に行われ、有意義な一年となるよう頑張っていく所存です。

(リサイディアコーポレーション(株)  小野寺 美加 記)

2016年2月19日(金) 307

平成27年度 関東地域協議会 女性部会・交流会
= 東産協女性部主催により屋形船で開催=

参加者全員による集合写真参加者全員による集合写真 平成28年2月19日(金)、当協会女性部の主催による「平成27年度 関東地域協議会 女性部会・交流会」が品川より出航した屋形船((株)船清)で開催されました。参加者総勢57 名により、大変活気のある交流会となりました。
 今回は賀詞交歓会の前に、日本一の売上を誇るマグロ船に乗船していた齊藤正明氏(株式会社ネクストスタンダート・代表取締役社長)より「マネジメントとリーダーシップの極意」をテーマに講演がありました。先に写真で拝見していたお姿とは違い、マグロ船での正装=漁師姿で登場された齊藤先生に場内は沸き、その後も齊藤先生の明るく巧みなトークで始終なごやかな雰囲気のまま講演が行われました。
漁師姿で登場!! 講師:齊藤氏漁師姿で登場!! 講師:齊藤氏 学生時の学業経験から、人はどうしても「自分の力でなんとかしなくてはいけない」「周りに勝ちたい」といった意識を持って
おり、周りとの連携を疎かにしがちです。しかし、社会人として大切なのはできるだけ成果をあげること。そのためには、テストではいけないとされている周りとの協力も、「チームワーク」としてむしろ推奨される行為となります。どれだけ楽をできるか、どれだけ社員に楽をさせられるか。その仕組みを考えるのがリーダーの仕事とのことでした。
クイズ形式で参加者もドキドキ!!クイズ形式で参加者もドキドキ!! また、人を動かすことができる指示とは、せいぜい行動に関することのみで、やる気といった感情を指示で引き出すのは不可能です。よって会社として成果をあげていくためには、まず部下のやる気を自発的に引き出す環境作りが不可欠であり、そしてそのためには「自分」が成果をあげるのではなく、部下が成果をあげられるような機会を「わざと」作ってあげること。また、それを皆の前で褒め、ヒーローにすることで、会社内における自己の存在理由を部下に感じてもらうことが大切だそうです。
 総括として3 点「①仕事とはできるだけ楽をせよ、②周りは味方だという認識を持つ、③ヒーローまたはヒロインをつくれ」を挙げて頂きました。今まで知らず知らずに築いてきた無意識をすぐに切り替えることは難しいですが、この機によく考えて少しずつ対応していきたいと思います。
 その後は、講演が行われた船から賀詞交歓会会場となる船へ移動し、二木部長の挨拶の後、高橋俊美 会長より「交流会を屋形船で開催する女性の発想に驚いている。今後も女性ならではの感性を産廃協会で発揮して欲しい。」とご挨拶を頂きました。次に、全国産業廃棄物連合会 専務理事 森谷 賢氏より「屋形船の乗員のように、産廃業界に関わる人たちは全員が一蓮托生である。新年より色々と業界が騒がしいが、災い転じて福と為るように、皆で業界全体の能力を引き上げられるように努めていきましょう。」とご挨拶を頂戴しました。その後、東京都環境局 産業廃棄物対策課 課長 藤井 達男氏による乾杯のご発声とともに、賀詞交歓会の宴に入りました。

高橋会長、森谷専務理事、藤井課長

船上からのぞむお台場船上からのぞむお台場 会食や雑談が行われる中、女形芸者 まつ乃家 栄太朗さんが登場し、会場は華やかな芸に本日一番の大盛り上がりを見せました。あたりが暗くなる頃、名残惜しさを感じながらも野村副部長の挨拶をもって無事交流会は終了しました。
歓談風景歓談風景 昨年度入部の私にとって、関東地域女性部会の方々とは初めての交流でした。各県ならではの悩みや思いを抱えながらも、女性らしい明るさを携えながら前に向かって進まれている方々ばかりで、お話を拝聴しているだけでもパワーを頂けたような気がします。
 最後になりましたが、お忙しい中、交流会にご参加・ご協力頂きました皆様に重ねて御礼申し上げます。

(アースサポート(株)  早川 祐未 記)

2015年12月17日(木) 304

部内勉強会で「部員会社紹介」と「講演会」を開催
乙顔副会長『女性部に期待すること・私の経営理念』
赤石副会長『海外における事業展開のポイント』

講演会場講演会場 平成27年12月17日㈭15 時より協会会議室において、「部内勉強会」及び「講演会」を開催した。前半は恒例の『部員会社紹介』として3名が自社の特徴等を説明した。後半は当協会の乙顔副会長、赤石副会長が講演を行った。乙顔副会長は、当協会役員に就任して20年の経験から『女性部に期待すること、私の経営理念』を、また、赤石副会長は、静脈産業の海外進出の草分け的な存在として永年にわたり中国で事業を展開してきた経験から、苦労した点や今後の展望等を講演した。会場には高橋会長も駆けつけ、出席した部員たちは真剣なまなざしで聴き入っていた。

部員会社紹介

志賀さん志賀さん●有限会社 アーク 発表者 志賀 百合子 氏
 本社(埼玉県吉川市)、埼玉営業所(越谷市)、東京営業所(足立区)において、主に産廃及び特管産廃の収集運搬業を営んでいる。平成27年本年10月には、中間処理場(足立区)の操業を開始した。「廃棄物を資源へ」を理念に、リサイクル推進に力を注いでいる。


永吉さん永吉さん●JFE環境 株式会社 発表者 永吉 慶子 氏
 設立から38 年目を迎えた。本社(神奈川県横浜市)は親会社のJFEエンジニアリング㈱の敷地内にあり、主に産廃収
集運搬から処分まで行っている。また、一廃(蛍光灯・乾電池と横浜市の廃プラスチック)も受託している。2013年に低濃度PCB廃棄物の無害化処理の大臣認定を取得、また、今後拡大が予想される蛍光灯のリサイクルにもさらに注力していく。

芹澤さん芹澤さん●株式会社 タケエイ 発表者 芹澤 典子 氏
 1977年創業、東証マザーズ上場を経て、2012年7月に東証第一部に上場した。主に建設系産業廃棄物のリサイクルを中心とした処理事業を首都圏で展開している。近年は間伐材や果樹栽培で発生する剪定枝等を有効活用した木質バイオマス発電に着目し、平成27年12月から子会社が売電を開始した。今後は廃熱やCO2 を農業に活かすなど、持続可能な社会づくりに貢献できる事業を拡大・発展させていく。

女性部に期待すること・私の経営理念
講師:協会副会長 乙顔 均 氏 (松田産業㈱ 参与)

乙顔氏(右)と二木部長(左乙顔氏(右)と二木部長(左 講演の前半は、当協会の理事・副会長を歴任し、今年で20年目を迎えた乙顔氏が、女性部に期待することは「永続的な活動」であるとして、その実現のために重要なこととは何かをテーマに、協会役員の視点から講演した。
 まず、協会のすべての委員会・部会はひとつの方向を向いて活動すべきである。従って、女性部も協会という「組織」の中における立場や役割を常に確認しながら活動してほしい、として、①協会規程と他の委員会・部会活動の各々の指針の確認、②一般社団法人の主たる目的は「会員のための事業」であることを念頭に置くことが重要だと説明した。
 一方で、女性部が年1回程度実施している「環境教育」は、親子で参加できるという点で「公益的事業」の側面がある。他の委員会・部会活動にはない特色があり大変興味深いので、今後も女性ならではのアプローチで、この業界になじみの薄い女性や子供等にも、協会の存在を広めてほしいとした。このほか、他の委員会・部会と「合同の活動」を増やすことや、「情報共有化」の重要性等についても説明されていた。
 後半は、会社経営者の視点から、「私(弊社)の理念」をテーマに、①1≠1(<1) 1+1>2、②適性についての直感は当る、③ PC対PCではなく人対人、④創業者の社是・社訓を遵守せよ、⑤複数の仕事を並行して進めよ、⑥海外との交渉は明文化で、でも相互理解、の6つが紹介された。
 抜粋すると、会社(仕事)というものは、1人がいくら頑張ってもその成果は1未満だが、2人以上集まれば2以上の結果を得ることができる。人材の配置には「適性」を考慮することが重要だ。パソコン対パソコンのコミュニケーションでは、相手に十分に伝わらない。人と人との対話で業務を作り上げることが大事。複数の仕事を並行して進める際、進捗状況を都度、ノート等に「手書きで」まとめるとよい。どんな仕事がどこまで進んでいるのか、パソコンがなくても「いつでもどこでも確認できる」からだ。パソコンを使おうとすると、事後処理になりがちなので、あえて手書きがオススメだそうだ。
 最後に、ドイツとの合弁事業に永年携わり、ドイツ人との親交が深い乙顔氏ならではの、外国人とのつきあい方が伝授された。
 言葉や習慣の違う外国人と仕事をするとき、最も大切なことは「文章にする」ことだそうだ。外国語だからとわからないままにせず、何度も読んで「確認」を怠らないことが成功の秘訣とのこと。
 たとえ人種や宗教は違っても、人間と人間。コミュニケーションをつくせば、必ず理解は得られる。仕事においても、また、一人の人間としても、「人と人との対話が大事」という乙顔氏のメッセージが伝わる講演であった。

海外における事業展開のポイント
講師:協会副会長 赤石 賢治 氏 (㈱三凌商事 代表取締役社長)

赤石氏赤石氏 三凌商事は1991年(平成3年)に中国・北京市に合弁会社を設立して以来、活性炭・有機肥料等の輸出入貿易業務などの事業を展開してきた。赤石氏は、その20年以上にわたる実績と経験から、進出当初の苦労や注意点、現地の環境事情などについて講演した。
 同社は、主に自社の脱臭装置に使用する活性炭を、自ら製造し輸出する目的で、91年に北京市に合弁会社を設立した。当時、外国人は専用通貨(兌だかんげん換元)しか使用できないなど、様々な制約がある中での事業開始であった。
 その後、同社は、食品リサイクルによる有機肥料の販売先としても中国市場に着目し、95年に天津市で合弁会社を設立、追って98年には同社の堆肥化施設(神奈川県愛甲郡愛川町)も完成し、事業は順調に推移していた。ところが、99年、突然の法律改正により有機肥料の中国への輸入が全面禁止となってしまったため、主要な販売先を失うこととなり、大変に苦労したそうだ。
 2006年ごろから活性炭大手メーカの進出により、自社買い付けの使命は終わったとして、北京支社を閉鎖することとなったのだが、閉鎖の申請から手続終了まで2年半もかかり、その間、連絡事務所の人件費・家賃・税金等の経費がかかったそうだ。「海外進出にあたっては撤退時のことも考えておくべき」と、貴重な体験談を聴くことができた。
 続いて、日本で大きな関心が寄せられているPM2.5について言及し、その発生源は中国がエネルギー源の大部分を賄っている石炭、しかも硫黄分を含む有煙炭であるとのこと。火力発電所や自動車の排ガスに加え、人口の急増する都市部周辺では、煮炊きや暖房に利用される石炭ストーブのばい煙がスモッグとなって、一日中、上空を漂っているのだそうだ。あまり知られていないが、PM2.5は酸性雨の原因ともなるので注意が必要とのことだ。
 同社は、中国での廃棄物処理事業も視野に入れていたが、90 年代当時、ごみ(食品残さ)は家畜のえさや肥料として畑に戻されるため、街中に「ごみがなかった」ため断念したそうだ。近年は、生活ごみがほぼ全量埋立てられていることから、埋立地は間もなく満杯と言われている。ごみ処理が人口増に追いついていない現状など、なかなか知ることのできない現地事情も聴くことができ、大変興味深い講演であった。

(取材・塩沢 美樹)

2015年11月19日(木) 304

部内勉強会
『知っておきたい契約書作成と印紙税のポイント第2弾』

部員会社紹介

●有限会社常盤組 発表者 南里 智春 氏
 一般廃棄物の収集運搬(小平市・西東京市)、下水処理汚泥の中間処理が主な業務である。汚泥の処理方法としては、薬剤を注入し臭いを消し、天日干し乾燥し、二次処理先に委託している。
●アースサポート株式会社 発表者 早川 祐未 氏
 本社は島根県にあり、都内には大田区京浜島に積替え保管施設と中間処理施設を有する。施設名は「京浜エコウェル」。「エコ」は環境、「ウェル」は福祉を意味する造語。事業所にて特定非営利活動法人「あすのひかり」の障がい者の就労支援を行っている。
 アースサポートは、社員を大事にする会社で、半年に一度社長と語る機会がある。女性が活躍できる会社で、女性が働きやすいように育児休暇や会議休暇の取得を奨励している。

知っておきたい契約書作成と印紙税のポイント第2弾
講師:芝田 麻里 弁護士 (女性部リーガルアドバイザー)

芝田 麻里 弁護士芝田 麻里 弁護士 7月16日に引き続き、契約書作成第2 弾の勉強会。前回の復習として、一般論では、契約はお互いの合意で成立するものであるため、書面としては作らなくても良い。しかしながら産業廃棄物処理委託契約書は、廃掃法で定められているもので、法律関係を明確にし、後日の紛争を防ぎ、共に適正処理を確保するために必要となる。従って、契約自体は合意のみによって成立するが契約書を作成しなかったら廃掃法違反となる、という内容を確認した。
 今回の主題である契約書作成のポイントとして(1)廃掃法上の必要的記載事項がもれなく記載されているか、(2)トラブルがあったときに自社が守れる契約書になっているかの2 点について、東京都モデル契約書を解剖し検証した。
 (1)の必要的記載事項とは、政令6条の2 第4 号4、省令第8 条の4 の2(委託契約に含まれるべき事項)の内容であり、漏れなく記載されていなくてはならない。(2)については、法律に違反しない限り何を書いても問題はないが、自社を守るために、代金の支払時期・方法、契約履行上のトラブルが発生した場合、代金支払い等でもめた場合、マニフェストの記載等で問題となった場合、損害賠償条項は設けられているか、違約金ないし違約罰条項は設けられているか等の条項を盛り込んでおいた方が望ましいとい
うことであった。部員からは、支払の覚書等、質問が多く寄せられ、大変有意義な勉強会となった。

(㈱タケエイ 芹澤 典子 記)

2015年11月6 日(金) 304

第4回『e-Lady21のつどい』 in 佐賀

第4回『e-Lady21のつどい』 in 佐賀第4回『e-Lady21のつどい』 in 佐賀 平成27 年11 月6 日㈮、第14 回「産業廃棄物と環境を考える全国大会」が佐賀県佐賀市のホテルニューオータニ佐賀で開催されました。今回の全国大会では、東産協女性部でご講演いただいたことがある山田正人様(国立研究開発法人国立環境研究所資源循環・廃棄物研究センター)から「産業廃棄物処理と海外展開・海外事情」をテーマに講演がありました。また、パネル討論会では、「大規模災害に備える災害廃棄物対策」について話し合われました。
 その全国大会開催直前、関東地域協議会女性部会が主催する第4 回『e-Lady21のつどい』を開催いたしました。当協会女性部の二木部長が開会を宣言し、来賓としてご臨席いただいた全国産業廃棄物連合会の石井邦夫会長と佐賀県産業廃棄物協会の篠原隆博会長よりご挨拶をいただきました。続いて、参加者を代表して佐賀県の㈲メディクリーン代表取締役の松原由紀子様より、会社設立から現在に至るまでのお話をしていただきました。
 松原様は、適正に安全に処理をしたいという思いから、いち早く特管感染性の許可を取得したり、適正価格の取り決めをしたりと尽力されてきました。しかし、時代の流れの中で価格破壊が起こり、現在では低価格競争の中で非常に苦労されているというお話でした。例えば感染性廃棄物専用の容器について。排出事業者は安いものを選ぼうとしますが、適正処理や従業員の健康を考えるとその費用を惜しんでいられないという松原様の強い思いに参加者一同熱い気持ちがこみ上げてきました。
 今回は、一都七県(東京都、埼玉県、千葉県、佐賀県、福井県、山口県、福岡県、沖縄県)から計29 名が参加。1 人1 人が自己紹介をし、限られた時間の中ではありましたが、交流を深めました。
 この業界で働く関東地域以外の女性の方にお会いできる機会は少なく、この会は非常に有意義な場であると感じています。来年は岡山県で開催されます。今年お会いできた方に加え、新たな出会いを楽しみに活動をすすめていきたいと思います。

(白井エコセンター㈱ 木村 英恵 記)

2015年10月16 日(木) 303

平成27 年度 施設見学会
~ ㈱クマクラ・石坂産業㈱ 訪問~

㈱クマクラにて 熊倉社長(前列中央)とともに 平成27 年10 月16 日㈮に、女性部見学会の一環として、埼玉県にある㈱クマクラ、石坂産業㈱を訪問致しました。
午前中は㈱クマクラへお伺いし、工場(所沢エコ・プラント)の視察を行いました。現地到着後、熊倉社長よりご挨拶頂き、会社概要をDVD にて拝見しました。こちらのDVD は社員の方が撮影・作成されたそうです。所沢エコ・プラントは、昨年の3 月におよそ3 分2 をリニューアルし、プラントの屋根に太陽光パネルを設置するなど自然エネルギーへの移行を推進しているとのことでした。工場見学では、混合廃棄物の選別プラントにて、1 次・2 次に分けた手選別レーンを設置している他、品目ごとに破砕するプラントや圧縮梱包機を拝見し、リサイクル選別が徹底されていると感じました。
石坂産業㈱・石坂社長 午後は石坂産業㈱へお伺いし、石坂産業特製の「三富弁当」を頂きました。
その後石坂社長の講演を拝聴し、工場等敷地内を拝見しました。石坂産業では「三富今昔村」という、工場だけでなく自然や周辺地域の今昔を学習できる見学が設けられていました。講義では、「産廃業界のイメージを変えたい・きちんと挨拶が出来、社員が楽しく夢をもって働ける場所にしたい」という思いでどのようなことを行ったのか、社長の熱いお話をお伺いすることが出来ました。社員ひとりひとりに考えさせる環境を作ったり、「石坂技塾」という社員が先生(一部は外部の講師)となり、他の社員に講義をする
といった社員教育に関するお話はとても興味深いものでした。
石坂産業㈱にてその後拝見した工場内では、粉塵が飛散しないように高性能の集塵機を設置するなど、環境に配慮した様々な工夫がされておりました。また、生物保全活動の一環として処理施設に隣接している「くぬぎの森」を作り、JHEP 認証(公益財団法人 日本生態系協会が運営している、生物多様性の保全や回復に資する取り組みを定量的に評価、認証する制度)にて、ランク最高のAAA 認証を受けられたそうです。このAAA 認証は、国内では六本木ヒルズと石坂産業のみ取得しているとのことで、保全活動への取り組みに対する意識がかなり高いことが見受けられました。くぬぎの森や工場を含めた敷地面積はおよそ16 万平方メートルとなるそうです。
 今回の見学で学んだことを、今後の女性部での活動や自社へ還元して参りたいと思います。
 誌面にて大変恐縮ですが、㈱クマクラ、石坂産業㈱の皆様、お忙しい中誠にありがとうございました。

(JFE 環境㈱ 永吉 慶子 記)

2015年9月17 日(木) 302

セバスチャン・フランキ氏を講師に招き
『シナゴロジー』をテーマに勉強会開く
〜非言語コミュニケーション『シナゴロジー』とは〜

笑顔が素敵な講師のフランキ氏笑顔が素敵な講師のフランキ氏 平成27年9月17日㈭15時30分より、協会会議室において勉強会を開催しました。
 今回の勉強会は産業廃棄物から離れ、仕事全般に役立つであろう『シナゴロジー』について学びました。『シナゴロジー』、私も含め全く聞いたことの無い方も多いと思いますが、「ボディーランゲージの解読を学ぶことで、相手の感情をより良く理解し、コミュニケーションの質を高めることができる」新しい学問だそうです。しかも、講師はフランス人男性のセバスチャンさん! いつもより集まった部員数も多く、お話に聞き入る姿も真剣そのものでした。
 人には喜び、悲しみ、驚き等6つの感情があり、日常生活の中で常にそういう感情を持ちながら人とのコミュニケーションをとっている訳ですが、話している言葉だけに注意を払ってしまいがちです。しかし、言語から得られる情報はたった7%で、声の調子やボディーランゲージ等の非言語から残り93%の情報を得ているそうです。
 いくつかの具体的な事例を挙げての分かり易いお話でしたが、例えば瞬きには3つの意味があり、その1つは相手との会話から情報を取りそれを脳に送る時にするものだそうです。すなわち相手が瞬きをせずに「分かった」と言っている時は実は話を理解しておらず、反対に瞬きをしながら「分かった」と言っている時は相手からの情報を理解している状態なのだそうです。相手が椅子の背もたれ
にもたれかかって話を聞いている時には話に興味のない状態、上体が前に出てくると興味のある状態に変わっていくそうです。
 また、良いコミュニケーションとは情報交換が最大になり、良質な情報が行き来することが必要で、そのためにはお互いリラックスした状態で相手を思いやり、相手のことを気にしながらコミュニケーションを取ることが大事だそうです。
 今回学んだ『シナゴロジー』で相手の全ての感情を理解できる訳ではありませんが、今回学んだことを実生活に上手く生かすことが出来れば、日常のコミュニケーションがスムーズになる筈です。仕事での人間関係も今以上に上手くいくような気がします。

(㈱昌和プラント 廣木 直江 記)

2015年7月7日(火) 301

武蔵野大学 訪問 〜環境教育チーム報告〜

武蔵野大学 有明キャンパス武蔵野大学 有明キャンパス 平成27年7月7日㈫に女性部の部員3名が武蔵野大学有明キャンパスを訪問し、環境プロジェクトの授業に出席させていただきました。そのきっかけとなったのは、今年初めて女性部として出展した「2015NEW環境展」のブースに、武蔵野大学工学部環境システム学科の矢内秋生教授がお立ち寄りくださったことです。矢内教授のお話では、大学の環境教育に関する授業をより活性化させるために、女性部とのコラボレーションで何かできないかとのことでした。ちょうど女性部環境教育チームの今年度のテーマは大学生を対象に考えていたため、早速面談の機会をいただくこととなりました。
8つのグループに分かれての意見交換の様子8つのグループに分かれての意見交換の様子 武蔵野大学の環境プロジェクトは環境学部の2 〜3年生(約90名)で構成されており、複数のプロジェクトチームに分かれ、学生が主体となって環境問題解決に関する取り組みを実施するものです。
 今回の授業は“アクティブラーニング形式”というもので、8つのグループに分かれて、各プロジェクトチームの進捗報告や意見交換がなされました。女性部の3名もグループに混ぜていただき、学生のお話を聞く中で、意見を述べさせていただく場面もありました。反対に、学生のユニークなアイディアや柔軟な発想に、こちらもたくさんの刺激を受けました。
女性部としては、授業の最後にホームページやスライドを用いて活動紹介を行い、環境教育での協力の呼びかけをいたしました。
女性部の紹介と環境教育プログラム協力の呼びかけの様子女性部の紹介と環境教育プログラム協力の呼びかけの様子 アクティブラーニングとしての今後の授業外活動には、大学文化祭での展示や、学科主催の環境週間「サスティナブルウィーク」の開催、エコプロダクツ展への出展などがあるそうです。
今年度は既にプロジェクトが動いているため、年度内のコラボレーションの動きは難しそうですが、工学部学部長の佐々木重邦教授をはじめ、先生方からも前向きなお言葉をいただくことができ、来年度4月からのプロジェクトにて連携を図れるよう、準備を進めていく予定です。将来的には、今回のような環境教育の活動を通して大学生に廃棄物業界に関心を持っていただき、就職先の選択肢の一つとなることを目指していきます。

(加藤商事㈱ 佐々木 由佳 記)

2015年7月16日(木) 300

「委託契約書」をテーマに部内勉強会を開催

Ⅰ.「電子委託契約」について
㈱イーリバースドットコム
営業部 関東甲信越エリア マネージャー 木村 仁秀 氏

Ⅱ.「知っておきたい契約書作成と印紙税のポイント」
女性部リーガルアドバイザー
芝田稔秋法律事務所 弁護士 芝田 麻里 氏

㈱イーリバースドットコム 営業部 関東甲信越エリア マネージャー 木村仁秀 氏㈱イーリバースドットコム 営業部 関東甲信越エリア マネージャー 木村仁秀 氏 7月16日㈭に部内勉強会が行われました。まず、システム会社の㈱イーリバースドットコム 木村仁秀氏を講師にお呼びして、「電子委託契約書」について説明していただきました。1998年に電子帳簿保存法、2001年電子署名法、2005年にe-文書法が制定され、環境省令でも廃掃法に定められた処理委託契約書の「書面」による締結について、従来の紙による作成・保存に加え、電磁的保存・作成が認められました。
 同社の製品は契約書作成から保管までのやり取りがWeb上で管理できるというシステムで、メリットとしては人件費など経費の削減が期待され、原本郵送のやり取りなどで生じるタイムロスを短縮できることです。また、電子マニフェスト連動機能を備えており、契約内容の運搬経路や許可証情報などが電子マニフェストに連動するため、コンプライアンスがより強化される仕組みとなっています。
こうしたシステムを利用するうえで懸念されるのが昨今問題となっているセキュリティ対策ですが、高レベルの管理を行っているため、安心して利用できるとのことです。
 講義後、時間内に収まりきらないほど質問が飛び交い、注目度の高いことがうかがえました。
女性部リーガルアドバイザー芝田稔秋法律事務所弁護士 芝田麻里 氏女性部リーガルアドバイザー 芝田稔秋法律事務所 弁護士 芝田麻里 氏 次に、女性部リーガルアドバイザーの芝田麻里弁護士から、「知っておきたい契約書作成と印紙税のポイント」について講義がありました。委託基準違反とならない為の契約書記載事項の根拠となる法令・省令のまとめや、公益社団法人全国産業廃棄物連合会作成の契約書標準様式を事例に、廃掃法が要求している記載事項や、不公平とならない契約のために最低限必要な記載内容について、丁寧に説明をしていただきました。また、印紙税については基本的な内容から分かりやすく説明していただきました。
 質問の時間では、契約を締結する上で排出事業者との折衝で困っていることや、不動産証券化やコンサル会社の介入など排出事者の変化により契約形態が複雑化している中、各社の抱える悩みなどを交えた白熱したものとなりました。いずれも実務において大変有用な内容となり、このような勉強会を再度開催して欲しい、という声が多く上がっていました。

(㈱都市環境エンジニアリング 赤井 結子 記)

2015年5月26日(火)〜29日(金) 299

「2015NEW環境展」活動報告

手作り感満載の展示 東京都産業廃棄物協会女性部は、平成27年5月26日〜29日「2015NEW環境展」に㈱日報ビジネス様のご厚意で初めて出展しました。
 「全国に東京都産業廃棄物協会女性部の活動状況を情報発信し、ネットワークを拡大する」というコンセプトで企画を行いました。
 中央の展示スペースには、3月に開催された女性部の10周年記念祝賀会の集合写真や女性部員数の推移とこれまでの行事年表を掲示しました。左右の展示スペースでは、これまでの活動報告や現在4つあるチームの活動紹介、関東地域協議会女性部会の紹介を行いました。活動写真が盛りだくさんで、笑顔に囲まれた展示となりました。机上には部員企業のパンフレット、活動時に作成した工作物や廃油を使ったキャンドルレシピの展示を行い、自由にお取りいただけるようにしました。
ご来場者の質問に笑顔で対応 環境展出展は初の試みということで、手作り感満載の展示となり、お客様がいらっしゃるか不安な面もありましたが、展示を作り上げた達成感や環境展開催中の多くの来場者の皆様方のお声から刺激のある4日間となりました。
 予想以上のお客様のご来場に女性部一同大変驚いております。
 お客様から数多くあったご質問としては、「廃棄物処理に困っているが、どこに依頼したらいいか」と問い合わせをいただきました。準備不足もあり、数多くの会員企業から、おすすめすることがなかなか難しかったため、まず部員企業からご案内する形をとりました。今回は間に合いませんでしたが、会員企業の一覧表やパンフレットを業種別に並べるなど工夫をして、各企業の営業につなげられると思いました。
「関東地域協議会女性部会」を紹介 〜群馬県女性部会役員もご来場〜 今回の出展により産業廃棄物の処理に困っている企業が多くあることを知り、
このようなイベントで営業活動が可能なことを知ることができました。女性部だけでなく、東産協をご案内することにより、廃棄物処理業界全体を広く知っていただく貴重なイベントとなりました。
 今回の出展にあたっては、東産協女性部だけでなく、関東地域協議会女性部会に参加している、群馬県・埼玉県・千葉県の女性部会、また交流したことがある沖縄県の女性部の紹介をしたところ、全国の産業廃棄物業協会の皆様から、「ぜひ自分の県でも女性部を立ち上げたい」「女性が増えてきたので、女性部を発足させたい」との力強いお言葉を頂戴することができました。「発足は難しいが、総会で報告を行う」など前向きな意見も多数いただくことができました。福井県の産業廃棄物協会では今年女性部が発足し、現在4社が入部しているそうです。ぜひ、今後交流を図っていけたらと思いました。産業廃棄物業界で働く女性の役割を改めて考、貴重な経験となりました。
アテンド担当は部員で分担 保護者同伴で行った子供向けの環境教育活動や廃油を使ったキャンドルづくりにも興味をもたれた方がいらっしゃいました。大学の先生や公共施設のご担当者様から、「大学生が行っている環境教育の刺激になってほしい」「可能であれば出張で環境教育を行ってほしい。ぜひ女性部で施設見学にも来てください」等々ありがたいお話も頂戴することができました。今後の女性部の研修や環境教育への足掛かりとなるのではと今からわくわくしています。
受付にて…ハイ! チーズ♪ 末筆ながら、出展するにあたりご協力いただきました皆様方には各方面でサポートいただきまして感謝申し上げます。
また多くのお客様にご来場いただきましたこと、改めて御礼申し上げます。
 今後もこのような機会がありましたら、何卒よろしくお願い申し上げます

(成友興業㈱ 月澤麻衣 記)

2015年4月16日(木) 297

第11 回定時総会と全体会

平成27年度がスタート‼今年度も宜しくお願い致します。平成27年度がスタート‼今年度も宜しくお願い致します。 平成27年4月16日㈭協会会議室にて、第11回定時総会が開催されました。
 総会出席者数(委任状による出席者を含む)が部員の過半数を超え、総会が有効に成立していることを確認した後、議長に吉田幹事が選出され、議案の審議に移りました。各議案は以下のとおりです。

第1号議案 平成26年度事業報告
第2号議案 平成26年度決算報告
第3号議案 平成27年度事業計画案
第4号議案 平成27年度予算案

 いずれの議案も全会一致で承認され、第11回定時総会は滞りなく終了しました。
 事業報告の最後には、部内で収集したペットボトルキャップの総量が464.29kgで、17,179円の売却収入(被災地支援資金として使用予定)があったこと、また、女性部主導で行ってきたベルマーク収集実績が330,416点と、前回実績(平成24年度)の5倍を上回る点数であったとの報告がありました。これもご協力下さった各社様のお陰であると、この場を借りて感謝申し上げます。ちなみに、ペットボトルキャップ及びベルマークの収集は、今年度も継続して行っていく予定ですので、引き続きご協力をよろしくお願いいたします。
 定時総会終了後は全体会が行われました。
㈱都市環境エンジニアリング 赤井さん㈱都市環境エンジニアリング 赤井さん はじめに、恒例行事の会社紹介です。昨年度入部した5名のうち、㈱都市環境エンジニアリング 赤井結子さんと、成友興業㈱ 月澤麻衣さんに、事業内容と担当業務についてお話しいただきました。今回は若いお二人でしたが、女性部は年齢層の幅広さも魅力の一つです。新卒社員から、60・70代の役員まで、あらゆる層と交流し、切磋琢磨できる貴重な場となっている・・・そんな声も部内から聞こえてきます。
成友興業㈱ 月澤さん成友興業㈱ 月澤さん 会社紹介終了後は、日報ビジネス㈱ 代表取締役社長 河村勝志様のご厚意により、この5月に出展することとなた『2015NEW環境展』について、担当の佐々木幹事から概要説明がありました。
 その後、環境教育チーム、研修会チーム、社会貢献チーム、情報発信チームの4チームに分かれて、新年度の活動方針についてミーティングを行いました。各チームで活発な意見交換がなされ、最後には代表者がそれぞれ発表を行いました。今年度も、女性ならではのしなやかな発想と地道な活動で、部員や部員企業のみならず、業界全体を盛り上げていくことを予感させる会となりました。

(武蔵野土木工業㈱ 渡邉久美 記)

2014年度

2015年3月13日(金) 297

女性部設立10周年記念イベントを開催

テーマ:『未来のこどもたちのために美しく元気な地球を譲ってあげたい!』〜7世代先のこどもたちのことを考えて行動するわたしになる〜

会場内に染み渡る落合恵子氏の言葉会場内に染み渡る落合恵子氏の言葉 平成27年3月13日㈮女性部設立10周年を記念し、イベントが開催されました。13時30分:日比谷コンベンションホール(日比谷図書文化館)において185名の参加者により開演。先ずは二木部長より10年間の活動の概略紹介と今回掲げたテーマにかける思いなどの挨拶があり、部長の呼びかけのもと参加者全員による東日本大震災に向けての追悼の意と1日も早い復興を願う気持ちを込めた【黙祷】が捧げられました。
 いよいよ第一部【講演会】開始。『こどものいのちと未来から考える国づくり』をテーマに多方面で活躍されている落合恵子氏をお招きし、ご講演頂きました。「わたし」は「わたし」になっていく-自分を生きる…と題しての1時間半にわたるお話は全てが感動そのもので、柔らかな口調の中にも厳しい現実と向き合う毅然とした態度があり、心にジーンと沁みこむたくさんの言葉を投げかけて頂きました。
 冒頭は年齢について触れ、米国の女性二人の言葉を引用されました。一人目は83歳で亡くなるまで小説家・詩人としてその創作意欲を失わなかったメイ・サートン氏の言葉「私から年齢を奪わないでください。この年齢は、私が働いて、働いて、ようやく手にしたものです。」二人目は社会活動家で90代になっても活動を続けたというリア・ロバック氏の言葉「私のシワは、私の成長の証です。=中略= 私のシワは、私の人生の地図そのものです。」
 さらに落合氏が「年齢を重ねる毎に深まっていく景色がある…。」と続けられた言葉に心から共感し、この『加齢からのプレゼント』を自信を持って大切にしていこうと素直に思いました。
 話は4年前の東日本大震災へ…。当時、落合さんは「ほんの少しでも何かできる自分でありたい。」と思い、主宰されているクレヨンハウスの若手スタッフと共に『ハグ&リード』というプロジェクトを立ち上げられたそうです。「もっと…たびたび、もっと…ゆっくり、もっと…やさしく抱きしめてあげてください。本を読んであげてください…。」日本中・世界中からたくさんの本が届き、先ずは区分けをしたそうです。内容とタイミングを考えて…。本がない人からはたくさんの手紙が届き、1箱1箱に同封し、1年
間で15万冊を送ったとのことでした。手紙の中には「生きていてくれてありがとう。」「I am always with you !」等々…。4年が経ち、子どもたちが読んだ絵本を今、お年寄りが読んでいるそうです。私たちは皆、内側にも外側にも『忘れさせていく装置・システムのようなもの』を持っているとのこと。華やかなイベントが忘却装置となって、つらい現実を見つめ続けることから逃れようとしてしまうそうです。福島の方々からの生の声「私たちがいることを忘れないでください。一番つらいのは存在を忘れられることです。」
 「忘れないで!と伝えて…。」を聞き、体の中から熱い思いが込み上げてきました。一体何が出来るのか?それは伝え続けること…。
 講演時間も半ばを過ぎ、『空より高く』という曲が紹介されました。岩手県の子どもたちがこの曲を歌い被災者の心を癒したというエピソードもあるそうです。CDを流して頂き、その歌詞・旋律に思わず涙が溢れてしまいました。『高くあれ』『深くあれ』『広くあれ』『強くあれ』という4つの言葉を自分自身にいつも当てはめるそうです。「呼びかける大人の心も強くなければならない。人の心とはそもそも弱いものなんだということを知った上での本当の強さが大切…。」私自身、いつも大切に思っている『人の心の有り様』にお墨付きを頂けた…。そんな瞬間でした。
 その後、7年間の介護の末に最期を看取ったお母様のお話をされました。15歳の時に聞いた出生の話から多大な影響を受けたとのこと。「『学歴』と『教養』は全く違う。『教養』とは人の痛みに対する想像力が持てる知性である。どんな社会でも人種・性別・国籍・セクシュアリティなど色々だが、お互いを理解し合って手を取り合い成長し合える社会が理想。差別の壁をぶち破れたら、それが『私の第2の誕生日』…人が生きていくということ、最期に向かって歩いていくということ…その予習を母は私にさせてくれたのです。」
 最後に「どうか忘れないでください。」の言葉を添えて講演会が終了しました。会場の多くの方が感動で泣いていました。刺激的で、なおかつ感慨深いご講演でした。
会田民穂氏のコメントVTR会田民穂氏のコメントVTR 15時より20分間の休憩を挟み、第二部が開始されました。前半では米国で環境教育者として幅広い環境保護活動をされている会田民穂(あいだみほ)氏が監督されたドキュメンタリー映画『いのちが生まれる聖地 グチャン女性は語る』が上映されました。グチャンとは…北米アラスカなどでカリブー(トナカイ)を生活の糧とし、繁殖地を『聖地』として大事にしてきた先住民族であるとのこと。映画は、1986年以降その『聖地』の地下に眠る石油を採掘しようとする企業の動きに反対するグチャンの女性たちへのインタビューが中心となった20分くらいの内容でした。米国内14州で上映され、高い評価を得られたとのことでした。ご本人のコメントVTRの中で「多くの人に知って欲しい。遠い世界のことではない。自分たちの大切なものが誰かに脅かされたり、剥奪されそうになったら、どういう気持ちになるか。人種を問わず、世界のどこにいるかを問わず、誰にでも理解できるはずです。」と語られていました。私たちも微力ながら、北米先住民族の女性たちの声を日本国内で広げていくべきであると感じた上映会でした。
釜石市の復興状況を話される大林氏釜石市の復興状況を話される大林氏 第二部後半は(公財)釜石・大槌地域産業育成センターの産業支援コーディネータ大林正英氏より、釜石市の東日本大震災からの復興状況をご報告頂き、私たち女性が大好きな美味しい被災地の名産品をお取り寄せする支援方法もご紹介頂きました。マスメディアでは報道されなかったという被災地の生の映像は、まさに衝撃で身の震える思いでした。釜石市2019ラグビーW杯開催決定は、何よりも嬉しいニュースで、改めてお祝いを申し上げるとともに、『スポーツを通した復興』を心から応援したいと思っています。
 16時30分:司会担当渡邉副部長による【閉会の辞】を以って、第一部・第二部が終了し、会場を後にしました。【廃棄物】について学び、次世代を担う子どもたちへの【環境教育】を行い、【社会貢献】としては、東日本大震災の支援として『ベルマーク運動』を行っている他、部員企業の釜石工場が被災したことをきっかけに、釜石市の支援もささやかですが行ってきました。このような活動をして10年間が経過し、部員数は設立当初の倍の40名強となり、今では近隣の千葉・埼玉・群馬・遠く沖縄と4県の産業廃棄物協会に女性部が設立され、産廃業界で働く女性の『輪』が少しずつ広がっています。今回、講師にお招きした
落合恵子さんのご著書から言葉を拝借し、今まで女性部として取り組んできた活動のひとつの集大成として、イベントの『テーマ』を決めさせて頂きました。私たち女性部は常に未来のこどもたちのために考えて、『今』色々な事を選択して生きていると思います。時にやさしく、しなやかに、時には逞しく、力強く、7世代先の未来を考えながら、これからも活動していきます。」開会時、二木部長の挨拶の中で、今回のイベントに懸ける思いが述べられました。
 私たち女性部員はもとより、ご参加頂いたお一人お一人の胸に、新たな決意が生まれた深い意味を持ったイベントであったと確信しております。
 最後に、今回のイベントにご尽力を賜りました関係者各位・およびご参加頂きました方々へ改めて御礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。

(㈱アンカーネットワークサービス 清野 文子 記)

2015年3月13日(金) 296

女性部設立10周年記念祝賀会を開催

女性部設立10周年記念祝賀会にて女性部設立10周年記念祝賀会にて
 平成27年3月13日㈮女性部設立10周年記念祝賀会が日比谷 松本楼に於いて、ご来賓の方々のご臨席を賜り、88名の参加者のもと、17時30分より開催されました。
 開会の辞に続き、二木部長より今日までの皆様方からのご支援に対する感謝と、今後の活動への思いを込めた挨拶があり、次に、高橋 俊美 協会会長よりご挨拶を頂きました。その中で、平成16年7月16日、それ以前から3年間活動してきた女性委員会を組織替えして、㈱ハチオウの森裕子様を初代部長に総勢20名をもって女性部が正式に発足し、当時の5代目会長原山様から「産業廃棄物処理業界という男社会の中にあって、女性の感性を十分に発揮して活躍することを願っている。」と大きな期待が寄せられたという経緯、並びに10年間の活動に対して、『輝かしい実績』とのご賞賛を頂き、今後も女性ならではの感性や能力を如何なく発揮して、将来の産業廃棄物処理業界の発展のために大いに寄与して頂きたいとのご期待の言葉を頂きました。
 続きまして、全国産業廃棄物連合会専務理事:森谷 賢様よりご来賓の挨拶を頂き、群馬県環境資源保全協会会長:城田 裕司様の音頭のもと【乾杯】が執り行われました。
 会食・歓談の中、『10年間の歩み』を綴ったスライドが上映されました。諸先輩方の活き活きとした表情・滲み出る温かさに感無量な思いで拝見しました。
 次に【表彰式】へと進み、11名の諸先輩方が受賞され、代表して初代部長の森氏より挨拶がありました。委員会として発足した当初は8名くらいからのスタートで、当時、産業廃棄物処理業界への社会の目は少なからず好意的ではなく、そんな社会背景の中で、原山会長より「女性の風を通して、社会への信頼の窓口を切り開いて欲しい。」とのお言葉を頂いたそうです。先ずは互いの自己紹介から始まり、この仕事へのミッション・課題を語り合い、時には深夜3時まで話し込むこともあったとか…。次第に、女性委員会に来ると「楽しい!」「勉強になる!」という共通の思いが育まれ、現在に至っているとのことでした。「夢は抱くもの」「ミッション・ファッション・アクション」というお言葉がとても印象的でした。
 その後、関東地域協議会女性部会の紹介があり、引き続き歓談へ…そこで、いよいよ登場です。10周年の節目を記念して是非、女性部の歌を…とのご要望から、歌詞のイメージを女性部から募り、曲を弊社代表:碇 隆司が付け、〜女性部10周年記念ソング〜『MOTHER EARTH』が誕生し、僭越ながら披露させて頂きました。女性部の思いのこもった素敵な歌に仕上がり、嬉しさと感動で震えてしまい、会場の皆様に申し訳なく思っております。演奏後、諸先輩方から「ずーっと歌い続けていきたいね。」とお言葉を頂
き、さらに嬉しさ倍増の瞬間でした。
 19時30分、野村副部長を先頭に女性部員全員が整列し、感謝の意を込めた【閉会の辞】を以って終了。全てのプログラムを終えました。
 今回、この原稿を書かせて頂くにあたり、諸先輩方が歩んでこられた10年間を資料に基づき拝見し、一言では言い尽くせない多くの思いとエピソードを知り得ることが出来ました。私自身、あらたな決意と責務を実感し、また感慨深い思いを巡らせた、記念すべき1日となりました。
 末筆となりましたが、お忙しい中ご臨席を賜りましたご来賓の方々およびご参加頂きました方々へ、心から御礼を申し上げます。ありがとうございました。
(㈱アンカーネットワークサービス 清野 文子 記)

感謝状受賞者 (順不同)
二木 玲子 大谷清運㈱
小野寺 美加  リサイディアコーポレーション㈱
森 裕子 ㈱ハチオウ
平原 由樹 山下産業㈱
五十嵐和代 ㈱五十嵐商会
伊藤美智子 ムゲンシステム㈱ 
大羽 敬子
㈱フジ・トレーディング
方城 寿代 恵比寿産業㈱
三上 有子
㈱アイティリンク
矢部 久子  丸順商事㈲
伏見 幸江
㈱第一建設




◎当日ご出席の来賓は次のとおり。(順不同・敬称略)
公益社団法人 全国産業廃棄物連合会 専務理事
森谷 賢 
公益社団法人 群馬県環境資源保全協会 会 長
城田 裕司
公益社団法人 神奈川県産業廃棄物協会 会 長
古敷谷 裕二
一般社団法人 千葉県産業廃棄物協会
副会長兼専務理事
菊地 通雅
佐藤泉法律事務所
弁護士
佐藤 泉
文京学院大学
人間学部 教授
中山 智晴
元・朝日新聞社
記 者
伊藤 景子
公益財団法人 釜石・大槌地域産業育成センター
産業支援コーディネーター
大林 正英
有機農産物普及 ・ 堆肥化推進協会 事務局長 会田 節子
日報ビジネス 株式会社
代表取締役
河村 勝志
株式会社 環境新聞社 取締役営業本部長 波田 敦
一般社団法人 東京都産業廃棄物協会 会 長 高橋 俊美
一般社団法人 東京都産業廃棄物協会 副会長 赤石 賢治
一般社団法人 東京都産業廃棄物協会 専務理事 北村 俊文
一般社団法人 東京都産業廃棄物協会
事務局長
横手 浩次
一般社団法人 東京都産業廃棄物協会
前・専務理事
古川 芳

2015年2月19日(木) 295

関東地域協議会女性部会研修会 in 群馬
~温かい『おもてなし』に感銘‼~

=富岡市ゆるキャラ「お富ちゃん」を囲んで…‼ 於:富岡製糸場==富岡市ゆるキャラ「お富ちゃん」を囲んで…‼ 於:富岡製糸場= 2月19日㈭、関東地域協議会女性部会研修会が群馬県で開催されました。
 午前9時半に高崎駅で群馬女性部会14名が出迎えるなか、東京14名、埼玉7名、千葉6名が参加しました。バスに乗り込むと(公社)群馬県環境資源保全協会会長・全産廃連副会長の城田裕司氏から歓迎のご挨拶をいただきました。昨年ゆるキャラ日本一に輝いた『ぐんまちゃん』柄のピンク色のネクタイ姿に、城田会長の地元群馬を愛する心、地域活性への思い、そして今回の研修会への意気込みを感じました。
 まずは世界遺産富岡製糸場に向かいました。バスの車中では、すっかりお馴染みの『みさとあやめ』(埼玉副女性部会長 栃原綾子さん)の秋田民謡を聴きながら、車窓からは雪を纏った美しい浅間山が印象的でした。
=参加者の活発な意見交換==参加者の活発な意見交換= 富岡製糸場の見学後、♨記号発祥地の磯部温泉、舌切雀伝説の宿『ホテル磯辺ガーデン』で昼食後、いよいよ本日のメインイベントへ。
 まず、群環協・城田会長よりご祝辞をいただき、次いで関東地域協議会女性部会事務局代表として当女性部部長の二木氏が挨拶を述べ、参加者全員の自己紹介後、審議に入りました。第1議案では各協会女性部代表が活動報告、第2議案では今後の活動方針について各協会代表の発表の後、参加者が一人ずつ意見を発表。第3議案の次回開催地は東京に決定しました。終了予定を1時間近くオーバーしてしまう程、活発に意見が出されました。また今回、研修会の座席表1枚1枚が全て城田会長の直筆の筆文字ということには驚かされました。人をもてなすということは、こういうことなのかと気づかされました。
 その後は急ぎ足で洞窟観音を見学し、高崎駅で終了となりました。群環協女性部会は設立3年目とのことですが、協会ホームページには次の日には研修会報告記事が掲載され、協会活動に対するあつい思いを感じました。磯部煎餅や群馬県で3軒しか栽培していない珍しい林檎のお土産までいただき、いろいろな場面での「おもてなし」に深く感銘を受けると共に、其々の女性部の地域性も伺い知れ、たいへん充実した研修会でした。
(ムゲンシステム㈱ 伊藤 美智子 記)

2014年12月18日(木) 293

高橋会長による講演『私の考え方』で勉強会を開催
~安全対策から人財育成まで考え方とコツを伝授~

高橋会長 女性部(二木玲子部長)は、平成26年12月18日㈭16時から協会会議室において、勉強会を開催した。今回は、当協会の高橋俊美会長(高俊興業㈱代表取締役社長)を講師に招き『私の考え方』というテーマで、同氏の「安全」に対する強い思いや、高俊興業で実践している様々な安全対策等について1時間にわたり講演を聴いた。
 高橋氏は冒頭、京セラ名誉会長の稲盛和夫氏が提唱する「成功の法則=知識×努力×考え方」を挙げ、いかに高い能力と熱意を持つ人であっても、考え方が自己中心的であるなどマイナスであれば、この方程式の解はマイナス点になってしまうとし、「考え方」が最も重要であると説いた。そして、自身がドライバーを経て28歳で会社を設立して以来、様々な経験を通して社員の健康と安全教育の重要性を痛感し、やれることはなんでもやろうと決意したことや、事故防止のために「我が社の弱点をすべて洗い出せ」という意識で取り組んできたという安全対策等について具体的に説明した。
 交通安全対策については、車両にデジタルタコメータ、GPS等6つの道具を搭載し、なかでも、社員からの提言により導入したiPadは、収集先で廃棄物の見分けが難しいとき、処理困難物があるときなど、事務所との写真の送受信による即時判定が可能となり、大変有効とのことだ。
 また「経営者の言葉」は大事であるが、それを「社員にわかりやすく伝える」ことが重要であるとの信念から、社訓に準じて「9大犯罪」という訓示を作り、社員の意識向上を図っている。その項目は法令の遵守、埋立処分量削減等に加え、「利益のでない仕事は犯罪となります」や「報告・連絡・確認・謙虚・協力を怠る人は犯罪となります」など、あえて「犯罪」という言葉を使い、社員に強く訴えかけている。さらに「10の意識」と題し、「時間意識〜1つの仕事に対しての所要時間を常に意識して仕事にあたろう」や「改善意識〜常に効率化に繋がる手法を見つけ、業務改善に心掛けよう!改善点は必ず、あります!」など、仕事にあたる際に大事な考え方を、より具体的に言葉で示しているとのことだ。
 質疑応答では、優秀な幹部を育てるコツを聞かれて「信念を持って接すれば、相手も自分のために働いてくれる」と答え、「会社が成長するには経営者の言葉を形にする人の存在こそ重要。人は人財(「材」ではなく「財」)である」との一貫した「高橋イズム」が感じられる講演であった。 

(取材 塩沢美樹)

2014年11月7日(木)〜8日(金)

3回目の『e-Lady21のつどい』と釡石見学会を開催

石井会長石井会長  11月7日㈮、第13回「産業廃棄物と環境を考える全国大会」が岩手県盛岡市で開催されました。また、全国大会開催直前に関東地域協議会女性部会が主催する第3回『e-Lady21のつどい』を開催しました。
 主催者を代表し、当協会女性部の二木玲子部長より「『e-Lady21のつどい』も第3回の開催となりました。安倍政権の元で女性の力が必要とされています。多くの情報共有を行い、活動をより良いものにしていきましょう。」との挨拶がありました。
 次に、全国産業廃棄物連合会の石井邦夫会長が来賓として挨拶され、「『産廃女子』と多くの理解がされてきており、資源循環を支える優良企業において、女性の役割は重大である。」と述べられ、つどい開催にあたりお祝いの言葉を頂戴しました。
公開座談会パネリスト公開座談会パネリスト 続いて、公開座談会が行われ、岩手県のリアス環境管理株式会社代表取締役の及川桂子氏、群馬県の株式会社エコ・プロセス代表取締役の宮本正子氏、千葉県の有限会社三和企業代表取締役の平塚恵美子氏、東京都の有限会社スリーシープランニング代表取締役の山下智栄子氏に以下の質問についてお話ししていただきました。
 ①現在の会社に勤めた経緯 ②男性主流の産業廃棄物業界での苦労または、女性でよかった点 ③もっとこうしておけばよかった点 ④仕事及び私生活での将来の夢や展望 ⑤ストレスの息抜き方法について
 印象的だったのは、どの方も女性だからといって得したことや苦労したことがないとお話しされていました。
 座談会終了後は昼食をとり、時間が足りないくらい濃厚な交流をすることができました。
 最後に、千葉県産業廃棄物協会女性部会の池田美恵子副部会長からご挨拶をいただき閉会となりました。

 定例の勉強会でも女性部のパワーには驚きの連続ですが、全国の産廃に関わる女性の意見や生き方をお聞きすることができ、今後の仕事面、生活面での参考にしようと思いました。

有明興業・釜石事業所 松本所長(中央)有明興業・釜石事業所 松本所長(中央) その後、「環境再生そして循環型社会への挑戦」と題した全国大会に参加しました。今回の全国大会では、京都大学環境安全保健機構付属環境科学センター長の酒井伸一氏による基調講演「廃棄物からみた社会システム〜産業廃棄物を中心に〜」及び大規模な不法投棄や東日本大震災を経験し、環境再生に取り組んだ10年間を振り返りながら、循環型社会の構築に向けた様々な挑戦や展望について、コーディネーターに岩手大学名誉教授の齋藤徳美氏、パネリストに環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部産業廃棄物課長の角倉一郎氏、岩手県環境生活部副部長の津軽石昭彦氏、太平洋セメント株式会社大船渡工場長の小池敦裕氏、一般社団法人岩手県産業廃棄物協会専務理事の吉田茂氏によるパネル討論が行われました。
釜石・大槌地域産業育成センターにて釜石・大槌地域産業育成センターにて 全国大会終了後は、当部員の恩師である岩手大学の颯田尚哉先生と岩手県環境生活部資源循環推進課廃棄物処理企画特命課長佐々木秀幸氏をお招きし、会食を行いました。全国大会での基調講演やパネル討論に対する意見を交換することができました。
 翌8日㈯、当女性部員が所属するムゲンシステム株式会社の釜石環境技術センターと有明興業株式会社の釜石事業施設の工場見学に行ってまいりました。
ムゲンシステム「バイオマストイレ」ーにて 最初に釜石・大槌地域産業育成センターに到着し、専務理事の佐々隆裕氏、釜援隊の大林正英氏に施設内をご案内していただきました。同施設内に有明興業株式会社の釜石事業施設があります。釜石事業施設では、廃棄物の被覆電線を銅線とプラスチック類に分別する施設となっています。初期投資があまりかからず、被覆電線の原材料を安定的に確保できるメリットを生かし、健常者と同等の待遇で障害者を雇用できるとおっしゃっていました。
 作業場のホワイトボードには、仕分け方法やスケジュール管理がされており、また「気持ちにゆとりを持つ!」といった言葉も書かれていました。
 次に、ムゲンシステム釜石環境技術センターのバイオマストイレを見学しました。バイオマストイレは微生物の働きで「直接汚水を浄化」するので、汚泥が発生しないため、汚泥処理施設への廃棄物運搬コストがかかりません。見た目は一般の水洗トイレで、においも気にならなかったため、工事現場や災害避難場所で快適に過ごせると思います。
宝来館・女将の岩崎氏(左)と佐々センター専務理事 その後、浜辺の料理宿「宝来館」にて、昼食をとりながら、女将の岩崎昭子氏による未来講話をお聞きしました。岩崎氏は奇跡的に助かり九死に一生を得たお一人です。「災害や津波で有名になりましたが釜石は鉄のまちです。来年の世界遺産登録を目指しています。またいらっしゃってください。」とにこやかにおっしゃっていました。移動中の車中では、佐々氏と大林氏から被災状況と復興状況や釜援隊の取り組みを時折冗談をはさみながら、お話ししていただきました。
 産業廃棄物の業務に携わって半年でありますが、この二日間は大変有意義な時間を過ごすことができました。全国大会、『e-Lady21のつどい』、施設見学にご参加、ご協力いただきました皆様に重ねて御礼申し上げます。

(成友興業㈱ 月澤 麻衣 記)

『e-Lady21 のつどい』参加者『e-Lady21 のつどい』参加者

2014年10月16日(木)

震災時処理モデル策定のための事前勉強会を開催

(左)大林氏 (右)佐々氏 10月16日㈭15時より、協会会議室において、釜石・大槌地域産業育成センターの佐々様、大林様のご両名を講師として招聘し、11月に行われる「岩手県釜石市内視察」に向けての事前勉強会を開催しました。
 釜石市では、市議会開催中に震災が発生し、急遽避難所(定員300名程度)を開設したところ、1,000人以上が避難所に詰めかけ、多くの方が焚き火の前で一晩過ごされたそうです。また、災害対策本部が設置されましたが、何をすれば良いのかさえも分からないという厳しい状況の中、産業廃棄物協会が中心となり、瓦礫処理モデルを策定し、被災した他の13市町村に対して処理方法のデモンストレーションを行い、この処理モデルに沿って、廃棄物協会が後方支援をする形で地域の建設業者が中心となり瓦礫処理が進められたそうです。
 復興に向けた動きとしては、「釜援隊」という、市内だけではなく県外出身者で構成された【釜石リージョナルコーディネーター】が、地域や企業と連携し、復興まちづくりの調整役として活躍されている他、中小企業の誘致・支援から立地に至るまでのプロセスの企画や、有明興業㈱の協力を得ながらの高齢者・障害者でも働ける場所づくりなど、様々な動きがあるとのことでした。
 農林水産業の復旧・復興も進んでおり、製品出荷額も少しずつであるが伸びているという、嬉しいお話しを伺うことができました。
 今回の講演を通し、特に佐々様の、「釜石で昔から言われている言葉〝いのちてんでんこ"(自分のことは自分で守
る。災害は全て自分の責任)」という言葉に、深く考えさせられました。現在、発生が予測されている首都直下型地震が実際に発生した場合に、個々人がどのように行動し、責任を持って対処していくか。今回の東日本大震災や、釜石市での経験を踏まえ、今一度考え直す必要性を強く感じさせられました。
 お忙しい中、講演を行って頂きました佐々様、大林様のご両名に、この場をお借りして心より感謝申し上げます。

(東京臨海リサイクルパワー㈱ 片山樹里 記)

2014年9月18日(木)

施設見学会を開催しエコシステム千葉と杉田建材を訪問

エコシステム千葉正面入口にてエコシステム千葉正面入口にて  平成26年9月18日㈭、女性部施設見学会を開催いたしました。
 当日は天候にも恵まれ、チャーターしたバスに乗り込み、丸の内を9時00分に出発。9時45分、アクアラインを通過する途中、車窓から右手に「新日鉄住金君津の溶鉱炉」、左手に「JFE千葉」を臨み、まさに今日の施設見学のプロローグのよう。
 車中でのおしゃべりも束の間、最初に訪れるエコシステム千葉㈱(千葉県袖ヶ浦市)に到着。エコシステム千葉は、トータルに環境リスクを引き受けるDOWAエコシステムグループの企業で、日本最大級の産業廃棄物焼却炉を所有しているのが特徴です。
説明に集中する真剣な〝まなざし〟説明に集中する真剣な〝まなざし〟 多種多様な廃棄物を安全・適正に無害化処理する為、性状、荷姿別に受入・保管を行い、サンプル分析結果から処理方法を決定しています。
  焼却炉は1号炉と2号炉があり、何れもロータリーキルン方式で、2号炉は600t/日の処理能力を持ち、ボイラーからの蒸気を利用した発電は4,700kwで、炉に使用する電力を自前できる上、余った電力は売電しているとのこと。壮大なスケールの工場を拝見させて頂き、案内をして下さった珍しいお名前の表おもてさんは、好青年なうえ、工場を熟知していることに感心しました。
 昼食後、再びバスに乗り、次に訪れる杉田建材㈱(千葉県市原市)に到着。
安定型最終処分場をバックに‼安定型最終処分場をバックに‼ 杉田建材は、社会的な環境基盤を支える杉田グループの企業で、関東唯一の低濃度PCB汚染機器等の処理施設です。低濃度PCBとは5,000ppm以下のPCBで、絶縁油等はドラム缶ごと炉に入れ、850℃の高温で加熱分離することで無害化処理しています。また、敷地面積約21万m2、許可容量498万m3の安定型最終処分場も所有しており、埋立エリアを作る際に削り取った土が大変良質であることから、羽田空港の滑走路に使用されました。処理方式はサンドイッチ工法(廃棄物を2m埋めた50cmの土を覆わせる)で、指定項目外の自主検査を行っている等、管理も徹底しています。埋立残余年数は13年。近くに購入できそうな土地もないそうです。
 埋立する廃棄物を少しでも減らすことができるよう、今後女性部でも様々な活動を行っていきたいと思います。

(東京エコリサイクル㈱ 橋本 由美子 記)

2014年8月20日(水) 289

「小学生向け体験型工場見学会」を
アンカーネットワークサービスにて開催

修了証書を手に記念写真 平成26年8月20日㈬、女性部では今年度の環境教育の取り組みとして“今から間に合う夏休みの自由研究に! ”と題してパソコンのリユースラインの見学と携帯電話解体作業を体験する「小学生向け体験型工場見学会」を開催しました。
 開催場所は、株式会社アンカーネットワークサービスの新木場エコラインステーション。当日は12時30分に新木場駅集合。今回ご参加いただいた11名の小学生と保護者の方々が、有明興業株式会社のご厚意による送迎バスに乗り込み、みんな胸をワクワクさせて元気に会場へと向かいました。
女性部山下副部長のあいさつ 会議室にて、先ずは山下智栄子副部長より女性部のご紹介と、ケガなく楽しく過ごしましょう、とのご挨拶。
 続いてご協力いただいたアンカーネットワークサービスの取締役営業本部長赤峰旭氏から、ごあいさつと動画により会社概要をご紹介いただきました。
赤峰取締役営業本部長のあいさつ アンカーネットワークサービスでは、会社などで使わなくなったOA機器(主にパソコン) を引き取り、MicrosoftAuthorized Refurbisher プログラムに沿って再び使えるようにする等、リユース・リサイクルの仕事を通して、長年地球環境の保全に取り組んでいらっしゃいます。
 企業では通常たった4年で買い替えてしまうパソコンについて、赤峰氏が子供たち一人一人に質問しながら、リユース・リサイクルの解説とリサイクルのメリット等をおもしろおかしくお話くださいました。
解体実演 いよいよパソコンリユースラインの見学です。参加者は二列に並んでセキュリティー管理がしっかりされている広い工場に出発。リユース・リサイクルの対象製品等をご紹介いただきながら、5分間位自由に見学した後、情報処理をしている所に集まり、情報漏洩防止の解説をしていただきました。その後パソコンを綺麗に掃除している所や、最後に一瞬でエアーパッキングされる様子を見学させていただきました。あちらこちらから社員の方々の元気の良い挨拶が聞かれ、明るい雰囲気のとても楽しい工場見学でした。
会議室に戻り休憩の後、赤峰氏より携帯電話についてのお話がありました。どんな機能があるのか、どうして携帯電話は聞こえるのか、など子供たちに問いかけ、みんな元気に答えてくれて、赤峰氏からとても分かりやすい説明をしていただきました。
 使用済みの携帯電話を2,000台集めると、約25gの金が回収され、価格にすると、なんと約10万円にもなることをお話いただくと、みんな目を丸くして「早く解体したい!金が獲りたい!」と大興奮でした。
エコトモ事業部の大庭氏のご指導で 先ずは携帯電話を解体するために、工具の取扱いや注意事項をご説明いただき、解体実演をしてくださる赤峰氏を囲んで、みんな真剣にお話を聞きました。その後子供たちは1台ずつ使用済み携帯電話を手渡され、待ちに待った携帯電話の解体作業が始まりました。
 保護者の方々や女性部のスタッフに手伝っていただきながら、工具を上手に使い、ネジを外し、筐きょうたい体カバーを外し、男
の子は元気に、女の子は丁寧に、ドンドン解体していきました。中身が見えてくるとみんな目がキラキラ輝き、「これがカメラ?これが金?」と、時の経つのも忘れ、携帯電話を見事バラバラに解体しました。
終了証書授与 ケガもなく順調に作業を終え、資源を種類別にビニール袋に分けて、用意されたシートに貼りつけ、文字通りの『携帯電話解体新書』が完成した瞬間は、みんな笑顔が溢れました。
 最後に子供たち一人一人に修了証書と記念品を贈呈し、全員で記念写真を撮影しました。
今回は女性部で2回目となる親子体験型見学会でしたが、充実した内容で、子供も大人も大満足の楽しい一日でした。
 ご協力いただきました株式会社アンカーネットワークサービスの皆様には、心より感謝申し上げます。

(㈱リーテム 陶山純子 記)

2014年7月17日(木)288

部内勉強会~東京都の環境方針について~
東京オリンピック・パラリンピックに向けて廃棄物・環境教育等

講師の緑川課長  平成26年7月17日㈭15時より、協会会議室に東京都環境局総務部環境政策課課長 緑川武博氏を講師にお招きして、〜東京都の環境方針について〜「東京オリンピック・パラリンピックにおける廃棄物を中心とした環境方針について」及び「東京オリンピック・パラリンピックに向けた子ども達への教育環境の取組について」のテーマでお話を伺いました。
 冒頭では東京都環境局を取り巻くエネルギー・気候変動、大気・水、資源循環、自然環境の現状や取組の方向性等についてお話いただきました。世界の都市で初めて「キャップアンドトレード制度」を実施し、CO2の排出量が大規模事業所平均で基準排出量比8%削減の22%削減を成功させた事。震災以降、節電は続いている状態にあるが、東京のエネルギー消費量はノルウェー1国の消費量と同じで、まだまだ抑えていく必要あるとの事。東京都には、「みどり率」という独自の指標があり、よく使われる緑被率と違い、公園の歩道や水辺等の緑もカウントし、年度毎に調査・データ化している。平成20年度における「みどり率」の調査によると、公園・緑地は増加しているが、宅地造成により樹林・農用地等の面積は減少しているという結果が得られた。緑の量の確保、在来種の木を植え生態系に配慮した緑化の適性管理、緑を残した宅地開発などの事業に取り組んでいる。また、PM2.5の環境基準を東京にある観測地点80か所全てで達成した事など、とても貴重なお話を伺うことができました。
 東京オリンピック・パラリンピックへの取組としては、具体的に示せる段階にないとの事でしたが、開催時(2020年)及び10年後(2024年)の長期ビジョン(仮称)を作成し、今年9月上旬を目途に中間報告を行い、パブリックコメントを募集し、年末を目途に公表の予定となっているそうです。
 環境関連では、カーボンニュートラルな大会の実現、環境負荷の少ない交通・運輸システムの構築、5R*の推進、大気・騒音・水・土壌等環境への負荷の最小化、自然環境と都市設備との共生モデルの創出、水・資源の有効活用、持続可能性マネジメントの実施、技術革新と環境ビジネス育成、環境学習・人材育成、参加・協同・国際貢献の推進を挙げられていました。
 その中で環境学習への取組は、各行政や研究機関と連携して環境授業が実施できる教職員の育成、地域や会社における環境リーダーの育成、児童が自主的に学び考えられるきっかけを作れるような学習教材の提供をしている。直面している環境問題を解決する為には、環境教育・環境学習がますます重要になる。そして大会終了後も継続していくことが大切であると。また、外国企業が注目しているものは、日本の環境と医療、好感を持てる日本人の意識・国民性で、これらは日本の魅力の一つと捉えているそうです。
 東京オリンピック・パラリンピックが日本の環境発信の良い機会になればとの緑川氏のお話に、廃棄物を通し環境に携わる者として、この機にもっと深く考え講師て行動に移していきたいと改めて考えた時間でした。
(株式会社ティーエムハンズ 佐藤和子 記)

* 5R(発生抑制・再使用・再利用・エネルギー回収・都市の自然環境を再生)

2014年6月19日(木)287

定例会開き新入部員会社紹介と「東日本大震災『被災地』報告」で講演

 6月の定例会は、新入部員の会社紹介と講演の二本立てで部内勉強会を開催致しました。
陶山さん陶山さん まずは会社紹介、㈱リーテム:陶山(すやま)純子さんです。国際貢献を目標にし廃棄物の再資源化と環境マネジメントの両面から取組んでいらっしゃるそうです。また、照明デザイナーが手掛けた東京都内のライトアップスポットを巡るツアーとして『東京ゲートブリッジ』『東京駅』『東京スカイツリー』と並び、東京工場もプレミアムツアーコースになったそうです。
 次に東京臨海リサイクルパワー㈱:片山樹里さんです。東京電力㈱のグループ会社であり、適正処理を通じてマテリアルリサイクルを実現し、焼却時に発生する廃熱を利用して発電を行うサーマルリサイクルをされ、循環型社会の構築に貢献されているそうです。
片山さん片山さん 続いてはムゲンシステム㈱:伊藤美智子さんによる「東日本大震災『被災地』報告」です。ムゲンシステム㈱さんの釜石環境技術センターは東日本大震災で被災されました。津波よりも引き波が強く、2階建ての事務所が流され、誰のものともわからない車が流されてきたりしたそうです。そんなひどい状況の中、会社の看板が裏山に引っ掛かっていたのを社長が発見され、伊藤さんご自身の気持ちは
下向きだったそうですが、社長は「ピンチはチャンス!」と新しい会社『㈱銀河エナジー』を立ち上げられ、釜石市の災害廃棄物を、地元の仮設住宅に住んでいる方々や被災して仕事が出来ない人達と共に、阪神大震災の時に活躍した業者のノウハウを生かした現場で選別作業をされているそうです。
講師の伊藤さん 今回のお話を伺い、月日がたってもやはり何か東北の方々に出来る事はないかと強く思いましたが、伊藤さんは「自分
がやりたい事をすればいい」とおっしゃってくださいました。『絆(つながり)』という言葉がありますが、英語では『ボンド』と言うそうです。ボンドのように強力でなくても『のり』で充分。「軽いノリでいいんじゃない」とステキな笑顔で語ってくださった伊藤さんの言葉に、改めて気持ちを大事に考えようと思えるようになりました。忙しい中、依頼に応じてくださった伊藤さんに、この場をお借りして感謝したいと思います。
(有明興業㈱ 樫山民江 記)

2014年5月15日(木)286

部内勉強会開き、恒例の新入部員「会社紹介」と『災害廃棄物を取り巻く法制度』等で講演

 平成26年5月15日㈭15時より、協会会議室において部内勉強会が開催されました。
横山さん横山さん廣木さん廣木さん まず、毎年度継続している新入部員の「会社紹介」を行い、昨年度後期に入部した萬世リサイクルシステムズ㈱・横山真奈美さん、㈱昌和プラント・廣木直江さんが事業内容の紹介や今後の展望等についてお話しされました。
引き続き、「災害廃棄物を取り巻く法制度と廃棄物処理の課題」というテーマで芝田稔秋法律事務所パートナー弁護士の芝田麻里先生にご講演いただきました。芝田先生は今年度より女性部のリーガルアドバイザーとして、女性部の活動をサポートくださっております。今回の講演では、大きく分けて「東日本大震災および災害廃棄物の概論」「災害廃棄物処理の問題点・課題」「災害廃棄物関連法令」の3点についてお話しいただきました。
芝田弁護士芝田弁護士 「東日本大震災および災害廃棄物の概論」では、東日本大震災で発生した被害の全体像についてご説明いただき、災害廃棄物は分類上、産業廃棄物ではなく、一般廃棄物であることを再度周知してくださいました。また東日本大震災において、災害廃棄物の処理が困難な理由には、震災から発生したものだけではなく、水害から発生したものが含まれていることが挙げられること、そして災害廃棄物の中でも意外に着目されにくい“避難ごみ”についても取り上げていただき、その扱いの難しさを知ることができました。
 「災害廃棄物処理の問題点・課題」では、処理の流れの中でも特に仮置場の場所の確保・管理の大切さについて学びました。また、東日本大震災において、災害廃棄物の問題点・課題の捉え方は、廃棄物処理業者側と自治体とでは異なることが分かりました。
 「災害廃棄物関連法令」では、東日本大震災の発生により数多くの法令が改正されたり、特別措置法が制定されたりしたことを教えてくださいました。
 東日本大震災や災害廃棄物については、これまで多くの報道がなされ、たくさんの情報を得ていたように感じておりましたが、法律および廃棄物処理業者側からの見解で捉える事は少なかったので、新たな気づきや数多くの有益な情報を得ることのできた勉強会となりました。
(加藤商事㈱ 佐々木 由佳 記)

2013年度

2014年3月26日(水)

初の「環境教育」活動を加藤商事で実施
第10 回定時総会を開催

「修了証書」を手に集合!「修了証書」を手に集合!

加藤商事㈱・加藤社長あいさつ加藤商事㈱・加藤社長あいさつ選別作業体験選別作業体験 平成26年3月26日㈬女性部が取り組んでいる環境教育の一環として、東京都東村山市にある加藤商事株式会社様の『エコ工場フェニックス』を訪問し、小学生と保護者の方を対象とした「ごみ工場体験見学!」を実施致しました。子供を対象とした処理施設体験見学会は、女性部初の試みのため、今回は部員のご家族・ご親戚・社員の親子さんにご参加いただきました。
環境学習の内容は、まず初めに、参加者の方々は容器包装プラスチック選別ラインに立ち、選別作業を体験しました。
 工場長さんの説明を受け、それぞれ制帽やマスク、ゴム手袋をはめ、慣れない手つきで作業開始。施設の作業員の方に種類を確認しながら真剣に分別している姿に心打たれました。
パッカー車説明パッカー車説明パッカー車前でパッカー車前で 次にパッカー車の仕組みについて説明を受け、一人一人試乗体験を行いました。工場長さんの計らいでフォークリフトにも試乗させていただき、大興奮しているお子さんが多かったです。
 パッカー車の前で集合写真を撮影した時も、和気あいあいとした雰囲気の中、全員で「ハイチーズ」。引
き続き、屋上にある太陽光パネルの見学も実施致しました。
紙芝居読み聞かせ紙芝居読み聞かせ 休憩の後、室内で容器包装プラスチックリサイクルのDVD上映を視聴し、紙芝居「はじめてのお買物(教えてりーちゃん)」の読み聞かせも行いました。 最後に分別ゲームのチーム戦がスタート。事前に用意した様々な種類のごみを時間内に正しく分別できるかを競うものです。子供達はPETボトルのキャップとボトルを分けたり、はがしたラベルを容器包装プラスチックゴミに分けたりと大興奮でした。周囲の保護者から拍手や歓声が
上がりました。

修了証書授与修了証書授与 最後に修了証書を参加者一人一人に手渡し、記念品の贈呈もありました。女性部として初の試みでしたが、有意義な体験となりました。
 最後になりましたが、施設見学にご協力いただいた加藤商事の皆様に心よりお礼申し上げます。

(㈱クリエイト 吉田きく江 記)

2014年2月25日(木)

平成25年度関東地域協議会 女性部会 交流会 IN埼玉

 平成26年2月25日㈫、埼玉県さいたま市のパレスホテル大宮において「平成25年度関東地域協議会女性部会交流会」が一般社団法人埼玉県環境産業振興協会主催で開催されました。参加者は(一社)埼玉県環境産業振興協会から17名、(一社)茨城県産業廃棄物協会から4名、(公社)栃木県産業廃棄物協会から4名、(一社)千葉県産業廃棄物協会から6名、(公社)群馬県環境資源保全協会から12名、私たち(一社)東京都産業廃棄物協会からは21名が参加しました。総勢64名の各都県の女性たちが一堂に集いました。

参加者一同華やかに(中央・熊江教授)参加者一同華やかに(中央・熊江教授)

埼玉女性部会徳原昭子部会長埼玉女性部会徳原昭子部会長 第一部は帝京平成大学健康メディカル学部教授・熊江隆氏の講演会。『職場における健康管理』といテーマで健康管理と健康の保持増進についてのお話から、右肩上がりの国民医療費は、ほとんどが循環器系の疾患に使われており、そのほとんどが高血圧性の疾患などの生活習慣病だそうです。それらは毎日の食生活で改善できるとの事。また病気にならないためには毎日身体を動かす事も大事。年々私たち日本人は歩かなくなっているそうで、2000年の調査で一日平均8000歩あった歩数が、最近の調査では男性7233歩、女性6437歩と減少傾向にあり、運動不足になっている事が生活習慣病や肥満やメタボの要因にもなっているようです。平均寿命が男性より長い私たち女性がさらに元気になるありがたいお話を熊江教授からお聴きしました。
松澤会長(中央)・熊倉副会長(左から二人目)と松澤会長(中央)・熊倉副会長(左から二人目)と 第二部の賀詞交歓会は、埼玉協会の松澤会長、熊倉副会長、柴﨑専務理事、大木常務理事と日報アイビーの富田氏等を来賓にお迎えして盛大に行われました。各テーブルには各都県から参加した人たちがバランス良く配席され、美味しいお食事をしながら、業界の状況や仕事上の相談から楽しい趣味のお話等、とても賑やかに盛り上がりました。後半には女性部のメンバー全員が舞台上に上がり、部員たちが紹介されました。中締め前には、毎年恒例となっている埼玉女性部会の栃原副部長の美声で、地元埼玉の民謡“秩父木挽歌”と“秋田大黒舞”の二曲が披露され、華やかにそして縁起良くお開きとなりました。
 〝コラめでたい めでたい 商売繁盛 御家内繁盛 みなさま おまめで金もうけ どっさり〟
徳原部会長をはじめ埼玉女性部会の皆様本当にお疲れさまでした。というわけで今年も女性部は元気です!     

(大谷清運㈱ 二木 玲子記)

2013年11月8日(木)

勉強会開き、石油業界の歴史とエネルギー事情を学ぶ

 今年最後の女性部全体会は、3月に実施予定としている「環境教育」活動の実践に備えるため、東京エコリサイクル㈱制作によるDVDの上映、及び同社制作の紙芝居と環境省制作の紙芝居をそれぞれ部員が実演しました。いずれも環境教育を目的として活用されている教材です。
紙芝居の実演紙芝居の実演 引き続き行った勉強会では、株式会社荒木・代表取締役社長・荒木敬一氏に「石油と経済 昭和から今日まで〜そしてこれからの石油・エネルギー事情」のご講演をいただきました。
 前半は石油業界の歴史等についてご説明いただき、後半の質疑応答では、裏話なども飛び出し、大変興味深く拝聴しました。
講師の荒木社長講師の荒木社長 ㈱荒木は創業昭和2年、エネオスのガソリンを供給するガソリンスタンド等を経営して、現在の荒木社長で3代目になります。
 同社の特徴は「安定供給」で、3.11の震災の時にも契約している会社は、世の中でガソリンが不足していることを知らなかったそうです。
 また、先の震災で被災者が一番必要としていたのは、一位ガソリン、二位食糧、三位灯油だそうです。その理由は家屋が被災し車の中での生活を余儀なくされたためです。灯油は、ファンヒーターを使用している家庭が多く、電気がないと使えないので三位となったようです。
 現在の日本では、ガソリンはガソリン税と消費税の二重課税となっている話や、現在、軽油とガソリンは見かけ上ガソリンの方が金額は高いのですが、税金を除くと軽油の方が高くなっていることを教えていただきました。この税金について業界団体が抗議しても、ユーザーが反対しないので国は取り合ってくれないのだそうです。
 行政との関わりでは、国の最大の政策として、これまで石油は法律に守られてきましたが、供給ソースが増え、国民に不利益なのではないかということで、国のコントロールが外れました。法律を外して10年が経ち、「安く仕入れられないものは去れ」という流れになっており、不正軽油の製造・密売等が大きな問題であり、不正軽油撲滅のためにも、今後は取締りを強化し、せめてどこで作られたかわからない(品質保証のない)油の販売、消費はやめようという法律の規制が重要だと考えられているそうです。
 原油を精製するプロセスにおいて廃棄物がどのくらい出るのかという質問がありましたが、日本の精製技術力で廃棄物は全く出ないとのことでした。日本の精製技術は500mlのお湯を沸かす油の量にはっきりと出ていて、中国では50ccの油が必要ですが、日本では10ccで足りるそうです。改めて日本の技術力の高さにびっくりしました。
 荒木社長が「自分達は自分達だけが苦しいと思っているがそうではない。3代まで続いているのは社員に恵まれたこと。そして石油(油)が好きにならないと。」と話していらしたのが印象的でした。

(㈱ハチオウ 大野晶子)

2013年11月21日(木)

施設見学会開催し東京エコリサイクルと有明興業を訪問

東京エコリサイクル・川上信彦社長東京エコリサイクル・川上信彦社長 11月21日㈭、天候にも恵まれ、当女性部員の所属する東京エコリサイクル株式会社と有明興業株式会社の工場の見学に
行ってまいりました。午後1時に新木場駅に集合し、有明興業様のご厚意によりバスの手配をしていだだき現地まで向かいました。
 本日見学予定の2社は隣接しており、最初に東京エコリサイクル株式会社の施設見学となりました。同社は2001年家電リサイクル法施行に伴い日立製作所をはじめ、三菱、シャープ、ソニーなどの家電メーカーが、製造メーカーとしての事業者責任ということから設立されたそうです。家電リサイクル法により家電製品の指定引取場所全国380か所の内、江戸川区、大田区他12か所の指定引取場所からの家電製品を回収しリサイクルを行っており、年間の取扱量は、2010年の地デジ化で増量したものの平均40万台の処理を行っているとのことでした。また、家電製品の他、PC類のリサイクルも行っており、PC専用リサイクルルームでの情報漏洩防止の取り組みとしてビデオカメラによる作業監視、指静脈認証による入退室、金属探知機退室管理を行っており、HDDは全数物理破壊を実施しています。
 セキュリティ・情報漏洩において、廃棄する側としてはとても安心いたしました。また、家電製品では冷蔵庫やエアコンなどはフロンガスが使用されており、コンプレッサーからのフロンの抜き取り作業後、各部品を分解、洗濯機、テレビについては、モーターやコンデンサ他、部品、基盤等をすべて手作業にて取り除き、それぞれ有価物・有害物に選別、その他は破砕機にて破砕後マテリアル別に分別し、再資源化していました。
 回収率は全体の95.6%と高く、リユース・リサイクルを実行している企業であることを実感いたしました。リデュースという観点では、現在家電製品市場は次々と新商品を開発しなければ売れないという、業界ならではの悩みもあるそうですが、できるかぎり企業努力しているとのことでした。川上社長の熱意あるお話や分かりやすい説明での見学対応をしていただき、身近な家電のリサイクルについて知ることができました。ありがとうございました。
ハーブガーデンにて一同笑顔でハーブガーデンにて一同笑顔で 次に、有明興業の見学をいたしました。
 環境に配慮した、金属スクラップ・廃プラスチック類・木材・紙くずなど、100%リサイクルをめざしており、現在、混合廃棄物・処理困難物・車、FPR船など大型廃棄物・税関押収品など特殊廃棄物・特定家電機器のリサイクルも行い年間90万トンの処理を行う施設で、自動車リサイクル法に準じた破砕・残渣処理を行うASR施設・容リプラの再資源化施設も設置し多種多様の廃棄物の処理・リサイクルを行っていました。再資源化の一環としてプラスチックや古紙などの廃棄物を化石燃料の代替品としてRPFやフラフ燃料を製造するなど環境負荷低減の取組も行っていました。新しい取組として、建造物の体・仕分け・運搬など適正処理を一括して行うワンストップリサイクルを行っており、不法投棄防止と残置物をリュースしているとのことでした。
有明興業・五十嵐顕二環境推進部部長有明興業・五十嵐顕二環境推進部部長 放射能感知器やソーラー発電など環境に配慮した設備、災害対策では、自家発電システムを導入しているとのことでした。工場立地の特徴は、廃棄物処理工場に若洲臨海公園が隣接していることや高速道路が近いことで交通のアクセスが容易であり、昨年東京ゲートブリッジの開通により交通環境が大きく改善した。また、プライベートバースがあり多くの廃棄物の収集・処理がおこなわれており、物流においてもコスト削減、CO2削減に寄与しているとのことでした。
 企業にも環境にも負担をかけない、質の高い技術とサービスを提供すること、リサイクルクオリティーをめざした企業であることを知ることができました。
 工場見学終了後、新木場駅前にあるハーブガーデンにてハーブ摘みをさせていただきました。こちらは、NECソフト株式会社様の社会貢献活動として行われており、部員の樫山さんが参加していることから見学等させていただきました。
 今回の見学会を終え、自身、廃棄物に関わる者として循環型社会を意識し取組むことの大切さを知ることができ、今後に役立てていきたいと思います。
 最後に、今回施設見学に対応いただきました、部員の東京エコリサイクル・橋本さん、有明興業・樫山さんありがとうございました。

(萬世リサイクルシステムズ㈱ 横山真奈美 記)

2013年11月8日(木)

関東地域協議会女性部会主催『e-Lady21のつどい』

東京エコリサイクル・川上信彦社長東京エコリサイクル・川上信彦社長 平成25年11月8日㈮、第12回『産業廃棄物と環境を考える全国大会』が三重県の伊勢志摩ロイヤルホテルにて開催されました。今回の全国大会では、低炭素社会の実現に向けた取り組みの在り方や、循環型社会の形成に重要な役割を担う産業廃棄物処理業者の優良認定制度の普及
方策について、行政(環境省・三重県)・排出事業者(井村屋㈱)・学識経験者(早稲田大学教授)にて討論が行われました。優良認定制度の普及としては、緩やかではありますが、年々着実に伸びており、行政側としても普及しつつある優良認定業者の情報発信に今後どのように取り組んでいくか等が話し合われました。
 全国大会終了後、関東地域協議会女性部会の主催にて17時より『e-Lady21のつどい』が開催されました。全国大会交流会までの短い時間ではありましたが、東京都・埼玉県・千葉県・茨城県などの関東地域から石川県・三重県・兵庫県といった全国地域にわたる女性部員計27名が参加しました。開会後、三重県産業廃棄物協会会長の木村亮一様よりご挨拶をいただきましたが、女性部員の多さに大変驚かれ、「今後もこのような機会を作り、活発な意見交換の場して欲しい」というお言葉をいただきました。その後、約40分間にわたり、名刺交換や意見交換が行われました。
木村亮一・三重県協会会長木村亮一・三重県協会会長 各地域の女性部の活動状況が冊子や資料等で配布されましたが、「まだ十分な活動ができていない、今後もより多くの活動に取り組んでいきたい」という女性部としてのお話や、各社が抱えている悩みや現状などについて様々なお話を伺うことができました。
 会の最後に、二木部長より、「今後もこのような機会を設け、多くの情報共有を行い、女性部としての活動をより良いものにしていきたい」という挨拶があり、『e-Lady21のつどい』は終了となりました。
 今回の『e-Lady21のつどいを』通じ、産業廃棄物業界で働く女性の力強さや意識の高さを改めて感じ、大変貴重な時間を過ごすことができました。

(㈱タカヤマ 蛭田温子 記)

2013年10月17日(木)

新入部員6名による会社紹介とチーム別ミーティング

 平成25年10月17日㈭15時より協会会議室にて、女性部全体会が開催された。
 最初に行われたのは、今や恒例行事となった部員の会社紹介。今年になってから入部した8名のうち、今回出席した6名の新入部員にお話しいただいた。
 ㈱アンカーネットワークサービス 清野文子さんから始まり、有明興業㈱ 樫山民江さん、成友興業㈱ 元石真祐美さん、㈱ハチオウ 大野晶子さん、東京エコリサイクル㈱ 橋本由美子さん、そして最後に㈱タカヤマ 蛭田温子さん。それぞれが、各社の業務内容や担当業務、入社のきっかけ、仕事上での悩みや体験談に至るまで、生き生きと語って下さった。
 女性ならではのオープンさと、皆で情報を共有しようとする姿勢が、女性部の最大の強みである。その相互扶助の精神が少しずつ広がりを見せて、部員増加につながっている。会社紹介と質疑応答は、そんなことを参加した誰もが実感できる貴重な時間でもある。ちなみに10月17日現在で部員数は37名となった。
 各社紹介で盛り上がり、残り時間が少なくなった中、来月行われる全国大会での「e-Lady21のつどい」と、環境教育の取り組みについての経過報告があった。その後、企画研修チームとPRチームに分かれて今後の予定などについて話し合った。
 2時間がとても短く感じる中身の濃い全体会であった。

左から ㈱アンカーネットワークサービス 清野 文子さん、有明興業㈱ 樫山 民江さん、成友興業㈱ 元石 真祐美さん
左から:㈱ハチオウ 大野 晶子さん、東京エコリサイクル㈱ 橋本 由美子さん、㈱タカヤマ 蛭田 温子さん

(武蔵野土木工業㈱ 渡邉 久美 記)

2013年9月19日(木)

『地球が悲鳴をあげている! 3Rで進める
ゴミ・水・農・生活』と題して勉強会を開催

水野講師水野講師 平成25年9月19日㈭15時より、18名の部員が集まり、協会会議室にて3R 推進マイスターの水野恵美子氏を講師に招き、『環境教育』実施に向けての事前勉強会が行われました。
 講師の水野氏は3R推進マイスターの他、環境省環境カウンセラーや茨城県環境アドバイザーとしても活躍されています。『3R推進マイスター』とは、容器包装廃棄物の排出抑制について、消費者の意識啓発等を図るため環境大臣が任命した、3R普及啓発活動を支援されている方のことです。
 講演は水野氏が携わっている環境教育の活動について話をして頂きました。まず、私達の生活とエネルギーの関係として、日本のエネルギー自給率は18.1%(子供には%だと分かり難いので、「10のうち2しかない」と説明すると分かってくれるそうです)。食料の自給率は39%。「運ばれてくるまでに相当なエネルギーを使っていて、水を利用するにも、ゴミの処理にも電気の力が必要、原油も工場で無色透明にしてからでないと使えません。なぜ、災害時にガソリンや水がストップしたか考えてみよう!」というように、常にやさしい声掛けと笑顔をもって、子供を意識した大変分かり易い説明でした。
 子供が興味をもつような実験も色々と取り入れておられ、写真を用いてその様子を紹介して頂きました。中でも面白かった事例は、ペットボトルを2本用意し、どちらにも石灰水を1cmほど入れ、片方には木の葉を入れて息を吹込みます。すると、石灰水のみの方は濁ってしまいますが、木の葉が入っている方は水が濁りません。それは葉っぱが二酸化炭素を吸ってくれるからで、若い葉ほど吸収力が高いそうです。「二酸化炭素には悪いイメージがありますが、二酸化炭素が少ないと寒くなります。今、地球の平均気温は15℃ですが、二酸化炭素が減ってしまうと、どんどん寒くなるので、大切なガスの1つではないでしょうか。」と解説されていました。
 Rの取組みについて、これまでのリデュース=削減、リユース=再利用、リサイクル= 再生の3R から、今やリフューズ=断る、リフォーム=作り直す、
リペア=修理、リスペクト=感謝、リシンク=改めて考える、をプラスした8Rという考え方もあると初めて知ることが出来ました。
 自然の素材でリースや動物を作ったり、また絵本を読むだけでも環境教育として成り立つということを学びました。これから女性部が進めていく『環境教育』の実施に向けて、とても有意義な勉強会となりました。

(リサイディアコーポレーション㈱ 小野寺美加 記)

2013年7月19日(金)〜19日(土)

事前勉強会で放射線リスクと原爆のメカニズムを学ぶ
3年越しの計画を実現させ広島研修旅行を実施

「 原爆ドーム・対岸にて」「 原爆ドーム・対岸にて」

 7月19日㈮〜20日㈯1泊2日の日程で、念願の広島研修を実施しました。
高畑氏高畑氏 先ずは本番に向けて、6月20日㈭14時から協会会議室において2名の講師をお迎えし、事前勉強会が開催されました。
 『放射線リスクと対処の考え方』と題して、高畑恒志氏(国立環境研究所客員研究員)より、放射線とは?から始まり医学的な立場から放射線の種類・特徴・それぞれの及ぼす影響など、さらに今、福島で起きている現実についてもお話頂きました。
佐野氏佐野氏 『ヒロシマの回想と核分裂の話』と題して、佐野博敏氏(東京都立大学総長・大妻女子大学学長等歴任)より、当時の広島での体験を基にした貴重なお話と、原爆のメカニズム(核分裂)についてお話頂きました。広島に居たお母様を探しに最西端の大竹市から船で向
かい、当時17歳だった佐野氏が目にした光景は、まさに井伏鱒二の「黒い雨」そのものであったそうです。
 両先生方のお話を伺い、広島へ行くことの意義の深さを得られた勉強会でした。
「平和の鐘」「平和の鐘」 いよいよ研修会初日、7月19日㈮9時20分、晴天に恵まれ参加者28名は広島空港へ降り立ちました。バスで【平和記念公
園】へ向かい、【対岸からの原爆ドーム】【平和の鐘】【原爆死没者慰霊碑】など順に徒歩で回り【資料館】で『被爆者講話』を拝聴しました。
 お話くださった原田浩氏は今から68年前の昭和20年8月6日に6才で被爆。強固な駅舎の陰にいたため直接の熱線と爆風からは免れ、父子で瓦礫の下から脱出し東へ逃げ放射線も浴びずに済んだとのこと。ただ、自らが生きるためには倒れた死体の上を歩かなければならず、その感触が今でも足に残っているそうです。市役所退職後、広島平和記念資料館の館長を経て現在も「二度と原爆被害が繰り返されることがないように語り伝えることを続けている」とのお話でした。「たった1個の爆弾が…」というお言葉を繰り返されるその目には涙が潤んでいました。現在、地球上には18,000発の核兵器が存在し、核実験は2,000回を超えているそうです。68年前の広島の出来事は決して過去の出来事ではない、というお言葉が胸に深く残り、同時に事前勉強会での佐野先生の最後のお言葉がよぎりました。それは正に公園内で実物を目の当たりにした慰霊碑に刻まれた『安らかに眠ってください。過ちは繰り返しませんから。』でした。
 その後、ボランティアガイドさんの説明を受けながら館内を回り、午前の日程を終了し【平和記念公園】を後にしました。

「きなり村の皆さんとシンボル「きなり村の皆さんとシンボル

 午後はバスで一路、廿日市市へ。資源循環型社会をテーマにしたバイオ研究施設【きなり村】を見学しました。まずはシンボルタワー内へ案内して頂き、冷たいハーブ茶を飲みながら代表取締役・川本義勝氏のプレゼンテーションを拝聴しました。羨ましい限りの広大な土地に①シンボルタワー②研究棟③鶏小屋④農園⑤アーティーチョーク畑=アーティーチョークとは「高貴なアザミ」とも呼ばれ古代ギリシャ・ローマ時代より食材として利用されたハーブで美容と健康に良いと注目されている=を設け、「アウトプットからインプット」をテーマに資源循環ビジネス事業を展開中とのことでした。大量生産、大量消費を機軸とした経済成長の優先社会から環境と人間社会が調和した持続可能な社会こそが循環型社会といえる。今後はデジタルな空間とアナログな空間を費やす時空の価値観を求心力とする事をNEWイノベーション社会として捉え、成熟して行く事こそ今世紀の日本にとって重要ポイントであると学ばせて頂きました。お茶受けに出して頂いたアーティーチョークで作ったマカロンが美味でした。「廃棄物」から「資源循環」へ、地域を問わずにこんな社会に少しでも近づくことが出来たら理想ですね。
「 世界遺産・厳島神社 干潮の大鳥居」「 世界遺産・厳島神社 干潮の大鳥居」 川本氏より頂いたお名刺に「広島県資源循環協会」との表記があり、参加部員から早速質問が出ました。産業廃棄物協会=資源循環協会で、会長をされていた当時、名称変更をされたとの回答でした。そういえば被爆者講話をしてくださった原田氏も、かつて市役所職員だった昭和51年から政令都市の中で初めて一般廃棄物の分別収集を行ったとおっしゃっていました。広島県は全国のさきがけとして、素晴しい実績を作っていらっしゃるのだと思いました。
 研修2日目は宮島です。厳島神社本堂にて御祓いをして頂き、厳かな中で心の芯まで清めて頂いた印象でした。地元のボランティアガイドさんの案内で社中を回り、「世界文化遺産」の景観を堪能させて頂きました。タイミングよく午前と午後に満潮・干潮の鳥居の二つの姿を拝見出来、感動でした。神社参拝見学後、ロープウエーで弥山へ。獅子岩展望台からの瀬戸内の景色は晴天のお陰で最高のロケーションでした。観光地、特に世界遺産ともなると流石に整備・維持管理が徹底されていて、陰のご苦労を察しました。
「川本氏の説明を受ける参加者」「川本氏の説明を受ける参加者」 船に乗り宮島を背にしながら、いよいよ帰路となりました。空港までのバスの中で、被爆二世でもある佐村河内守さんの『交響曲第一番HIROSHIMA』、南米人ユパンキさんが広島を想い作ったという『ヒロシマ〜忘れえぬ町』のCDをかけて頂き、感慨深い思いの中で今回の研修を振り返りました。私自身、広島を訪れるのは初めてで原爆の史実を受け止めるのは、かなり重いものがありました。しかし参加された皆様も同じ思いである
と思いますが、日本人として知らなくてはいけない事であり自分の目で見、肌で感じた事を末代まで伝えていかなくてはならない使命をひとりひとりが担っているんだと痛感しました。
 末筆となりましたが、今回の研修旅行にご尽力を頂きました皆様方に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

(㈱アンカーネットワークサービス 清野文子 記)

2013年5月16日(木)

環境省より講師招き勉強会を開催
~『3Rまなびあいブック』から学ぶ環境教育の現状~

講師の水信係長講師の水信係長 平成25年5月16日㈭13時30分より、協会会議室において、環境省より発行されている『3Rまなびあいブック』から学ぶ環
境教育の現状についてというテーマで環境省廃棄物・リサイクル対策部企画課リサイクル推進室・水みずしな信崇たかし係長にご講演頂き勉強会を開催しま
した。
 今回の内容は1.『3Rまなびあいブック』が作成された背景・内容 2.環境教育の現状をお話頂き、その後、質疑応答と改訂版発行にあたっての意見募集と、短い時間の中での勉強会でした。
 『3Rまなびあいブック』の作成目的は、廃棄物の発生抑制であり親子が楽しく学ぶ事が出来ればとの思いを込めて2008年に第1版、その後、2011年3月に改訂され第2版が発行されました。
 『3Rまなびあいブック』は、小冊子が2冊(こども向け、大人向け)と付録が3つ(すごろくゲーム、ビンゴ、買い物ゲーム)が一つの封筒に入れられています。
 この中で一番人気がすごろくゲームで、一番にゴール=一番(勝ち)ではなく、各通過点のポイントの高さで勝敗が決まって行くルールとなっています。ゲームを行いながら進んでいきますので、簡単に伝わる様に感じます。二番人気は大人用の冊子、身近なアイデア実践集等では、ちょっとしたくらしのアイデアも紹介されていて、とても参考になり、今直ぐ活用出来る内容です。
3Rまなびあいブック3Rまなびあいブック 毎年3000部を作成し、希望団体等に配布したり、全国にいる3R環境マイスターが、環境学習の教材として利用もしていて、配布し始め2 〜3 ヶ月間で無くなってしまうそうです。
また、改訂版の内容については、部員より沢山の改善提案もあり、良いイメージが出来たと仰って下さいました。
『3Rまなびあいブック』については、今回の勉強会で始めて知りました。子供と一緒に学ぶ事が目的なので、内容はとても丁寧に説明されている様に感じ、とても勉強になり、改めて気付かされる事も多くありました。

(成友興業㈱ 元石 真祐美 記)

2013年4月18日(木)

第9回定時総会を開催
新役員1名増員、協会の新法人化移行に気持ち一新

 平成25年4月18日㈭15時より、協会会議室にて女性部第9回定時総会を開催。出席者は部員の過半数を超えており、総会は有効に成立した。
野村副部長が司会進行を務め、以下の議案について審議を行った。

〔第1号議案〕
 平成24年度事業報告承認の件
〔第2号議案〕
 平成24年度決算報告承認の件
〔第3号議案〕
 平成25年度事業計画案承認の件
〔第4号議案〕
 平成25年度予算案承認の件
〔第5号議案〕
 役員1名増員の件

 結果、いずれも満場一致で承認された。
 昨年度の動きとしては、「産業廃棄物と環境を考える全国大会」が東京で開催される機会にあわせて、本女性部が中心となり『e-Lady21のつどい』を開催し、ゲスト講師としてお招きした感性アナリストの黒川伊保子様より、「女性脳と男性脳の違い」という講演をしていただき大きな反響を得ることができた。また協会側からの依頼で始まった「ベルマーク回収」では、会員企業37社のご協力を得て、約60,000点のベルマークを被災地支援のため寄贈することができた。
 今年度は、まず、環境省で作られている3Rの教材について勉強し、ごみのリサイクルや分別等に対する子供たちの理解を深める一助となるような環境教育のイベントを企画・実施する。
 また、放射能についての知識を深める目的で、7月には広島県に出向き見学研修を行う予定。
 女性部としては、新たな役員として、中野運輸株式会社の松原美紀子さんが選任され、また新規会員としては3名が加わり、4月18日現在、部員33名となった。
 協会の古川専務理事からもご挨拶をいただき、本協会は4月1日をもって「社団法人」から「一般社団法人東京都産業廃棄物協会」に移行したとの報告を受け、女性部一同、気持ちを新たに、今後の更なる飛躍を誓った。

(東京臨海リサイクルパワー㈱ 山田麻美 記)

2012年度

2013年2月21日(木)

平成24年度関東地域協議会女性部会交流会
お茶の淹れ方実演あり、生演奏ありと笑顔あふれる交流会に

 平成25年2月21日㈭15時よりニューオータニイン東京(品川区大崎)3階「おおとり」にて、㈳東京産業廃棄物協会女性部主催による「平成24年度関東地域協議会女性部会交流会」が開催された。プログラムは講演会と賀詞交歓会の2部構成で、若手音楽家による生演奏がBGMに流れるなど、女性らしい演出が光る交流会となった。

高橋会長(前列中央)、古川専務理事(前列左)とともに、参加者全員集合高橋会長(前列中央)、古川専務理事(前列左)とともに、参加者全員集合
第一部 講演会

木村部長木村部長 第一部の講演会では、まず東京都環境局廃棄物対策部・木村尊彦部長から、産業廃棄物処理の現状、課題などについてわかりや
すい解説があった。その後の質疑の中でも現場で抱える質問、要望に対し懇切丁寧な回答、解説があり大変役に立った。
伊藤講師伊藤講師 続いて、日本茶インストラクターの女性第一号である㈱福寿園京都本店「京の茶蔵」チーフ 伊藤明子氏から、『おいしいお茶の淹れ方』と題して、今すぐお茶が飲みたくなる実演つきの講演が行われた。日本茶インストラクターとは、わかりやすく言えば“お茶のソムリエ(茶ちゃムリエ)”で、お茶を美味しく・楽しく・正しく・健康的に飲んでもらうための普及活動をする資格だそうだ。資格をとるには歴史・流通・化学・農学・家政学などの知識が必要とのことで、こうした内容に沿って講演が進められた。

◆データからみるティータイム
 緑茶消費量は1975年(昭和50年)をピークに減少傾向にあったが、2004年(平成16年)にペットボトル入り緑茶が発売され過去最大となった。
 50歳代までの層は圧倒的に緑茶飲料(ペットボトル)を飲む人が多いそうだ。最近の調査では急須がない家が増えており、その理由は、淹れ方がわからない、又は、急須で入れると渋かったり苦かったりするがペットボトルのお茶はいつも同じ味で安心だからだという。
 近年、緑茶の購入先が茶小売店からスーパーやコンビニエンスストア、通販へと変わってきており、購入の際にお茶の淹れ方、飲み方を尋ねることができず正しい情報が伝わりにくいという状況がある。こうした流通経路を踏まえたうえで、よりわかりやすいお茶のPR方法が必要ということで、「お茶の淹れ方実演会」となった。参加者を代表して佐々木由佳氏(加藤商事㈱)が家庭や会社の先輩から習ったという日頃のお茶の淹れ方を披露し、伊藤講師からアドバイスを受けるという形での講義である。
お茶の淹れ方実演(左は参加者代表の佐々木氏)お茶の淹れ方実演(左は参加者代表の佐々木氏)

◆美味しいお茶の淹れ方
 お茶を淹れるポイントは、茶の量・湯の量・湯の温度・浸出時間の4つだ。茶種ごとに最適な淹れ方は上記の表の通り。お湯は器に移すことで約10℃ずつ湯温が下がるので、使用する電気ポットの設定温度も知っておこう。茶を注ぐときは、濃さが均一になるように回し注ぎ、最後の一滴まで注ぎ切ること。但し、急須を振り回すと渋みが出てしまうとのことだ。茶を供する際には、茶托の木目はお客様に対して水平にするのが正式であるそうだ。また、茶碗の底(糸尻)の水気はふき取っておく(茶碗が茶托にくっついてしまうため)などの“気配り”も大事とのことである。
 さらに、伊藤講師が前夜から作ってこられた「水出し茶」が参加者全員に供された。淡い緑色で香りと甘みが口いっぱいに拡がる。茶葉に含まれる旨味成分のテアニンは低い湯温でも時間が経過することで溶出量が増えるが、渋味成分のカテキン類や苦味成分のカフェインは80℃以上の高温だと急激に溶出するため、水出しすることで茶葉が持つ旨味成分を最大限に引き出すことができるのだ。私たちが普段淹れるお茶が渋いのは湯温が高すぎるせいで、旨味成分は溶出されてはいるが、渋味・苦味に隠れて感じにくくなってしまうそうだ。

◆茶の栽培と製造方法、種類について
 緑茶、烏龍茶、紅茶等の様々なお茶は、すべてツバキ科の仲間であるカメリア・シネンシスというお茶の木から作られる。摘んですぐ加熱して酸化酵素の動きを止めたものが緑茶(不発酵茶)、途中で発酵を止めたものが烏龍茶(半発酵茶)、酸化発酵を促進したものが紅茶(発酵茶)となるのだ。
 日本茶には栽培・製造方法や収穫時期、形状によって様々な種類がある。中でも大きく影響するのが栽培方法である。茶葉に含まれる旨味成分のテアニンは、日光が当たると渋み成分のカテキンに変化する。露ろてんえん天園で日光を十分に浴びた茶を栽培すると適度な渋みがあり、爽やかな味わいのお茶になる(煎茶・深蒸し茶等)。一方、茶園に覆いを被せる覆おおいしたえん下園で栽培すると渋みが少なく旨味の多いお茶になる(碾てんちゃ茶・玉露・かぶせ茶等)。こうした栽培方法の違いによるお茶の特徴を活かすためにも、湯温や抽出時間を守ってほしいとのことだ。

◆お茶の効能効果と健康について
 鎌倉時代に記された『喫茶養生記』に「茶也養生之仙薬也延齢之妙術也」(茶は養生の仙薬なり、延齢の妙術なり)との記述があるように、古くからお茶を飲むことは体に良く長生きの薬であるとされてきたが、最近では科学的にお茶の成分や効能がわかってきた。
 お茶の成分には、水に溶ける成分(水溶性)と溶けない成分(脂溶性)がある。溶けない成分を摂取するには、抹茶のようにお茶そのものを飲む以外、茶葉を食べなければならない。水溶性成分の主な効能効果としては、食中毒予防・ガンや生活習慣病の予防、リラックス効果、風邪予防、口臭予防がある。一方、脂溶性のビタミンEには血行促進が期待できる。お茶を淹れた後の茶殻には栄養分が残っているので、おひたしやチャーハンの具など食材として活用し、お茶を最後まで楽しんでほしいとのことだ。
 講演後は次のような質疑応答となった。
問1 安いお茶の茶殻を食べてみたら美味しくなかったのですが、食用に向くものは?
  価格の高いものほど旨味が多く渋みが少ないので、茶殻を食べるのであれば玉露や上級煎茶が望ましいです。安い茶殻は細かく刻んでチャーハンの具などにしてみてください。
問2 カテキンは体に良い効能がありますが渋味です。健康をとるか、味をとるか、どちらがよいのでしょうか?
 茶の種類によって得られる成分が違います。体には良いが渋い緑茶の製品もあるし、玉露には旨味のテアニンが多いですが同時にカフェインも多く寝る前には向きません。どのような効能を得たいか、TPOに合わせて使い分けてください。
問3 賞味期限が切れたお茶はどうしたらよいですか、保管方法も教えてください。
 お茶は熱・酸素・光・湿気に弱いので、開封したらどんなお茶でも1か月以内に消費してください。 未開封のものは冷凍庫で保管し、必ず常温に戻してから封を開け1か月以内に飲み切ってください。未開封で消費期限(通常約1年)を大きく経過したの、又は開封して1か月以上経ったものは、油をひかないフライパンで乾煎りしてみて(=焙ほうじる)、美味しく飲めるのであれば飲用し、味が悪ければお茶出しパックのようなものに入れて下駄箱や冷蔵庫の消臭、入浴剤等に使用できます。

第二部 賀詞交歓会

二木部長二木部長 17時15分からは同じ会場にて賀詞交歓会が開催された。はじめに主催者を代表して二木玲子・女性部部長から「女性部会によ
る交流会は6回目になります。昨年の10 月には200名を超える女性部の皆さんが一致団結して『e-Lady21のつどい』を開催することができました。女性部は東京、千葉、埼玉、沖縄に続き、群馬にもできました。女性の良さは団結力と明るさ、真面目さだと思います。今年は激変の年と聞きました。激変のときこそチーム力が必要です。産廃協会や会社、家族などの繋がりを大事にし、どんな状況にも耐え、新しいことを生み出すチャンスの年にしていきたいと思います。」と挨拶があった。
高橋会長高橋会長 次に来賓の高橋俊美・東産協会長、佐藤泉弁護士より祝辞があった。高橋会長は「女性部の活躍はすばらしい。非常に勉強熱心で、今日もいろいろな知識を学ばせてもらいました。
 ビジネスの世界では今後もますます女性の活躍が求められていると思います。今後も女性部会の活躍に期待しています。また、全国47都道府県の協会全部に女性部会ができることを願っているので応援していきたいと思っています。」
佐藤弁護士佐藤弁護士 佐藤泉弁護士は「先ほどの木村部長の講演を伺って、私たちの生活は最終処分場で働く方々に守られているのだとつくづく感じました。廃棄物の仕事はこの社会を支えているのだということを、子供たちに教えていかなければならないとも思いました。今年は年初から大きな事件が次々と起こりました。こうしたとき、私たちは“守られている”と感じます。この気持ちを社会に活かして、貢献していきたいと思います。皆さまの益々のご活躍をお祈りします。」
 続いて古川専務理事が「女性が活躍できない会社は消えてなくなる、と言われる時代になりましたが、産廃の会社にも女性社員が増えているようでこれから先が楽しみです。東産協も女性の活力を活かしていただいて元気になろうと思いますので、今後とも宜しくお願いいたします。」と述べて、乾杯の音頭をとった。
 会場にはピアノ・ヴァイオリン・チェロによる生演奏が流れ、和やかに歓談・食事が続く中、各県の女性部会が順に前に出て活動紹介や自社紹介を行った。 
 笑顔の絶えない交流会は19時20分、盛会裏に終了した。

2012年12月20日(木)

国立環境研究所・山田正人氏を講師に招き
「原発事故と廃棄物処理」テーマに勉強会開催

講師の山田氏講師の山田氏  平成24年12月20日㈭15時より、協会会議室において、「原発事故と廃棄物処理」というテーマで独立行政法人国立環境研究所資源循環・廃棄物研究センターの山田正人先生にご講演いただき、部内勉強会を開催しました。山田先生は廃棄物適正処理処分研究室の室長を務められており、東日本大震災以降は災害廃棄物と放射能汚染廃棄物への対応をされております。今回の講演では、1. 原発事故による放射性物質の拡散、2. 廃棄物処理と放射性セシウム、3. 放射性セシウムと埋立処分、4.課題の4つの構成に分けてお話しいただきました。
 「1. 原発事故による放射性物質の拡散」では、放射性物質の基礎知識について学び、特に放射性セシウムの特性として、半減期(放射性物質の量がはじめの二分の一になるのに要する時間)が放射性ヨウ素の1,400倍近くあるということが、さまざまな問題を引き起こしているということが分かりました。
 「2. 廃棄物処理と放射性セシウム」では、家庭ごみで高い濃度の放射性セシウムが検出された理由として、家庭ごみに1割含まれる草木とそれについてくる土が原因であるということを、具体的な数値を交えながらご説明いただきました。
 「3. 放射性セシウムと埋立処分」では、埋立処分に対する要件として①放射線を減衰させる、②飛散させない、③流出させないの3点を挙げられ、その上
で、数十年から数百年という長期間の管理が必要なことを、私自身初めて学びました。
 「4.課題」として、汚染された廃棄物・副産物のうち、規制対象となっているのはごく一部であるということ、また最大の課題は放射能汚染廃棄物を「どこに埋めれば良いのか」ということであり、その議論が不十分であるとの見解を述べられました。
 全体を通してユーモアを交えながら興味深くお話ししてくださり、また質疑応答では活発に意見が交わされ、廃棄物処理の現場サイドとして貴重な知見を得ることが出来た勉強会となりました。

(加藤商事㈱ 佐々木由佳 記)

2012年11月15日(木)

「廃棄物処理事業者に課された法律の縛り」
をテーマに勉強会を開催

講師の佐野氏  平成24年11月15日㈭15時より、協会会議室において、講師に高俊興業株式会社・総務部長 佐野藤治 氏をお招きし、「廃棄物処理事業者に課された法律の縛り」というテーマで部内勉強会を開催しました。
 1.環境法の体系、2.廃棄物とは、3.(廃掃法各論)排出事業者、4.(廃掃法各論)収集運搬事業者、5.(廃掃法各論)行政指導・規制の実態、の大きく分けて5つのテーマに沿って講演が行われました。
 「1.環境法の体系」では、環境基本法までの成立や典型7公害、循環型社会形成推進基本法など環境に対しての法律の説明をして頂きました。
 「2.廃棄物とは」では、廃棄物の種類、廃掃法の変遷、一般廃棄物、産業廃棄物の違い、廃棄物の細分類、法が定める産廃20品目など、また初心に戻り勉強させて頂きました。
 「3.(廃掃法各論)排出事業者」では、排出事業者責任、処理基準・保管基準の順守・他人に処理を委託するには・委託契約書の締結・委託契約書の作り方・許可証の見方・許可番号の見方などについてお話し頂きました。
 「4.(廃掃法各論)収集運搬事業者」では、廃棄物処理業の許可・収集運搬業の分類・収集運搬業の許可・収集運搬業の積替え保管・収集運搬業の手続きの簡略化・産廃収集運搬車両の表示義務・マニフェストの記入例・電子マニフェスト・再委託・マニフェストの具体的流れ・マニフェストの交付義務・マニフェスト関連の罰則についてなど「3」のテーマに引き続き、現在携わっている仕事で必要な知識を再確認することができました。
 「5.(廃掃法各論)行政指導・規制の実態」では、産廃Gメンによる検問・建設解体現場調査・追跡調査・現地調査・許可の取り消しに到る欠格要件など、普段なかなか聞けないお話を聞くことができ、勉強になりました。特に印象に残っているのが、行政が行政処分聴聞通知書を交付する時には、全て調べ上げていて、その罰則からは優秀な弁護士を雇ったとしても逃れられないだろうということです。
 2時間の勉強会でしたが、とても短く感じ、忘れかけていた基本を改めて確認することができ、大変有意義な勉強会となりました。
(注)講師:元東京都環境局職員

(㈱ユーワ 越阪部紀子 記)

2012年10月26日(金)

関東地域協議会女性部会・東京産業廃棄物
協会女性部が「e-Lady21のつどい」を主催

講師の黒川氏講師の黒川氏 平成24年10月26日(金)、公益社団法人全国産業廃棄物連合会等が主催する「第11回産業廃棄物と環境を考える全国大会」がホテルニューオータニ(千代田区紀尾井町)で開催されました。これを機に埼玉県、千葉県、東京都の各産業廃棄物協会女性部会は、全国大会開催直前の同日午前10時より、同ホテル「鳳凰の間」において、感性アナリストの黒川伊保子氏をお招きし『女性もヒーローになる時代~男性にとっても女心を理解する絶好のチャンス~』と題する講演会及び昼食懇談会「e-Lady21のつどい」を開催しました。
 まず、主催者を代表し、当協会女性部の二木玲子部長より「平成16年に全国で初めて東産協に女性部が設立され、その後、その動きは千葉県、埼玉県にも広がり、今年は群馬県にも設立された。現在、元気がないこの国にあって、盛り立てるには女性のパワーが必要である。全国の会員の方々が集う本日の全国大会の開催を機会に、女性部としてイベントを催すことにした。」との挨拶がありました。
 次に、全国産業廃棄物連合会の石井邦夫会長が来賓として挨拶に立ち、「経済界は女性が少ない分野と言われているが、IMFの専務理事に就任したラガルド氏は初の女性トップとなった。先日、APECで女性リーダーが東京に集まり、『経済に於ける女性の役割』がフォーラムで議論されたが、ラガルド専務理事は、女性は日本を救えると、女性の社会参加の重要性を説いていた。女性の役割は重大である。今後のご活躍を期待している。」と述べられました。
 続いて黒川氏による講演が行われました。
 黒川氏は「市場の気分」を読み解く感性マーケティングの実践者であり、「男女脳論」の専門家、「ことばが脳にもたらす気分」の語感分析の専門家です。また、黒川氏は元々人工知能の研究者で、約30年前に当時の通産省の研究として、40年先の社会を見据えたロボットと人との生活において、いかにストレスなく、幸福になれるかの研究を行っていたそうです。研究をしていくうちに、「気持ち良いと思う言葉」と、「察して欲しいこと」が、男性と女性とでは違うことに気づいたそうです。
 このような経歴を持つ黒川氏の講演内容の概要は次のとおりです。
 まず、女性脳というのは、「積分脳」であり、察する天才(察することが主機能)であり、大切に思う対象については微細な変化も見逃さず、本人も気づいていないうちに対応していることもある。これは、子育てのために備わった機能で、目の前の子どもの変化を見逃さず、子供の看病をきっかけに「昔、母がしてくれたこと」や、「ママ友に教わった緊急時連絡先」など過去の記憶を数珠つなぎに0.6秒ほどで一気に展開できるそうです。
 対して男性脳は、「察しない天才」であり、目の前の感情を察すると気になってしまい、判断が鈍るので、原始時代なら「足を踏み外して崖から落ちそうになったり」、「マンモスに踏みつぶされたり」する恐れがある。そのため、男性は「鈍感」な方が有利なのだそうです。それ故、「目の前のことに頓着せず、思いを察して動揺することもなく、普遍の仕事を成し遂げるゴール指向型」が男性脳であるそうです。
 この違いゆえに、男性から女性に対してかけた言葉が女性の気に食わなかったり、女性から男性に話すことが通じなかったり、という悲劇があるということが理解できました。
 対策としては、男性は女性の言葉を一度「反復」すると、女性の共感を呼ぶそうです。例えば、奥さんが「最近、腰が痛い。」と言います。それに対して「それなら早く医者に行け。」というのは×だそうで、まず「腰が痛いのか。」と反復するのが正解だそうです。そして「心配だから、早く医者に行ってくれよ。」と言えれば上級だそうです。そして、「察せなかったことを先に謝ってみて下さい、天地ほどに結果が違います!」とのこと。
 女性から男性への話し方として良いのは、男性は「ゴール指向型」の脳なので、ポイントがあるとわかりやすいそうです。例えば、「この仕事の結果はこうなりました、その理由は3つあります。」とか、「この話にはポイントが一つある。」などだそうです。
 続いて男女脳の違いを理解したうえで、7という数字の不思議のお話が続きます。ヒトというのは、7年で飽きる動物で、離婚や転職決心なども7年が不思議に多い、その倍の14年、21年……。とまた多くなり、流行もそのスパンで変わるそうです。ただし、大衆感性には周期があり、世の中の現象が真逆になるのは7年×4回=28年かかり、7年では真逆にならない。そして、その28年の倍の56年前の世相をお手本にして時相を見ることができるそうです。その例として、黒川氏は、以前から政界大編成が今年か来年になると予測していて、来年はヒーローが出てくる時代だそうです。
 産業界の構造自体が男性的であり、女性的ではありません。女性脳というのは、そこでは異端児になる。しかし、異端児こそ新しい伝説が作れます、女性がそれまでの世界を変えていく。笑われてもけなされても、今は、違うものは違うといった方が勝ちです、とのこと。
 「女性は、大切に思うものの微細な変化も見逃さず、本人も気づいていない内に対応している素晴らしい感性の持ち主。女性を大切にしている会社は業績を伸ばしているし、女性はいるだけで価値があるのです、女性もヒーローになって、伝説を作ってください!」とエールをいただき講演は終了となりました。
 約40分間の昼食懇談会をはさみ、最後に、埼玉県産業廃棄物協会女性部会の徳原昭子部会長、千葉県産業廃棄物協会女性部会の宮内美津子部会長からご挨拶をいただき閉会となりました。

講師を囲んで主催者集合講師を囲んで主催者集合

 当日は当初の募集人員を大幅に上回る200名以上の方にご聴講いただき、誠に有難うございました。関東地域協議会女性部会一同よりあらためて御礼申し上げます。
(恵比寿産業㈱ 方城寿代 記)

2012年7月6日(金)~7日(土)

『持続可能なエネルギー利用を学ぶ』研修会

7月6日(金)から7日(土)にかけて、山梨県北杜市にある「北杜サイト太陽光発電所」 「北杜市村山六ケ村堰水力発電所」「北杜市内森林整備現場」「山下産業株式会社(木質バイオマス再資源化施設)」 「白州(はくしゅう)・尾白(おじら)の森名水公園べるが」の視察・研修 を行いました。

北杜サイト太陽光発電所記念碑前にて北杜サイト太陽光発電所記念碑前にて

 新宿からバスに乗り、私達はまず北杜サイト太陽光発電所に向かいました。
 日照時間が日本一の北杜市で、国内外9カ国より27種類の先進的な太陽電池を導入しての発電特性の評価、また、世界初となる複数の系統安定化技術を具備した国内最大のパワーコンディショナを開発・試験・評価しています。
 あいにくの天気でしたが、展望台に上り全体を見渡しました。様々な大きさや色、角度の違うパネルが一面に広がり、どのパネル(メーカ)が一番太陽光発電に適しているのか興味が湧きましたが、個別の数値は公表されていませんでした。環境負荷が少なく、無尽蔵の太陽光エネルギーは、今後ますます実用化・普及促 進が期待されますが、曇りや雨の日、蓄電技術の向上、敷地の確保等、問題は残っています。
 北杜市到着より同行して頂いた山梨県に本社をおく山下産業㈱の山下栄雄社長の計らいで、地元の美味しいお蕎麦を頂き、村山六ケ村堰水力発電所(クリーンでんでん)へ向かいました。そこでは北杜市観光課の坂本様が小水力発電についてお話下さいました。
 地域住民の理解や水利権が絡み、地域依存度が大きい小水力発電において、官民が協力して行った事業で、「新エネ百選」の選定や「地球温暖化防止活動環境大臣表彰」を受賞するなど、積極的な取り組みが評価されています。
 本来、一般河川から水流を取り発電することは禁止されていることや、台風の時期は水が濁り、タービンを傷付けるため発電を止めざるを得ないといった事情が水力発電の発展を妨げているようですが、北杜市では水利権を土地改良区が持っているため、事業が進んでいるそうです。
北杜市村山六ヶ村堰水力発電所視察北杜市村山六ヶ村堰水力発電所視察 1本の川から4か所の発電所を建設し、そこから得られる電力は年間約7千MWhで、北杜市世帯の約10%の年間電力消費に相当します。水路の水の全てを水力発電に使用するのではなく、途中の田畑に影響のないよう1分間に0.5㎥の水を使用し、発電後は、また水路に戻すため水路の水量は変わらないとのことでした。
 豊かな自然と山に囲まれ高低差のある北杜市の地形だから、少量の水で発電することが可能なようです。発電所を実際に見学させて頂き、細い水路で4か所から発電出来ることに驚きを隠せませんでした。
 研修会2日目は、木質バイオマス再資源化施設の山下産業㈱を見学させて頂き、前日からお世話になっている山下社長にお話をお伺いしました。
 搬入された木くずは樹種選別・処理し、原木、製材品、広葉樹チップ、針葉樹チップ、有機堆肥原料になります。広葉樹と針葉樹とでは、使用用途が違うため出荷先を分けているそうです。広葉樹は繊維質が多く採取されることから、主に高品質紙の原料に、針葉樹は包装紙やティッシュペーパーの原料となります。牧場の敷わらに以前はふるい下を使っていましたが、建設系のふるい下が使われるようになってきたそうです。動物達は天然の木の方が居心地は良いと思いますが。
 余談ですが、山下産業㈱の敷地には沢山の紫陽花がとてもきれいに咲いていました。先代が植えられているそうですが、心が和みました。
 山下産業㈱を後にし、名水・森・人をテーマとした白州・尾白の森名水公園「べるが」で木のクラフト体験をしました。材料は椚、桜、栗の木を使用しており、11月に山に入り2年後に使う材料を取って来るそうです。松ぼっくりなどは煮沸消毒をし、虫がわかないようにしているようです。ご用意頂いたキットで色々な動物を楽しみながら作ることが出来ました。
 今回の研修会2日間で、北杜市の自然エネルギーを学び、自然と触れ合い、参加された部員の廃棄物や環境に対する思いを聞くことが出来、有意義な時間を過ごせました。
 また、山下産業㈱の方々にはとてもお世話になり感謝の気持ちで一杯です。
 帰りの車中で太陽に虹が掛かり、明るく前向きな気持ちで終わることが出来ました。

(高俊興業㈱ 森田珠真子 記)

2012年6月21日(木)

『持続可能なエネルギー利用を学ぶ』
研修会に向けて事前勉強会を実施

6月21日(木)午後3時より協会会議室にて、7月6日(金)・7日(土)に実施する『持続可能なエネルギー利用を学ぶ』研修会(於:山梨県北杜市)の事前勉強会が開催されました。 勉強会の内容は以下のとおりです。

● 『持続可能なエネルギー利用を学ぶ』 研修会の概要説明
 研修会担当幹事より、研修会行程及び視察先の各施設等について説明を受けま した。

● 講演「再生可能エネルギーの可能性と事業者の節エネ対策」
朝倉氏 日報ビジネス㈱の浅倉孝郎氏(『地球温暖化』『月刊廃棄物』編集記者)を講師にお迎えし、研修会テーマと温暖化防止対策等について講話をいただきました。
 講話内容は、天然資源の減少と温暖化により、自然環境の破壊、異常気象による海面や温度の上昇、熱帯性の病気の発生などがあげられるとして、再生可能エネルギー化が必至であること、企業の在り方については、節エネ、省エネを進めるためには部署任せにせず、責任者を決めて全員で目標を立てる、家庭では太陽光発電、蛍光灯の間引き、こまめにスイッチを切る、LEDへの交換、屋上緑化、クールビズなど、日常的な継続が大切である、というものでした。講演終了後の質疑応答では、いくつかの質問があがっていましたが、ライフスタイルを変えることで地球温暖化が救えるか、との質問に対し、「うち水、簾、植物(気化熱)、風鈴等、江戸のくらしに学んでみては。」とのアドバイスをいただき、忘れていた視点に気づかされました。

● 「事業所・家庭における節電・省エネ対策」に関する情報交換会

発表者:加藤商事㈱ 奥 彩 部員
 太陽光発電システムの導入からクールビズまで、節エネ、省エネを組織全体で進めていることで、節電に対する意識が変わったとのことでした。今後の実績結果が期待されます。

発表者:高俊興業㈱ 森田珠真子 部員
 部内で実施した「事業所・家庭における節電・省エネ対策事例」に関するアンケート結果の報告と「エコライフチェックCO2換算例」の紹介があり、自社プラント等で取り組まれているCO2削減活動プロジェクトの成果については、ブナの木の植林数に置き換えた数字を示すなど、削減効果がイメージしやすい報告でした。

 当日は、温暖化の影響か、くしくも6月としては8年ぶりに台風が上陸した直後でした。出席者に問題意識の高さが窺えた勉強会であり、ライフスタイルを見直し、節電・省エネを暮らしに生かすことの重要性について再認識する機会を得ることが出来ました。

(㈱第一建設 伏見幸江 記)

2012年4月19日(木)

第8回定時総会開く
都環境局・木村部長が「産業廃棄物行政の今後の課題」で講演

平成24年4月19日(木)14時30分より、女性部第8回定時総会が協会会議室にて行われた。部員30名全員が出席(内委任状8名)。過半数を超えており、総会は有効に成立した。

 まず、協会の古川専務理事よりご挨拶があり、お話の中で女性部には大変期待をしているとの有り難いお言葉を頂いた。東京都環境局の廃棄物対策部長も女性部には期待をしてくださっているということで、業界のイメージアップのためにも頑張って欲しいとのお話だった。女性ならではの取り組みが徐々に浸透し、認められてきていることはとても嬉しいことだ。
 引き続き、女性部の二木部長から今年度の女性部の活動について「今、女性に求められる(期待される)ことが多くなってきており、そこにやりがいを感じられるようになっている。そのような中、今年の全産廃連等の主催する環境を考える全国大会が東京で開催されるので、その場で全国の廃棄物業界で働く女性との交流の場を持ちたい。」とのお話があった。全国から集まる方々とコミュニケーションをとることにより、多くの情報共有を行い、女性部の活動をより良いものにするため、今年は部員の方々にも全国大会へ向けて協力をお願いしたいとのことだった。
 二木部長の挨拶のあと、山下副部長が議長を務め、審議を行った。
 ・第1号議案 平成23年度事業報告承認の件
 ・第2号議案 平成23年度決算報告承認の件
 ・第3号議案 平成24年度事業計画案承認の件
 ・第4号議案 平成24年度予算案承認の件
 ・第5号議案 役員全員任期満了につき役員候補者選出の件
これらの議案について、満場一致で承認可決された。

 議事終了後、新役員に選出された方の挨拶があった。
 女性部にも若手が少しずつ入部しており、ベテランの方と若手の融合で今後の活動も更に有意義なものにしていきたいと思っている。
(白井エコセンター㈱ 木村英恵 記)

 総会終了後、「産業廃棄物行政の今後の課題」をテーマに、東京都環境局廃棄物対策部の木村尊彦部長を講師に迎えて、平成24年度最初の勉強会が開催された。
 勉強会では、3Rの促進、有害廃棄物・危険廃棄物等の適正処理、循環ビジネスの展開などについて、さまざまな事例を交えながら現状を分かり易くご説明いただくとともに、国や都の取組みや今後の展開といった、非常に有益な情報提供をしていただいた。
 なかでも小型電子機器からのレアメタル等金属資源の回収については、都が回収ボックスを設置する場合でも一般廃棄物処理業の許可が必要となること、オフィスビル等での委託契約、マニフェスト発行のあり方や産業廃棄物収集運搬業の許可の全国一本化などについて、現行制度上の課題や問題点について忌憚のないお話をされ、制度の改善には業界からの積極的な働きかけが不可欠であるとのご意見をいただいた。
 最後に、業界に向けた活動案として、廃棄物業界によりよい人材を集めるための広義で捉えた「環境ビジネス」という枠での合同就職説明会の開催や、処理施設のデコレーションといった業界の活性化やイメージアップのためのご提案をいただいた。
 他にも、CO2削減のための燃料評価や放射能管理など、廃棄物分野以外の課題にも言及され、1時間半という短い時間であったにも係らず、密度の濃い勉強会となった。
 木村部長の講話からは、全体を通じて行政と廃棄物業界がともに意見を出し合いながら協力し、よりよい廃棄物処理の仕組みを作りだしていこうとする熱い思いが溢れており、廃棄物業界の一員として非常に心強いものであった。
 また、業界団体として、循環型社会に貢献できるアイデアや制度の改善に対する提案を積極的にしていくことの重要性を改めて感じた。
 最後にお忙しいなか、貴重なお時間を割いていただいた木村部長に心からお礼を申しあげます。

((公財)東京都環境公社 斉田多恵子 記)

2012年3月15日(木)

熱回収施設設置者認定
㈱クレハ環境 かながわ事業所の見学会を実施

阿部部長と小野営業所長と共に阿部部長と小野営業所長と共に

 平成24年3月15日(木)、女性部は株式会社クレハ環境・かながわ事業所(川崎市内)の焼却施設見学を行いました。同社は1971年より福島県いわき市に本社をかまえ、主に特別管理産業廃棄物等の廃棄物収集運搬、焼却処理を中心事業として行っている企業です。今回の見学場所である川崎市内の事業所は、2010年に財団法人かながわ廃棄物処理事業団より事業を継承し、同年に「株式会社クレハ環境 かながわ事業所」としてスタートされました。
阿部部長より説明を受ける阿部部長より説明を受ける 施設見学当日は営業二部長 阿部裕之様、かながわ営業所長 小野康弘様のお二方よりご説明を頂きました。実際の施設見学前に同社と当該施設についての概 要をお話し頂いたのち、部員は二班に分かれて工場内を見学致しました。
 幅広く廃棄物に対応するために、同施設ではキルンストーカ炉と流動床炉が設置されており、また前処理工程においてはアルミ、鉄の自動選別がなされます。さらに施設での廃熱利用によるサーマルリサイクル発電量は、なんと最大で4,800kWもの熱量になり、発電した熱はセンター内で有効活用、余剰分は電力会社に売却しており、川崎市より「熱回収施設設置者認定」も受けています。
 また、いわきの施設では高温分解において『国の基準より厳しい独自の基準』を設けて業務を実施しています。特に熱分解技術に優れ、ダイオキシン類やフッ素、医療廃棄物、微量PCB等の有害物質を分解することが可能です。
 悩みは、焼却後の灰を埋め立てる際の処分費が高騰している点で「お客様には安くはない額を支払って頂いているので相応のサービスが出来るように努力する所存」と熱く話されていました。適正に処理するための費用として、お客様の理解が得られるように誠意をもってしっかりと説明していきたいとのことです。
 同社工場見学の案内は雑誌『工場見学』『工場 & 社会科見学』にも掲載されています。「顧客はもちろん、一般の方にも廃棄物の適正処理に関する理解を深めてもらいたい」との願いがこめられています。
 本社工場についてもお話を頂戴したところ、同工場は海岸線より2kmの地域にあり、昨年の東北地方太平洋沖地震での津波による直接的被害は無かったものの地震による影響により操業を一時停止しましたが、地震発生から2週間でいち早く稼働を再開し、産業廃棄物の処理をスタートしました。
 また、難処理物についても、同工場での処理を積極的に行い被災地に貢献していきたいとのお話でした。

 廃棄物の適正処理に対しての姿勢や、顧客への対応等、施設の見学およびお話を聞かせて頂き、同社の皆さまの並々ならぬプロ意識の高さ、たゆまぬ努力の精神を感じました。品目は違えども、同じ廃棄物処理に携わる者として身の引き締まる思いがいたしました。
 このたびの施設見学会にご尽力くださった皆様に、心より御礼申し上げます。 (加藤商事㈱ 奥 彩 記)

2012年2月9日(木)

千葉県協会女性部会主催の関東地域交流会開く

 平成24年2月9日(木)午後2時より、三井ガーデンホテル千葉にて、社団法人千葉県産業廃棄物協会女性部会主催の平成23年度関東地域交流会・賀詞交歓会が開催されました。
 恒例となっている関東地域交流会とあって、顔なじみの方々とお会いでき、とても嬉しい気持ちで一杯になりました。主催者の千葉県産業廃棄物協会女性部会をはじめ、埼玉県産業廃棄物協会女性部会、また栃木県産業廃棄物協会からも女性会員の方々が参加され、当協会女性部からの参加者11名を含めて、総勢約40名 が一堂に会しました。
 交流会は、千葉県産業廃棄物協会女性部会の宮内美津子部会長の挨拶で幕を開け、同協会事務局長の柴澤孝一氏の講演「千葉県旭市での災害廃棄物への対応」へと続きました。
 柴澤事務局長からは、東日本大震災による千葉県内各地の人的被害をはじめ建物被害の状況が報告され、災害協定に基づく協会の支援と契約関係のフロー図、そして協会災害対策特別委員会の立ち上げ、協力体制の確立等についての説明がありました。災害協定「地震等大規模災害時における災害廃棄物の処理等に関す る協定」は、平成15年9月11日付、千葉県知事と協会会長間で取り交わされたそうです。
 講演を聞いているうちに、壮絶な被災現場の状況が目に浮かんできました。処理に携わった方々のご苦労に心より感謝いたします。そして、我々ができる支援、これからも起きうる大災害に向けて、万全な体制を構築する事の大切さを痛感いたしました。
 引き続き、賀詞交歓会は、和やかな雰囲気の中スタートしました。この様な交流会を通じ、『絆』を大切にしていきたいと決心いたしました。

(㈱クリエイト 吉田きく江 記)

2011年度

2011年12月15日(木)

『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』をテーマに勉強会

講師の「かたづけ士」小松氏講師の「かたづけ士」小松氏 平成23年12月15日(木)協会会議室において、日本初の「かたづけ士」として活躍されているスッキリ・ラボ代表の小松 易(やすし)氏を講師に迎え、小松氏の著書のタイトルでもある『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』をテーマに、年内最後の部内勉強会を開催した。 年末を迎え、会社内・自宅を片づけようと思っているタイミングでもあり、部員も皆真剣に小松氏の講演に聴き入っていた。
 小松氏は前職の建設会社で、現場における「片づけの重要性」を学び、その経験から誰しもが持っている「片づけ力」を引き出すことを信念として、現在は講演会・企業研修・カウンセリングにと活躍されている。

~ 片づけの極意 ~
■仕事が忙しく■片づける時間がないと■散らかってしまい■いつも探し物をしていて■仕事の効率が悪くなり■結局仕事が忙しい、という負のスパイラルにはまってしまう。では、どうすれば片づけられるか……。

片づけの極意とは:
 当たり前の動作として、無意識ではあるが、ついやってしまうような『習慣化』にすればよい。

 『習慣化』する為には、一度リセットし、片づけの意識を持ち行動に移す。そして、その行動とは、『整理(減らす)』・『整頓(場所を決める)』・『維持(続ける)』そして『習慣化』へとステップアップしていく事である。すぐ始める事、少しずつでも維持する事が、何よりも『習慣化』への近道になる。


 片づけは、仕事の効率だけでなく、お客様のため、会社のため、自分のために重要なことだと改めて感じた。「片づける」という事が、毎日歯を磨くように『習慣化』できれば、仕事の効率が最大限に上がり、会社の利益にもつながる。そして、その為に必要なものは「意識」であり「考え方」である。早速1つ目のステップ『整理をする』から始めてみようと思った部員も多いのではないか。
 最後に、有意義なお話しをお聞かせいただいた小松様ありがとうございました。

(㈱ティーエムハンズ 佐藤和子 記)

2011年11月17日(木)~18日(金)

「水俣環境学習・エコタウン見学」研修会

11月17日(木)~18日(金)の二日間で、水俣市立水俣病資料館、国立水俣病情報センター、JNC株式会社(旧チッソ)の見学会を行いました。

JNC株式会社(旧チッソ)前にてJNC株式会社(旧チッソ)前にて

 17日(木)午前9時過ぎに鹿児島空港に到着し、バスで熊本県環境センターへ向かいました。汚染された水俣湾の58 ヘクタールを埋立て、平成2年に完成した施設です。
 そこでは副館長に御説明頂きました。熊本県の400校の小学5年生が毎年環境授業を受けており、出張講座も行って いるそうです。以前は環境の専門家を講師に迎えていたそうですが、現在の講師は教師のOBだそうです。体験学習も盛り込み、小学生でも分かりやすく飽きないよう、遊び感覚で環境学習が行われています。資料や勉強教材が講師の手作りとの事でした。そうした中で環境教育を受けた子供達の環境に対する意識はとても高いようです。
 昭和31年、水俣湾にチッソの有機水銀を含む汚水が流されて水俣病が発生しましたが、水俣市立水俣病資料館では、「語り部」の前田さんによるお話をお伺いしました。3歳で急に歩けなくなる等の症状が出て小児性水俣病が発症したそうです。その為小学校への入学は10歳となり、リハビリをしながら 通学されたとのことでした。とても明るくお話頂きましたが、お話と壁に展示された資料とに涙する部員も少なくありませんでした。
熊本県環境センターにて熊本県環境センターにて 国立水俣病情報センター、水俣市立水俣病資料館を後にし、水俣病の原因企業であるJNC株式会社(旧チッソ)へ向かいました。広大な土地を持つJNC㈱では13の水力発電所を持ち、現在も自家発電を行っており、発電量の7割を九州電力へ売却するほどの電力 供給を行っています。世界の液晶市場の54%はJNC㈱の製品が使われていますが、肥料以外の製品は液体かパウダー状で出荷される為、企業名は出てきません。
JNC株式会社(旧チッソ)で説明を受けるJNC株式会社(旧チッソ)で説明を受ける そこではJNCサービス㈱の木戸さんにお話をお伺いしました。「公害を発生させた原因企業が、今なお水俣市に居るのは何故か?」とよく聞かれるそうです。各方面のスペシャリストが水俣 に集結し、水俣市や土地を誘地して下さった方々に恩返しをする為、また、特効薬の無い水俣病の今後も見て行かなくてはならないので、物を売って患者に生活費を保障しなくてはならないとの事でした。
 水俣病の認定や補償の裁判は長期化し最高裁の判決は2004年までかかりました。水俣病で多くの涙が流され、命や健康が失われましたが、水俣病の失敗を認め反省し、二度と繰り返さないようにしていく事が求められています。
 確かに日本の高度経済成長にチッソは貢献していたと思いますが、水俣病の発生から12年もの間、有機水銀を含む工場排水を流し続けていました。この事を受けその日の夕食時には、廃棄物の適正処理について、今後とも、排出事業者に対し強く訴えて行かなくてはならないとの声も上がり、廃棄物処理に携わる者としての意識を強く持ちました。
 末筆となりましたが、今回の研修旅行に御尽力下さった方々に深く御礼申し上げます。

(高俊興業㈱ 森田珠真子 記)

2011年10月20日(木)

「水俣環境学習・エコタウン見学」で事前勉強会
熊本県東京事務所次長の中山広海氏招く

 平成23年10月20日(木)、協会会議室において、女性部の勉強会が行われた。
 今回の勉強会は、きたる11月17日(木)~18日(金)に実施する「水俣環境学習・エコタウン見学」研修会に向けての事前勉強会として企画されたものである。
講師の中山熊本県東京事務所次長講師の中山熊本県東京事務所次長 講師は熊本県東京事務所次長の中山広海様である。水俣病と共に歩んできた熊本県水俣市の歴史を始めとし、水俣病の概要や今までの患者への対処、また水俣病と関わりの深い株式会社チッソ(現:JNC株式会社)の歩み、果ては環境モデル都市としての実績や取り組みの紹介等多岐に渡ってお話をお聞かせ頂いた。
 さらに、水俣病の蔓延により、当時は地域間の対立や就職や結婚への影響、魚が売れなくなるという産業への被害 などの胸の痛む話や、病気の判定が難しく、患者の方の苦労が多い等の実態に即した話も多く頂いた。
 誰もが知っている病ではあるが、前述のように歴史や対応策等の詳細な内容を知る機会に巡り合う事があまりなく、水俣病の爪痕を改めて認識する場となった。
 講演後には質疑応答の時間が設けられ、部会員から様々の質問が飛び交い、およそ2時間の勉強会の時間はあっと いう間に過ぎた。

 「水俣環境学習・エコタウン見学」研修会は1泊2日の日程で、様々な場所を見学してまわる。水俣市立水俣病資料館や国立水俣病情報センター、および株式会社チッソ(現:JNC株式会社)の見学時には、水俣病に関して学習する。また県環境センターや「みなまたエコタウン」では、環境モデル都市としての水俣市への知見を深め、さらに人吉城・資料館では市の歴史に触れるという、盛りだくさ んな2日間となっている。

 今回の事前勉強会で頂いたお話を活かし、研修会当日も引き続き学ぶ姿勢を崩さずに、しっかりとした気持ちで見学会に臨みたいと思う。貴重なお話をしてくださった熊本県東京事務所次長の中山広海様に改めて御礼申し上げたい。

(加藤商事㈱ 奥 彩 記)

2011年9月15日(木)

前回と同様に勉強会を開き
部員の自己紹介と自社の事業案内

 平成23年9月15日(木)、当日は9月にもかかわらず、真夏のような暑さの中、21名の部員が集まり、協会会議室において女性部の勉強会が行われた。内容は、前回に引き続き、自己紹介も兼ねた部員各社の事業案内である。
 登場する部員は、㈱東亜オイル興業所・羅暁燕さん、東京臨海リサイクルパワー㈱鶴岡公美子さん、中野運輸㈱松原美紀子さん、高俊興業㈱森田珠真子さん、加藤商事㈱奥彩さん、㈱フジ・トレーディング大羽敬子さんの6名。
 各社の事業概要や部員が担当している業務の内容、今の仕事に就いた経緯、将来のビジョン、社内での悩み等いろいろと知ることが出来た。各社15分の予定が多数質問も飛び交い、勉強会の時間はあっという間に過ぎた。
 今回の発表者は6名中4名が今年度入部された新入部員で、まだ数回しか顔を合わせた事の無い中での発表となり、とても緊張されている様子であった。
 それぞれ分野、立場は違えども、業界で働く女性同士、悩みを相談したり、情報を共有したりと意義ある女性部の活動となるよう今後も積極的に取り組んでいきたいと思う。
㈱東亜オイル興業所 羅さん㈱東亜オイル興業所 羅さん東京臨海リサイクルパワー㈱ 鶴岡さん東京臨海リサイクルパワー㈱ 鶴岡さん中野運輸㈱ 松原さん中野運輸㈱ 松原さん

高俊興業㈱ 森田さん高俊興業㈱ 森田さん加藤商事㈱ 奧さん加藤商事㈱ 奧さん㈱フジ・トレーディング 大羽さん㈱フジ・トレーディング 大羽さん

(リサイディアコーポレション㈱ 小野寺美加 記)

2011年7月21日(木)

部員の自己紹介と会社営業案内を行う
続いてグループ設け意見交換

 平成23年7月21日(木)、協会会議室において、女性部の勉強会が行われた。
 ここ数ヶ月女性部では部員数が増加傾向にあり(7月末現在29社30名)、特に若手社員の入部が増えている。ハツラツとしたエネルギーにあふれ、何とも頼もしい限りである。
 そこで新しい顔ぶれも増えてきたことから、今回から自己紹介を兼ねてシリーズで部員各社の営業案内を行うこととした。
 まず今回登場したのは、白井エコセンター㈱・木村英恵さん、㈱ティーエムハンズ・佐藤和子さん、㈱市川環境エンジニアリング・高野友理さん、㈱ユーワ・越阪部紀子さんの4名。
 各社とも専門分野が異なり、それぞれがユニークな取組みをされていて大変興味深い話が多かった。
 また続いて1班4人程度に分かれて意見交換会が行われた。これは前回、参加者に大変好評だったので引き続き企画されたもので、部員の日常業務の中での悩みや相談を事前に募集し、少人数で話し合うというもの。
  皆さん異業種ではあるが、よりよい会社にしていくための組織作りや組織運営については各社共通のようで、質問や議論が集中していた様子であった。
 今回の勉強会でも終始活発でかつ和やかに話し合いが行われ、皆さんの日頃の問題意識の高さが窺われた。
 部員の皆さんは、社内での立場や年齢などは様々だが、誠実に仕事をしたいと願う一人の人間として、真剣に議論をしている姿が印象的だった。
白井エコセンター㈱ 木村さん白井エコセンター㈱ 木村さん㈱ティーエムハンズ 佐藤さん㈱ティーエムハンズ 佐藤さん㈱市川環境エンジニアリング 高野さん㈱市川環境エンジニアリング 高野さん㈱ユーワ 越阪部さん㈱ユーワ 越阪部さん

(山下産業㈱ 平原由樹 記)

2011年6月16日(木)

「廃棄物業界における女性のキャリアの積み方」
をテーマに部員が経験談

 平成23年6月16日、午後3時より協会会議室において「廃棄物業界における女性のキャリアの積み方」をテーマに、部員の㈱第一建設の伏見さん、山下産業㈱の平原さんのお二人を講師に迎えての勉強会が開催されました。
 伏見さんからは、キャリアを積んで行く過程での視点の変化という点で、業界の変遷を織り交ぜながらお話をしていただきました。
 現在の伏見さんからは想像もつきませんが、第一建設のパート社員として入社してからの数年は、仕事への意欲が希薄で、自分はこのままパートで終わると思っていたそうです。
 時代は建設ラッシュを迎えていました。伏見さんは手探りの状態で配車や設備投資、組織等、社内のあらゆることに 携わることになります。「体力も知識もないのに、ひたすら走り続けるような状況が続いてきた。」とのことでした。
 ご本人曰く後悔と反省の連続だったそうですが、「現在まで仕事を続けてこられたのは、どんな状況でも逃げずにやってきたこと。」という力強い言葉が印象的でした。
 続いて平原さんから、活気ある職場とは何かを中心に、お客様とのトラブル・苦情や職場の問題をどのように乗り越えていったのかを具体的にお話いただきました。
 平原さんが大学卒業後に携わった会社は、社員一人ひとりが新しいことにチャレンジすることを奨励し、失敗しても「そこから何かを学び、全員で共有しよう!」という気風があったそうです。新しい発想で様々な提案をしやすい環境であったため、お客様とのトラブルや苦情 も新たな取り組みの契機とし、新たな問題解決のためのサービス提案を行うことに心がけることができたそうです。
 また、奇しくもお二人のお話で共通していたことは、頼りにし、期待していた部下に突然去られてしまうという点で、これに対しお二人は、相手を責めることなく、自らを深く見つめて反省することで、社内のコミュニケーションを改善することに繋げていきます。
 お二人の話から、失敗から目を背けず、原因を掘り下げていくことで、マイナスをプラスに転じていく強さと行動力を感じました。
 続くグループ別討論もお二人の話の影響を受け、非常に活発なものとなりまし た。女性部には経営者から社員の方まで様々な立場の方がいらっしゃいます。「仕事へのモチベーションを高めるには」「社内での情報共有の仕方」「人材教育」など様々な視点から活発な意見交換が行われており、議論が尽きない様子が印象的でした。

(㈶東京都環境整備公社 斉田多恵子 記)

2011年5月19日(木)

東日本大震災の被災者に向けた
黙とうで始まった女性部定時総会

今後の活動方針を示す二木部長今後の活動方針を示す二木部長 平成23年5月19日(木)午後2時30分より、協会会議室に於いて女性部第7回定時総会が開催されました。出席者は、部員28名に対し、23名(内委任状2名)あり、過半数を満たす出席のもと総会は有効に成立いたしました。
 まず、協会の古川専務理事よりご挨拶を頂き、環境省がとりまとめた東日本大震災に係る災害廃棄物処理のマスタープランの資料提供と説明、東日本大震災への義援金及びアースデイでの義援金、又、廃プラに対する部員からの情報提供のお願い等の説明を承りました。
 引き続き、二木部長より今年度の女性 部としての活動とあり方について、次のとおり報告がありました。「今年度は、通常、年度の最初に行う総会が5月になり、4月に青年部と合同のアースデイへの参加と共に、3月に起こった東日本大震災への義援金を募る為、Tシャツとマグカップを販売する活動からスタートした異例の年でした。東日本大震災は、私達にとっても、初めて経験した大きな災害となりました。東北にある私たちの仲間の会社にも大きな被害を受けたと聞いています。しかし、そうした状況であっても、部員同士の密接な連絡網や助け合いがあり、改めて女性部員のつながりの固さを実感出来た事は、心強く頼もしいと実感しました。これからも、このつながり・女性部のネットワークを大事にし、今まで以上にこの『絆』を強化し、女性部の一員で良かったと思えるような部活動を提案し、長く一緒に同じ目標に向かって進んでまいりたいと考えております。東日本大震災は、まだまだ傷跡を残していますので、引き続き、私達が出来る事から協力していきましょう。」
 二木部長の挨拶の後、吉田幹事が議長を務め、

●第1号議案 平成22年度事業報告
●第2号議案 平成22年度決算報告
●第3号議案 平成23年度事業計画案承認の件
●第4号議案 平成23年度予算案承認の件

についての審議が行われ、いずれも満場一致で議案は承認可決されました。
 議事終了後、司会者より新入部員2名の紹介と、退部者2名についての報告があり、総会は閉会となりました。
 暫しの休憩をはさみ、東京都環境局廃棄物対策部産業廃棄物対策課の磐井指導係長及び渡部審査担当係長より、「第三者評価制度について」と「改正廃棄物処理法について」の研修を受け、全日程を終了いたしました。

(中野運輸㈱ 松原美紀子 記)

2011年4月23日(土)~24日(日)

アースデイ東京2011
~青年部と女性部が共同で復興支援活動~

 平成23年4月23日(土)、24日(日)の2日間、渋谷区代々木公園内に於いて「アースデイ東京2011」が開催されました。今年は青年部と女性部が共同で東日本大震災復興支援の義援金を募るブースを出展しました。青年部は昨年に引き続き2回目の出展 となり、ご家族等関係者を含め両日あわせて延べ68名が参加、女性部からは20名が参加しブースの運営などにあたりました。
 今回は青年部の皆さんとの共同活動という事もあり、いつもとは違った雰囲気を楽しみながら貴重な経験となりました。
ずらっと並んだ復興支援エコマグカップ荒天の土曜日 二木女性部部長とみんな笑顔で


第1日目:平成23年4月23日(土)
冷たい雨にも負けず!初のコラボ企画冷たい雨にも負けず!初のコラボ企画 あいにくの季節外れの冷たい雨と風の中、4月23日(土)、女性部として初めて「アースデイ東京」に参加しました。今回はもう一つ初の試みとして、青年部とのコラボレーションでの出展となりました。 そんな初めての出展内容の検討を進める中、3月11日に東日本大震災が発生し、その影響により出展内容を大幅に変更することになりました。そして出展内容は「チャリティーマグカップ」と「チャリティーTシャツ」の販売を通して得られた金額のうち原価を除いた利益を、震災により大きな被害を受けた地域の産業廃棄物 協会に役立てて頂くということになりました。
パネルでアピールパネルでアピール この「チャリティーマグカップ」は、ペットボトルの成型段階から発生する樹脂の端材を再利用した、エコなマグカップであると同時に、アースデイの会場においても、マイカップとして利用できるので大変便利です。アースデイの会場では、飲み物を購入する際は基本的にマイカップやマイ食器を持参し、持参していない場合は有償で借りることになっており、返却する際は簡単にきれいにする必要があります。当日も、早速このマグカップで一杯飲んできます、という来場者もいらっしゃいました。
来場者に趣旨説明来場者に趣旨説明 Tシャツは青年部からの提案で「ピンク」色。この桜色のTシャツを着た青年部と女性部の参加者でブースの周りは雨の中でも華やいでいました。Tシャツの表と、マグカップにはハートのロゴと「がんばろうニッポン!」の文字、Tシャツの後ろには手と手をつないだハートマークと「きずな」の文字。そんなTシャツを着た私たち女性部と青年部の参加者からも「きずな」が生まれ、Tシャツを買って頂いた方々、そして、その方々の義援金が渡るであろう先にも「きずな」が広まっていくような願いが感じられる一方で、実際に多くの青年部・女性部の参加者もTシャツやマグカップを買われていたことからも「きずな」を実感しました。
 残念ながら当日はほぼ一日中雨。私は個人的にほとんど毎年、開催期間のうち1日は来場していますが、いつも晴れの日に来場していたのか、まるでいつもとは異なる会場の人影の少なさに驚かされました。それでも来場した方々は大変熱心な方々が多いように思われました。また、いつもアースデイの会場に来場すると、 自分の普段接する機会が無いところで、多くの人々が地球のためにいろんな活動をしているということに感心しますが、今回の震災・津波という災害に続く、募金やチャリティー活動、節電、ボランティア活動への関心の高まりによって、このような様々な活動が注目をあび、広がっていくようなきっかけになるような感 じがしました。
 そんな人々の希望を象徴するかのように、23日の閉場間近、雨上がりの空には虹がかかっていました。

(㈱市川環境エンジニアリング 高野友理 記)


第2日目:平成23年4月24日(日)
晴天の日曜日 濱松青年部部長を囲んで晴天の日曜日 濱松青年部部長を囲んで 二日目は初日とは打って変わって天気にも恵まれ、初夏の暑さの中全員が協力し合いブースの運営に参加しました。各団体や企業がそれぞれの特色を生かしたブースを出展し、環境や動物保護などを取り上げていました。今年は3月11日の大震災があったという事で義援金を募るブースや福島原発の周辺などの動物達の 現状を知らせるブースなどもありました。
 では、参加された女性部の皆様からの感想を紹介したいと思います。
「ご協力ありがとうございます」「ご協力ありがとうございます」 「土曜日、ピンクのTシャツを着たまま帰ったのですが、途中で会った方がTシャツを購入してくれました。」(山下副部長)、 「青年部とのコラボは新鮮な気持ちで一日を送る事が出来ました」(伏見さん)、「関心を持つ事、参加する事の大切さを改め て思いました」(大羽さん)、「色々な団体が様々な活動に取り組んでいるのを見るのも楽しいものです」(野村副部長)、「今 世の中で何が起こっているのか、何が問題なのかを考えさせられるよい機会で意味のある事だと思いました」(渡邉さん)、など色々な感想がありました。
アースデイコンサートでアースデイコンサートで 子供からお年寄り、日本の方から外国の方々沢山の関心の中アースデイに参加し、今何をするべきなのか、何が求められているのかを深く考えさせられる日でした。この様な機会を得て青年部との交流が持てた事に新しい発見があったような気がします。その新しい発見を今後の活動に生かせたらいいなと思いました。

(㈱ユーワ 温井貴子 記)

2011年2月10日(木)

埼玉県産業廃棄物協会女性部会主催
関東地域交流会・賀詞交歓会に参加して

 平成23年2月10日㈭、大宮サンパレスにて埼玉県産業廃棄物協会女性部会主催の関東地域交流会・賀詞交歓会が開催されました。
(右)埼玉県産業廃棄物協会女性部会会長・徳原様 (中央)当協会女性部 二木部長 (左)千葉県産業廃棄物協会女性部会長・宮内様(右)埼玉県産業廃棄物協会女性部会会長・徳原様 (中央)当協会女性部 二木部長 (左)千葉県産業廃棄物協会女性部会長・宮内様 会場は、「産廃女子」の熱気で溢れていました。主催者の埼玉県産業廃棄物協会女性部会をはじめ、千葉県産業廃棄物協会女性部会、また、茨城県産業廃棄物協会と栃木県産業廃棄物協会からもそれぞれ女性会員の方々が参加されました。当協会女性部からの参加者18名を含めて、総勢約40名が一堂に会しました。
 交流会は、埼玉県産業廃棄物協会女性部会の徳原昭子部会長の開会の挨拶で幕を開け、埼玉県環境部産業廃棄物指導課監視・指導担当主査の宮原正行氏の講演へと続きました。
宮原氏の講演風景宮原氏の講演風景 宮原氏は「改正廃棄物処理法について」というテーマで、今回の法改正を解りやすく解説して下さいました。また、埼玉県の環境に対する取り組みをはじめ、観光スポットやご当地グルメといった「彩の国」の魅力もご紹介下さり、埼玉県庁職員の方々の広報活動を重んじる姿勢にも感服しました。
 続いて当協会女性部二木部長から、この1年間に見聞きし、感じた産廃業界についてのお話がありました。次に埼玉県産業廃棄物協会の柴﨑猛夫専務理事の講話があり、およそ1時間半の交流会はなごやかなうちに終了しました。
賀詞交歓会会場の様子賀詞交歓会会場の様子 賀詞交歓会はフロアを移して行われました。円卓が並んだ会場では、会場入口で引いたクジの番号に従って着席をしました。
 主催者の徳原部会長のご挨拶に引き続いて、埼玉県産業廃棄物協会の松澤博三会長のご挨拶、そして来賓の方々の紹介へと続きました。乾杯後、各部の紹介や歓談、名刺交換といった和やかな雰囲気の中、会場内で一際目立っていた艶やかな着物姿の女性、講談士の神田蘭さんが講談を披露して下さいました。
 神田さんの楽しいお話に会場は笑いの渦で埋め尽くされ、産廃業界に吹いていた不景気風も、女性パワーと笑いの渦に、完全に飲み込まれてしまったようです。
 二木部長の今回の講話にあったように、日本の産業構造全体の急速な変化に伴い、産業廃棄物業界も転換を迫られています。

 そういった新しい時代の潮流の中で、流れに飲み込まれるのでもなく、抵抗するのではなく、女性ならではの柔軟な発想や視点、そして今回のこの交流会のように、つながりを大事にする姿勢が、この業界に今後最も求められていくあり方ではないか、そんなことを考えさせられる貴重なひと時でした。

( 渡邉 記)

2010年度

2010年12月16日(木)

映画「バスーラ」上映会・監督講演会 懇親会

 平成22年12月16日(木)日本ペイント株式会社東京研修センターにて、東京産業廃棄物協会の研修事業の一環として、協会女性部の運営・企画により、四ノ宮浩監督作品・映画*「BASURA(バスーラ)」(【バスーラ】とはタガログ語で「ごみ」を表す)の上映会と同監督による講演会を開催いたしました。当日の来場者数は144名と大勢の方々に御来場頂き、協会の古川専務理事の挨拶の後、約2時間にわたり「BASURA」を上映いたしました。

「BASURA(バスーラ)」:フィリピン・マニラ郊外の巨大なごみ捨て場の街「スモーキーマウンテン」で、ごみを拾って転売することを生業として暮らす子供、人々のドキュメンタリー映画

四ノ宮監督四ノ宮監督 この企画は女性部内で出た「BASURA」の話題から始まりました。何故、このような映画が製作されたのか。ある意味で廃棄物を取り扱う業界にいる私達と一致する部分があるのではないか。議論の結果、上映会を開催して多くの方々に観て頂こうということになりました。
 映画では、貧困の中で生活する人々の見せる笑顔がとても印象的でした。日本は物質的には豊かですが、精神的なもの、家族愛と言う面では「BASURA」の世界と比べてどうかなという想いに至りました。
 上映終了後20分間の休憩を挟み、四ノ宮浩監督による講演会「日本人が動いて愛と平和な世界に変える」を行いました。現地の状況を考えると、子供たちとすれ違いざま物乞いでもされるかと思っていたのに、笑顔で挨拶を返されたという監督のお話がとても印象に残っています。その後、監督への質疑応答を行い、来場者からの沢山の質問に一つ一つ丁寧にお答え頂きました。
四ノ宮監督を囲んで女性部一同四ノ宮監督を囲んで女性部一同 最後に二木女性部部長より、来場者の方々から当日お預かりした募金を監督にお渡し、研修会を終了しました。
 今回の研修会は、業界関係者以外の方々の参加も多く、産業廃棄物業界への関心を深めて頂いたことに加え、色々な方に色々な想いを抱いて頂けたのではないかと考えています。これまでとは違った角度から廃棄物の世界に一石を投じることが出来たのではないでしょうか。

(越阪部 記)

2010年10月16日(土)
環境活動

国立市「第12回環境フェスタくにたち」出展

 10月16日(日)、国立市が主催する「第12回環境フェスタくにたち」が国立市役所近辺の会場で開催され、大盛況のうちに終了しました。当日は晴天に恵まれて温かい日差しの中で、50を超える企業や団体が出展、子どもたちの環境ポスター展や家具衣類のリサイクル販売や自転車の無料点検、絵本交換会や模擬店などさまざまなエコな催しがありました。
 私たち女性部は『廃油でキャンドル作り』を実演し、ブースに寄った子どもたちに体験してもらいました。中には「もう1回!」と足を運んで来た子もいましたし、友達を連れてきてくれた子もいました。完成したキャンドルはお土産として子どもたちに持ち帰ってもらい、また、キャンドル作りは家庭でも簡単にできるので、親御様には作り方のレシピを配布いたしました。楽しそうに体験している子どもたちを前に、私自身もそうですが、日々の生活の中で、エコを意識した行動が一人一人できるようになったらなと感じた次第です。
 今回使用した廃油は、使用期限切れの食用油でしたが、ご家庭で作る際は、揚げ物をした後に残った油が使えます。揚げた物によっては、多少臭いが残りますが、廃棄物として捨てるよりはキャンドルとして有効利用できますし、子どもたちと一緒にエコについて考える時間がもてるかと思います。
 今、地球環境保護のために、一人一人の意識付けと意識改革が重要になってきています。今年の女性部としての環境イベントはこれにて終了になりますが、また来年、『廃油でキャンドル作り』を通して、女性部の活動のアピールと、更には地域のみなさまに私たちのエコビジネスを知っていただければ幸いに思います。今年の冬至は12月22日、みなさんもご家庭や公共施設で仲間や大切な人とキャンドルナイトを楽しんでみてはいかがでしょうか。
環境フェスタの女性部活動状況アラカルト環境フェスタの女性部活動状況アラカルト

(森 記)

2010年9月16日(木)
勉強会

文京学院大学学生との意見交換会

 平成22年9月16日(木)午後2時から約3時間にわたり、埼玉県ふじみ野市にある文京学院大学ふじみ野キャンパスにて女性部勉強会を開催しました。今回は講師を招いてではなく、以前勉強会の講師としてお招きした文京学院大学人間学部准教授中山先生のゼミの学生の皆さんと意見交換会という形でディスカッションを行いました。参加者は併せて26名でした。
中山人間学部准教授ゼミの学生さん達と共に中山人間学部准教授ゼミの学生さん達と共に 第1部は『廃棄物処理業界で働く女性』というテーマで、野村副部長(株式会社 東京クリアセンター)が講演を行いました。「昔一人で会社にて留守番をしていた時に、お客様より、まだ廃棄物の回収に来ていないが、と催促の電話連絡をうけ、自分は運転免許が無かった為に徒歩で駆けつけた。」というようなエピソードを織り交ぜながらお話をされ、最後に「中途入社で経理として入社したはずが、収集運搬と営業以外は全て経験させて頂いた。全てを経験させてくれた上司、会社があってこそ今の自分がいる。廃棄物をやっていてよかったと思える会社にしていかなければと思っている。」と語り、講演を閉めました。
 引き続き、部員の平原さん(山下産業株式会社)、松下さん(有明興業株式会社)、森さん(高俊興業株式会社)が、各企業の紹介と『産業廃棄物とは?』についての説明を行いました。
グループに分けたディスカッショングループに分けたディスカッション その後、グループに分かれ、別室にて『廃棄物業界に対するイメージ』『将来の廃棄物処理業界のあり方』というテーマでグループディスカッションに入り、各グループの代表者がその結果について発表を行いました。業界というより、廃棄物のイメージは、やはり暗い、汚い、臭いというマイナスイメージを持っている学生さんがほとんどでしたが、「女性部の皆さんのお話を伺い、ゴミをゴミと思わず商品と思っていかないと明るい地球はない…。」などの意見も多数上がりました。
 第2部は学生の皆さんによるゼミの活動報告ということで、5つのグループの発表を伺いました。ゼミの皆さんは夏休みを利用して、日本各地、海外各地に行き、その目でいろんなことを見て、体験してくるという事です。1つめのグループは、キャンドルナイトへのイベント参加についてでした。地元の商工会やNPO団体と一緒になり上福岡駅前広場にてキャンドルナイトのイベントを行ったそうです。
 2つめのグループからは、夏休みを利用してフィリピンにステイしたときの報告がありました。実際に現地に行き、現地の食べ物を食べて、現地の家族と交流を持ち、フィリピンの人と人とのつながりや家族の温かさを体験したそうです。また、有名なゴミの山を見る機会があり複雑な気持ちになったそうです。3つめは幼児向け環境教室での活動報告でした。自然と触れ合いながら自然とうまく付き合っていく事や、生物多様性についてや食物連鎖についてなどを学ぶそうです。
学生さんの活動状況発表風景学生さんの活動状況発表風景 4つめは『ウミガメとの出会い』という内容で、実際に屋久島にウミガメの産卵を見に行ったグループからの報告でした。屋久島では絶滅危惧種のウミガメの産卵が行われているのですが、人が捨てたごみや釣り針などが砂浜に上がり、産卵に来る亀の数が減ってきているそうです。最後のグループの報告は、同じ屋久島の廃棄物の現状についてでした。屋久島には現在も廃プラスチック類の廃棄物が野積されているそうです。廃棄物は宮崎県に運び処理をしたそうですが、3万円/tの運搬費がかかり7,000tは処理されましたが、あまりに高額な為、経済上中止されたそうです。
 今回この様な機会があり学生の皆さんと交流が持てたことは、とても新鮮で新しい発見があったような気がします。これからの廃棄物業界にも若い女性が増え色々なアイディアが生まれると、もっともっとイメージが変わっていくと思いました。

(温井 記)

2010年6月17日(木)
施設見学会

見学先:大谷清運株式会社、株式会社五十嵐商会

 平成22年6月17日(木)、真夏のような暑さの中で女性部メンバー17名は、大谷清運株式会社リサイクルプラントRE-BORN2010、株式会社五十嵐商会IGARASHI資源リサイクルセンターの施設見学を実施しました。
大谷清運株式会社 リサイクルプラントRE-BORN2010にて 私達は、舎人ライナー見沼代親水公園に集合し、その後大谷清運株式会社リサイクルプラントRE-BORN2010(東京都足立区)へ行きました。工場は、2010年3月にオープンしたということで車を降りた瞬間あまりのきれいさに大変驚きました。外観だけでなく、工場内はカラフルな設計と行き届いた清掃で「ここが中間処分場?!」と目を見張るほどです。また、従業員用のシャワールーム等もしっかり整備されており、女性ならではの配慮が行き届いています。
 回収してきたきれいなプラスチックは有価として売却、その他のプラスチックは今後ベルトコンベアで分別してRPFの原料とし、どれにも該当しないものはサーマルリサイクルをしていく予定です。
 二木社長の「リサイクルをしたい!資源化をしたい!」という強い思いで第二工場を建設、その強い思いを形にすべく現在RPFの試験運用をしています。
2010/6/17 施設見学会 見学先:大谷清運株式会社工場内風景 また雨水利用の屋上緑化、汚れや臭いがつきにくい塗料の採用、施設外周のこまめな清掃など周辺環境への配慮が至るところに感じられました。さらに工場内をいつでも近隣の皆さんに見て頂けるように見学通路を工場2階に設け、常にオープンな状態にしているそうです。近隣住民との良好な関係は、このような地道な努力の賜物であることを改めて実感しました。
 現在、リサイクル対象家電以外の家電に着目し、部品に何が含まれているのか、分解に要する時間はどの位なのかなど研究をしています。今後どんなリボーンがあるのか楽しみですね。

【施設概要】
許可品目:6品目(廃プラ、木くず、紙くず、繊維くず、金属、ガラス・コンクリート・陶磁器くず)
機械:破砕機、圧縮機、成形機



株式会社 五十嵐商会様にて 2010/6/17 施設見学会 見学先:株式会社五十嵐商会 リサイクルセンター内風景 続いて、株式会社五十嵐商会IGARASHI資源リサイクルセンター(東京都北区)へ行きました。周辺は工場地帯です。その中で食品残渣リサイクル施設とは思えないピンクのトレードマークの建物があります。このマークは五十嵐社長の強い希望だそうです。当初従業員から反対もありましたが、回収車を見てパン屋さんと思う子供もいて、イメージアップにつながっているようです。
 練馬区内約170箇所の小中学校や区老人施設などから平均約6t/日の回収をしています。回収してきた生ゴミ7:米ぬか3で機械に入れ、肥料を作ります。製品として合格しない肥料は破砕機で細かくし、生ゴミと一緒にまた機械に入れます。また、生ゴミを入れる容器の洗浄の際に出る生ゴミも機械に投入しており、廃棄物を一切出さないようにしています。
 製品としてできた肥料は、福岡のニラ業者、静岡の茶畑等で使われており、この肥料を使うと出来が断然良いとのことです。リヴァイブ練馬という粉状の肥料は、飼料としての使用も認められ、現在静岡の養鶏場でにわとりが食べています。そのにわとりが産んだ卵はアトピーの子供が食べてもかゆくならないととても人気があるそうで、卵1個110円。1度食べてみたいですね。
2010/6/17 施設見学会 見学先:株式会社五十嵐商会 リサイクルセンター内風景 臭気対策には市町村と同システムの直接燃焼脱臭方式を採用、騒音・振動対策は柱にパッキン、壁はグラスウールを二重にし、法的規制値以下に自主規制をすることにより、すぐそばのマンションへの配慮も万全です。

【施設概要】
生ゴミ一次処理プラント 最大処理能力:10.8t/日、処理時間:約15~17時間


 今回両施設の見学で、施設建設までの思い、近隣住民への思い、環境への思いを強く感じました。
 最後になりましたが、施設見学にご協力いただいた大谷清運、五十嵐商会の皆様誠にありがとうございました。心より御礼申し上げます。

(木村 記)

2010年5月14日(金)
環境問題勉強会 講師:文京学院大学人間学部准教授 中山智晴氏

テーマ:「台所から地球を考える」「生物多様性の保全について」

 平成22年5月14日(金)午後3時から約2時間にわたり、協会会議室において、今年度第1回目の部内勉強会を開催した。講師として、文京学院大学人間学部准教授(環境教育研究センター長・工学博士)の中山智晴先生をお迎えし、ご講演を頂いた。参加者は21名であった。
女性部勉強会風景女性部勉強会風景 今回の勉強会は、 「台所から地球を考える」というテーマで、「南北問題」「生物多様性」「ビオトープ」の3つのポイントから、お話していただきました。
 「物・自然・心の分配の不平等が、持続可能型社会の形成を困難にする。というお話では、具体例として先進国と発展途上国の真夜中の空の明るさを撮影した写真や、食糧不足で餓死してしまった幼い子供を狙うハゲタカの写真を見せていただきました。
 先進国にお腹をすかせた子供はいないというお話や、途上国の子供たちは早くから親元を離されて働きに行くなどの格差問題。携帯電話を作る部品の資源(Mg,Ag,Pt・・・など)のために森を追われるマウンテンゴリラ(655頭しかいない)などの環境問題について分かりやすくお話していただきました。
 講師を務めていただいた中山先生が在籍する文京学院大学の学生さん達は、「野生動物保護のため」という意識を持って、携帯をリサイクルに出しているそうです。中でも1番印象に残ったお話が、マングローブとエビの養殖のお話でした。
 1980年代に始まったエビ養殖ブーム以降、エビ養殖池の建設がマングローブ消失の最大の原因となり(この30年で半減)、そこで養殖されたエビも含めて、世界のエビの約3分の1を日本人が食しているということです。現地の人たちが書いた、「エビを片手にマングローブの林を荒らす日本人」の絵を見て、とても複雑な気持ちになりました。
 生物多様性維持のためには敵対や競争ではなく、自然に対する人間の働きかけがとても重要であるということや、「自然を元に戻す活動」のお話など、本当に大切なお話をたくさんしていただきました。
 今まで環境問題について、ここまで深く考える機会がなかったので、今回の勉強会に参加できたことをとても嬉しく感じます。また、これをきっかけに日本国内の問題だけでなく、海外の問題についても勉強していければと思いました。

(寺島 記)